第5話 ステータスとエラー


大量の情報を手に入れた俺だが大きな問題が実は1つだけある。

それは、


「ステータス」


俺がそう唱えると目の前に透明なボードが出現する。

これはゲームやアニメでよくあるステータスボードであり、1この地球で誕生したシステムである。


大量の情報の中にステータスと新旧地球の情報があったのだ。

1度地球は何かしらが原因で終わりを迎え、新たに始まったということしか地球の情報はないのだがステータスに関してはもう少し情報があった。


1度見せた方が早いと思うので俺のを見せよう。



名前:視全 意玖魔

種族:人間


スキル一覧

・固有スキル 

・職業スキル

・通常スキル



これが今俺の目の前に出ているステータスボードである。

出現条件は1度自分に意識してステータスと唱えること。

1度出現してしまえばあとは自由に出したり消したりすることができる。

表記に関しては名前が使用者の名前。

種族は使用者の種族。

スキルは固有スキルが使用者だけのスキルであり才能によって出現が決まるスキル。

職業スキルが使用者の経験や才能、適正による職業のスキル。

通常スキルは使用者の経験や才能、適正によるスキル。

また普段はまとめられているため、スキルのカテゴリーをタップすると所持しているカテゴリーのスキルが表示される。


俺は自分の固有スキルをタップしてみる。


固有スキルを押したその時、


≪エラーが発生しました。繰り返します、エラーが発生しました≫


そう俺の脳内に声と警告音が響き渡る。

その瞬間、俺の視界がぼやけ始め急に力が抜けていき床にうつぶせに倒れる。

その後、俺の目は閉じ意識を失う。



≪…世界の1部を知る者が誕生しました。これにより世界をアップデートします…≫




どうやら俺は少しの間倒れていたようで昼前に起きていたはずが確認してみたら昼頃になっていた。

そして俺のステータスに変化が訪れていた。



名前:視全 意玖魔

種族:人間



繧ケ繧ュ繝ォ荳?隕ァ

・蝗コ譛峨せ繧ュ繝ォ 

・閨キ讌ュ

・騾壼クク繧ケ繧ュ繝ォ



何故か俺のスキルの箇所が全て文字化けしていたのだ。

勿論項目を押してみたりなど試せることはしたが無反応。

多分、倒れる前に聞こえたエラーが発生しているのだろう。

魂2個持ちがそれほどイレギュラーなのだろう。


俺はステータスボードを閉じ昼食を取りこの日はその後、日常と化してる怠惰な生活を送った。

これからどのようなことが始まるかはこの時の俺は知らずに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る