第8話 魔物狩り
魔物の脅威に晒されるフィーラの町を守るため、そしてアルレシアを助ける為、レッドは魔物を討伐する手助けをする事に。早速レッドはアルレシアやベイク隊長、そして何十という兵士たちと共に森へ向かった。当初、兵士たちの多くはレッドがドラゴンである事を疑っていたのだが、レッドは森に入って早々、リザードマン数匹を圧倒。その力を周囲に示して見せた。
「ふんふふんふ~ん♪」
今、魔物の討伐隊はレッドを先頭に森の奥へと進んでいた。最前列で鼻歌混じりに笑みを浮かべ、歩みを進めるレッドの姿は、傍目にはピクニックにでも来て浮かれた子供のように見えるだろう。だが、それを台無しにしているのが、血に塗れた彼の両腕。そして服や顔に飛び散った返り血の跡だ。
後ろを歩く兵士たちは、皆戸惑った様子でレッドの背中を見つめながらひそひそと話をしていた。
「な、なぁ。あの子供って、やっぱりドラゴンなんじゃ?」
「バカ言え……ッ!ドラゴンなんて、おとぎ話の生物だろ……っ!?」
「いやでも……ッ!あいつは素手で刃を握ったり、リザードマンの腹を貫いたり、頭を粉砕したんだぞ……ッ!?いくら亜人だからってこんなパワーもった亜人種がいるのかよ……っ!?」
「うっ、そ、それは……」
話をしていた兵士の1人は、相手の言葉に答えられなかった。
人とは異なる亜人種。その中には一般的な人族の者よりもパワーや体格に優れた種族も居る。しかしだからと言って、素手でリザードマンを倒せる種族など彼には見当がつかなかった。
「ほ、本当にあのガキが、ドラゴンなのか?」
彼は未だに疑いを持った目で、レッドの背中を見つめていた。
≪う~ん。まだ僕がドラゴンだって信じてくれる人は少ないな~≫
そんな彼らの会話は、もちろんレッドの優れた聴力でもって聞かれていた。
≪やっぱりもっと凄い魔法とか見せたら信じてくれるかな~?いっそ口から炎を。……あ、ダメだ。森で炎を吐いたら火事になる、って前お父さんとお母さんに怒られたっけ。じゃあ、氷魔法とか?凍らせるだけなら大丈夫かな?≫
未だに自分がドラゴンであると信じれ貰えない事に、若干の不満を感じつつ、レッドは『次の魔物と戦う時はどう戦おう?』と考えながら歩みを進めていた。
と、その時。
「ッ」
レッドの五感が、近づいてくる新たな気配を捉えた。レッドはすぐさま足を止め、姿勢を僅かに低くする。
「レッド様、敵、ですか?」
足を止めた彼にアルレシアが緊張した様子で声を掛けた。彼女も、レッドの動作から彼が敵の気配を感じ取ったのでは?と判断し、確認のために声を掛けたのだ。
「うん。前方から何か来る。数は、5匹」
「ッ!総員、戦闘態勢っ!」
レッドの声を聴いたベイクが即座に指示を飛ばした。すぐさま兵士たちは武器を構え、周囲を警戒する。と、その時。
レッド等の正面の茂みをへし折りながら人の3倍はある大きな影が姿を現した。
「ッ!オークだっ!」
現れたのは、豚顔に肥満体を思わせる巨大な体が特徴的な魔物、『オーク』だった。そのオークの手には、木から削り出して作られたような、粗雑なこん棒が握られていた。数はレッドの言葉通り5匹。
『グォッ?』
そしてオークたちもレッドやアルレシア達に気づいたようだ。するとオークたちは揃って醜い笑みを浮かべた。まるで『獲物を見つけたぞ』と言わんばかりに。
しかしこの場にあって獲物となるのは、オークたちの方だった。
「うぅぅぅぅぅっ!!」
レッドは、両手を胸の前で突き合わせながらその間に、魔力を収束していた。
『グッ?』
「な、何だっ!?」
突然のレッドの行動にオークたちは困惑した様子で動きを止め、ベイクも驚いて声を上げる。
