第32話 怪物

私は反射的に考えるより先に体が動いた

バレーボールは基本的に三段攻撃と言って、1人がアンダーパスの手でボールを浮かせてから2人目も同じことをして

3人目がボールをスパイクで撃ち返すという技で、2人目がボールを浮かせてくれた

だから今度は私が点を入れる番!


私は膝を曲げって思いっきりジャンプして、女子が出せるパワーとは思えない、パワーでボールを打ち返した


◆敵チームの人視点◆

その人はありえない程の力でボールを打ってきた

体感速度が50km/h位に感じた

視界にボールが入って、気づいた時には、床にボールが転がっていた


◆佐藤遥(早見凛)視点◆

とりあえず一点は入れれた、これを繰り返してるうちに敵チームとかベンチの人が

─もうあの人1人で十分なんじゃない?

─そうだよね

─まさに、無敵の怪物だよね


誰か怪物って言った?

もしかしてそんなにオーラが出てる?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る