第4話

可燃ゴミしかないのなら、この可燃ゴミを見過ごそう。


そして、階段を上っていく。


「静君。ちょっと待って!」


振り返ると二人が可燃ゴミを挟んで見せている。


「あっ、ごめんなさい。気が付きませんでした。」


そう言いながら二人のところまで下りていく。


可燃ゴミを袋に入れてもらいながら「やっぱり可燃ゴミ多いね。」


「そうですね。多いですね。」


そう言いながら小休憩。


二人とも汗を掻いている。


腋の下や胸の谷間が濡れていた。


白の半袖ポロシャツに二の腕まである手袋?


たぶん、日焼けしないようにだろう。


隣の奥さんは下はジャージの膝までのハーフパンツで、


裏の奥さんは、Gパンの膝までを着用していた。


真ん中にいた裏の奥さんが階段に座り込む。


それを見て隣の奥さんも座り込んだ。


タオルで汗を拭き、しばしの休憩。


裏の奥さんが靴紐を締め直していると、


腰から、パンツが顔を覗かせているではありませんか。


オレンジのパンツ。上下お揃いの下着なのだろう。


パンツのレース部分がハッキリ判った。


胸元をパタパタさせているのが後ろからでもよく判る。


パタパタさせてながら脇腹が見えていたが、オレンジ色の3cmぐらいの幅のパンツが見えている。


あの細さからいくと、姉貴の紫色のTバックが思い出された。


裏の奥さんはTバックなのだろう。


レースが両端にあるので布部分は1cmぐらいだろう。


(やっぱり、これってアプリの影響かなぁ?)


スマホを出してアプリを立ち上げるが゛現在使用中のため起動できません。″


どうやら、あの胸を揉んだり舐めたりまでは出来ないようだ。


(入力ミスしたようだ。でも夏で掃除ならこんな事が起こっても不思議じゃないよな。)


まだ、完全にはアプリを信用出来ていない。


ゴミ拾いを再開して、展望台のベンチに着いた。


展望台から見る景色は、そんなにいいものではない。


高層ビルが建ち並び、展望台より高いビルが多すぎる。


まあ、この展望台の位置も、そんなに高い標高ではないのもあるのだが。


境内を見ると、まだゴミ拾いをしている。


俺達は終わったので、奥さん二人がベンチを占領していた。


「まだ、下は終わってないですね。」


「ここで休憩してから戻りましょ。」


「ねぇ、静君。さっきの賭けで私が勝ったんだから肩ぐらい揉んでよ。」

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