「行っけぇぇぇっ!≪アブソリュートゼロ≫ッ!!」
レッドは魔法の名を叫びながら、その魔法を発動させた。すると彼の両手から凄まじい冷気が前方に放射された。
それは、あらゆる物を凍てつかせる絶対零度の冷気だった。放たれた冷気が、木を、大地を、全てを凍てつかせながらオークたちに襲い掛かった。そして、オークたちは何もできなかった。後退も、反撃も、防御も、何も。
『ピギィ、イィ、イ………』
ただ無様に冷気に飲み込まれ、物言わぬ氷の彫像になる事しか出来なかった。
「ふぅ」
オークたちが完全に動かなくなったのを確認すると、レッドは魔力の放出を止めた。
「な、なっ」
「うそ、だろっ?」
そしてレッドの後ろにいた兵士たちは、目の前の光景に愕然としていた。
オークも、木も、大地も、全てが凍り付いたその光景は、幻想的でありながらも恐ろしかった。容易く命を奪う冷気と、アブソリュートゼロによって冷えた空気の冷たさによって、兵士たちは二重の意味で体を震わせた。
しかし、そんな事などつゆ知らずのレッドはというと……。
「よ~しっ!ねぇねぇ~!お姉ちゃん見てた~!また僕やったよ~!」
まるで、褒めてもらう事を期待する子供のように無邪気にはしゃいでいた。
「そ、そうですね~。偉いですよ~」
「わ~~いっ!えへへ~!」
アルレシアは、相変わらず出鱈目な力を振るうレッドに半ば苦笑しつつも彼の働きを労うために、そう言って彼を誉めた。レッドはその言葉を聞くと、尻尾を振りながら嬉しそうに笑みを浮かべていた。そしてそんな彼を見ていた兵士たちはというと……。
「お、おいっ、何だよさっきの魔法っ。あんなのあるのか……っ!?」
「俺が知るかよ……っ!でも、確か氷属性の高等魔法に、あんなのがあるって、聞いた事があるような……」
「ッ!マジかよ……ッ!」
兵士たちは、いともたやすく高等魔法のアブソリュートゼロを放ったレッドに対し畏怖さえ覚え始めていた。
そしてそれはベイクも同じだった。
≪……本当に、末恐ろしい限りだ≫
彼はレッドの姿を見ながら、冷や汗を流していた。そして彼は徐に視線を凍り付いたオークたちに向けた。
≪あれほどの高威力の魔法を、詠唱無しで発動した。それにリザードマンを一撃で倒す程のパワーもある。素手で刃を掴んでも傷すら追わない頑丈な皮膚。人の姿を取っているとは言え、やはりドラゴンか。その力は、人間の常識の外にある≫
ベイクは改めてレッドが規格外の存在である事を再確認しつつも、彼を警戒していた。
≪上手く立ち回らなければな。あいつを怒らせたら、確実にフィーラの町は終わりだ。そうならないように、俺も出来るだけのことはしないと≫
ベイクは考えていた。どうすればレッドの機嫌を損ねずに上手く協力してもらえるかを。
そんな一方で……。
≪レッド様のお力は相変わらずですが、これは……≫
アルレシアは、先ほどのレッドの魔法で凍り付いた木々や大地に目を向けていた。そんな彼女の目は、悲しみの色を持っていた。彼女は今、凍り付いた木々や大地を憐れんでいた。やがて……。
≪ダメです。こんな戦い方では。……レッド様に伝えなければ。どれほど差し出がましい事だとしても、これではダメです≫
彼女は、レッドのこのままの戦い方ではダメだと判断し、彼の元へと向かった。
「レッド様、少しよろしいでしょうか?」
「んむ?どうしたの?お姉ちゃん」
レッドが周囲を見回している所に彼女は声を掛けた。それに気づいて振り返るレッド。今の彼女は、自分よりも遥かに強いドラゴンに意見しようとしていた。それ故に彼女の表情は硬い。
