電子書籍になったら買いますので。

文章がキレイで整っていて、簡潔でテンポが良く、それでいてキャラクターがどうしているか、何しているか、どのようにしているか、どのように思っているかが伝わってきます。

キャラクターがふとしたところで見せる美しさ、場所の雰囲気、場所にあるもの、服装の感じなどもきっちりと頭の中に入ってきます。

やはり文面がキレイでまとまっているからでしょう。

私もここに存在していると言うことは当然自分の作品を持っているのですが、私はどうしても文面が長くなってしまいがちなのです。本来なら4万文字程度で終われるところを10万文字ぐらいに膨れ上がってしまって、よくパートナーから『足踏みしているみたいだよ』と駄目出しを受けてしまいます。

そういう自分の直したいところを何か良い手本はないかな、と思っていた時にこの小説に出会いました。

実は第一章は三度読んでいます。それでもまだまだ面白く感じます。

また内容も『NTRざまあ系』にありがちな『鬱憤の爆発』に対する『溜めによる火力』のようなものが小さいものがありますが、そのバランスも丁度良かったように感じました。

あまりにも溜めが長くて引っ張りすぎても読んでいても辛くて厳しい。
溜めがなさすぎると、ざまぁをしている快感、すっきりとした感覚になりにくい。

このバランスが凄く私には絶妙でした。
またざまぁに転換していく切り口の発想が素晴らしい。よく思い付きたなあと感嘆致しました。

本当はもっと早くに書きたかったのですが、好きな作品ですし、やはりうまく書けるかな?ちゃんと称賛できているかな?気に入らないことは書いていないかな?という不安があったので遅くなりました。

どうぞ今後も頑張ってください。
電子書籍化されたら買わせていただきます。