第2話
町内会長と腕章に書かれている人のところに人が集まっていた。
近づくと、どうやら出席を確認しているようだ。
順番を待ち「5班の音無です。」
「はい。ごくろうさん。」
これで、家で怒られずに済む。
まだ、出席確認が続くようだったので、スマホを出して、URLを入力した。
入力が終わり、実行ボタンを押す。
画面が切り替わらないまま、ダウンロードし始めた。
終わらないダウンロード。
町内会長さんが挨拶をして、清掃作業が始まる。
ゴミ袋と、持ち手の長いトング?に軍手が支給された。
軍手して、袋に空気を入れ、ゴミが入りやすいように準備した。
「それでは、8時まで、よろしくお願いします。」
号令が掛かり清掃にかかる。
ダウンロードはまだ終わらない。
2GB。大丈夫だろうなぁ?
心配になりながらも、清掃していく。
3人一組で清掃作業らしい。
俺は、隣の家の若奥さんと、裏の家の奥さんの3人で、場所も決まっている。
本殿裏から階段を使って自然公園の展望台まで。
本殿裏付近にゴミが多い。
ゴミを拾っていて気がついたのだが、あのおばあさんはもういなかった。
道具を使ってゴミを拾っていく。
俺は可燃ゴミ担当。一番重たくなるゴミ担当。
隣の奥さんは、ビンカン担当。
裏の奥さんは、プラスチック担当になった。
とりあえず、本殿裏は綺麗になった。
裏の奥さんが、休憩してから残りをすることになり、
汗を拭きながら、スマホを取り出し操作した。
dream like application.
夢のようなアプリ?なんだこれは?
アイコンはDの頭文字。
アプリを立ち上げる前にデーター使用量の確認した。
あれだけ長いダウンロードしていたのに10kほどしか使われてなかった。
ホッとしたところで、アプリを立ち上げる。
最初に使用者登録。本名で登録した。
なぜ?本名なのか?聞いてくれるな。
友達?登録されていません。
ゲームしません。
ニックネームや仮の名など持ち合わせてなどいない。
ぼっちじゃないぞ!
ちゃんと、家族の番号に姉貴と使っている会話形式アプリは使ってる。
姉貴は看護学校の1年生。夏休みも実習らしく。休みがない。
姉貴の事はどうでもいい。
使用者登録を済ませてメイン画面になった。
使い方が解らない。
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