「これは、大変差し出がましい事ではありますが。レッド様、もし出来ましたら、先ほどお使いになった氷属性の魔法、アブソリュートゼロを今後使わないでいただきたいのです」
「ッ!」
≪アルレシア様ッ!?何をっ!≫
彼女とレッドの会話に耳を傾けていたベイクは一瞬息を飲み、冷や汗を流した。
「え?どうして?」
「……こちらをご覧ください、レッド様」
提案の意味が分からずレッドは小首を傾げた。対してアルレシアは、傍にあった凍り付いた木を指さした。
「こちらの木は、レッド様の放った魔法で凍り付いています。これでは、この木が死んでしまうかもしれません」
「えっ!?そ、そうなのっ!?」
死んでしまうかも、という不穏な言葉にレッドは驚いた様子で彼女と木を交互に見やる。
「えぇ。時がたてば日の光の温もりで氷が解け、木が息を吹き返すかもしれません。ですがレッド様があの魔法を何度も使えば、この森に生きる、罪の無い植物や動物たちまで凍らせ、死なせてしまうかもしれません。それに、森になる木の実は動物たちや人も食する大切な存在です。しかしそれも、この低温の中では上手く育つ事は出来無いでしょう。ですからレッド様には、森の中ではアブソリュートゼロの使用をどうか控えて頂きたいのです」
アルレシアはレッドに向かってそう進言した。しかし一方で、少し離れた所からその会話を聞いていたベイクは、気が気ではなかった。
≪何をやってるんだあの聖女様はっ!?正気かっ!仮にもドラゴンに意見具申などっ!怒らせたらどうなると思って居るんだっ!?≫
彼は内心、悪態をつきながら冷や汗を流し、2人の動向を注意深く見つめていた。彼にしてみれば、自分たちよりも上位存在であるレッドに意見具申をしているアルレシアは『命知らず』に見えていたのだ。
しかしレッドはというと……。
「うんっ!うんっ!僕使わないっ!アブソリュートゼロは絶対使わないッ!だって僕が倒すのは魔物だけなんでしょっ!?」
「えぇ。その通りです。この森に生きる動物や植物には、何ら罪はありません」
「じゃあやっぱり使わないっ!だって、それじゃあ可哀そうだもんっ!」
今のレッドは、自分が罪の無い植物たちまで傷つけていたという現実に、子供ながらに心を痛めていた。これまでのレッドにとって植物は命ある者という認識ではなく、『ただそこにある物』程度の認識だった。
しかしアルレシアの言葉を聞き、植物も生きている、という事を知ったレッドは木々をアブソリュートゼロで凍らせた事を酷く後悔していたのだ。
レッドは、悲しそうな子犬のように俯いた。
「ごめんなさい。僕、木が生きてるなんて、思ってなくて……」
知らなかったとはいえ、命を奪うような自分の行動をレッドは後悔していた。それ故に彼は小さな声でアルレシアに謝った。
これが人間の大人なら『木がなんだ』、『魔物討伐が先だ』と言っただろう。しかしレッドは子供であるがゆえに純粋であった。だからこそ巻き込んでしまった木々を可哀そうだと彼は思い、知らなかったとはいえ無作為に木々を傷つけた事を後悔していたのだ。
「良いのですよ、レッド様」
アルレシアは、今にも泣きだしそうなレッドの前で膝をつくと俯く彼の顔を覗き込んだ。
「誰にも間違いや失敗などはあります。それにこれは、例えどんな存在であろうと、罪の無い者を巻き込みたくないという私の我儘なのです。私の方こそ、自らの我儘にレッド様を巻き込んでしまい、申し訳ありません」
そう言って今度はアルレシアが頭を下げた。
「ううんっ!そんな事無いよっ!僕だって、悪くない誰かを巻き込んだらダメだって思うもんっ!だから僕、アブソリュートゼロは使わないっ!お姉ちゃんに約束するよっ!」
「ありがとうございます、レッド様」
子供ながらに純粋であるレッドは、不必要な被害を出す事を『いけない事』だと判断した。そして彼の言葉を聞いたアルレシアは、顔を上げお礼の言葉を述べた。
「それでも、申し訳ありませんレッド様。まだ頂いた御恩に何のお返しできていないというのに、このような差し出がましいお願いを」
アルレシアは立ち上がりながらも申し訳なさそうに視線を落としていた。彼女からすれば、頼ってばかり、お願いしてばかりの現状に申し訳なく思って居たのだ。
「ううん。大丈夫」
しかしレッドは嫌な顔など少しも見せず、それどころか優しい笑みを浮かべながら首を横に振った。
「それよりお姉ちゃん、どうしたら周りの木とか生き物を巻き込まないで戦えるかな?」
「そうですねぇ」
と、2人はそんなやり取りをしていたが、それを少し離れていた所から見守っていたベイクはある事を考えていた。
≪もしかしたら、聖女様を使えば、あのドラゴンを上手く手懐ける事も出来るのではないか?≫、と。
≪あのドラゴンは見たところ、既に聖女様に懐いている様子。それを利用して、より聖女様に懐かせる事が出来ればどうだ?……人間とドラゴンの美意識の違いは分からないが、聖女様は人間目線で見れば絶世の美女。普通の男なら、もし聖女様ほどの美女が言い寄って来たら骨抜きにされる事は間違いない。……それと同じように、あのドラゴンを聖女様で篭絡出来れば、或いは……≫
ベイクは心の中で、レッドの篭絡について真剣に考えていた。その根底にあるのは、レッドに対する『恐怖』や『猜疑心』だ。
レッドの力は人知を超えた物。容易く魔物を屠り、神の奇跡としか形容出来ない程の強大な魔法をも使える。その力は人間とは比較にならない。しかしそれ故に、もしレッドの機嫌を損ねてしまった場合、ベイクらにはレッドに太刀打ちする事など出来ない。一方的に蹂躙されるのは火を見るよりも明らかだ。その、真正面からでは絶対に勝てないと分かっている『恐怖』。
ベイクは、レッドに対する『もしも』の考えを捨てきれなかった。『もしも彼が暴れたら?』、『もしも彼がフィーラの町の敵になったら?』と、そんな疑問が彼の中に消える事無く残り続けていた。その、レッドを信じ切る事が出来ない『猜疑心』。
それら二つの存在があり、ベイクは『どうすればレッドを怒らせず、上手くコントロールできるか』、という方法を考えてしまうのだ。そして今、彼が目を付けたのが、アルレシアだった。
≪かといって、下手な手で聖女様に何かをすれば、逆にあのドラゴンの機嫌を損ねかねない。となると馬鹿正直ではあるが、聖女様に上手くやるよう頼み込むしかない、か≫
ベイクはただ、町を守りたかった。あのフィーラの町こそが彼の故郷だからだ。そしてだからこそ彼は町を守るために、打てる手は打つ、というスタンスを取っていたのだった。
その後、彼らは再び魔物を探し討伐するために移動を開始した。それからしばらくして。
「ッ!魔物を確認ッ!オークだぁっ!」
森の中を歩いていた時、側面を警戒していた兵士の1人が叫んだ。
「ッ!?右側面ッ!敵襲ッ!総員戦闘態勢ッ!」
即座に叫び声を聴いたベイクが指示を飛ばす。
「ッ!右ッ!?あっちっ!?」
先頭を歩いていたレッドも足を止め、そちらを向いた。
『『『『グォォォォッ!!!』』』』
オークは合計4匹。それがこん棒を手に雄叫びを上げながら突撃してきた。
「レッド様ッ!」
「うんっ!任せてっ!」
レッドはその場で魔力をチャージすると、魔力が集中した両手を地面に触れさせた。
「行っけぇぇぇっ!!≪アースファング≫ッ!」
レッドの掌から魔力が大地に流し込まれた。魔力が流れ込んだ大地は、レッドの意のままに形を変え、動く。そして牙の名の通り、突如としてオークたちの足元の地面が変化。剣山のごとき無数の針状に変化した岩石が、オークたちの足を、足裏から貫いた。
『『『『ピギィィィィィッ!?!?』』』』
全速力で走っていた所に、突如として襲い掛かる激痛。更にその痛みと足を貫かれた事でバランスを崩したオークたちは、前のめりに倒れこんだ。
「今だっ!総員ッ、オーク共を突き殺せっ!!」
「「「「「「お、おぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」」」」」」
倒れたオークたちを目にしたベイクは、これが好機だと判断し指示を飛ばした。その言葉に一拍遅れで反応した兵士たちは、手にしていた剣や槍でオークたちを次々と
突き刺し殺していく。
足を貫かれ倒れたオーク共に出来る事は無く、オークたちはものの数秒で絶命してしまった。
「これで、どうかな?皆オーク倒せたのかな?」
レッドは少し離れた場所から、様子を見守っていた。
「えぇ。大丈夫のようです。皆さん無事ですし、オークも簡単に討ち取る事が出来たようです」
「そっか。なら良かった」
傍に居たアルレシアの言葉を聞くと、レッドは安堵した様子で地面に突いていた手を離し立ち上がった。
「あっ、ところでお姉ちゃん。僕の戦い方ってあんな感じで良いのっ?木とか、出来るだけ他の生き物を巻き込まないように戦えてた、と思うんだけど」
「はい。大丈夫ですよ。……それにしても、レッド様は凄いですね」
「え?そ、そうかな~?」
唐突に、アルレシアから褒められたレッドは嬉しそうに笑みを浮かべながら頬を赤くしていた。
「えぇ。本来命のやり取りをする戦いの中にあって、周囲の存在を気に掛けながら戦うこと等、私には出来ません。レッド様の、ドラゴンの一族が持つ力は本当に凄い物なのだと実感させられます。そして何より、その力を我々の為にお使い下さるレッド様には、いくら感謝しても足りません」
そう言うと、アルレシアはレッドに右手を伸ばし、彼の頭を優しく撫でた。
「本当に、ありがとうございます。レッド様」
「ッ!え、えへへ~。ふみゅ~~~♪」
頭を撫でられたレッドは、嬉しそうに笑みを浮かべながら、まるで猫のように彼女の手に自分の頭をこすり付けた。
「ふふっ」
一方のアルレシアも、まるで猫のように甘えてくるレッドを前にして、それが可愛いのか自然な笑みを浮かべている。やがて……。
「よ~しっ!見ててねお姉ちゃんっ!僕、もっともっと魔物をやっつけるからっ!」
「はい。頼りにさせていただきますね。レッド様」
「うんっ!!」
彼女に褒められ、撫でられた事も相まって、魔物討伐へのやる気を更に高めるレッド。
そして、それを見ていたベイクはと言うと……。
≪やはり、聖女様のお力を借りるのがベストだろう。あのドラゴンは今、聖女様を姉と慕い懐いている。……フィーラの町を守るため、ドラゴンの逆鱗に触れない為に。聖女様には、一つ頑張っていただかなければ。……問題はどうやって聖女様をその気にさせるのか、だが≫
彼は、フィーラの町を守るために今自分が何をすべきなのか、その思案を巡らせていたのだった。
第8話 END
ドラゴンハーレム~~お姉さまたちはショタドラゴンに夢中ッ!?~~ @yuuki009
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