オルヴォワールキャマラッド
H∧L115
スラム編
第1話 鬱クシキ世界
オルヴォワールキャマラッド
ー先にあとがきです?ー
今回も1話は1万文字近いです
まだまだ初心者でどう書けばいいのか勉強中です
もしよろしければ改良のためコメントで指摘してください
よろしくお願いします
ーーーー
1967年
ー鬱クシキ世界 序章ー
私はまだ若い頃 色々と荒れていた
治安も自身も何もかもが
何せ数十年前には戦争があってな
第二次世界対戦を終えて20年後だからな
まだ上下関係が激しい時代だ
少年「おいハッパ手に入れたんだ
今夜家にこいよノヴァ」
ノヴァ「あーパス今日予定あんだ」
少年「んだよぉ いつもは来るくせに」
ノヴァ「外せねぇんだよ しょうがないだろ」
色々と遊び回り夕方となった
友達と別れた自分は帰らず
ある家に向かった
ノヴァ「よお ミリア」
自分は二階にまで壁をよじ登り
窓にノックする
ミリア「ノヴァ!? どうしたの!」
ノヴァ「暇だから 来てやったんだ」
ミリア「もう遅いし…大丈夫なの帰らなくて」
ノヴァ「いつものことだよ」
ミリア「うちは親に見つかったら
叩かれるかもしれないのよ」
ノヴァ「隠れりゃあいいさ」
ベットに寝込む
ノヴァ「なあ…ミリアはつまんなくないのか
いつも家にいてさ」
ミリア「親が心配性で…外には出れないの」
ノヴァ「ふーん ご苦労様なこった」
ミリアは隣に座り寝っ転がっている
ノヴァの胸に頭を乗せた
ノヴァ「……」
ミリア「あまり外に出れなくてごめんね」
ノヴァ「気にすんなよ」
すると階段を上がる足音が聞こえる
ミリア「お父さんがッ! 隠れて!」
ノヴァ「え、ああ おい」
ノヴァはクローゼットに押し込まれる
父「ミリア…」
ミリア「お父さん」
ミリアの父はゆっくりとミリアへ近づいて行く
父「この…お前って奴は!!!」
そしてミリアをベットに押し倒した
クローゼットからではそこまでは
確認できなかったが
なにか破く音が聞こえる
ミリア「やめてお父さん!!」
父「このぉ! ミリア!ミリア!!」
ノヴァ「こんのクソジジィ!!」
ノヴァはクローゼットから飛び出る
そして近くにあったバックを
ミリアの父に向けて投げた
ノヴァ「行くぞミリア!」
ノヴァはミリアの手をつかみ
家の外へと出た
………
ノヴァ「ミリアあの親父はいつからだ…」
ミリア「もうずっと前から 薬物に手を」
ノヴァ「どうして言わなかった…ッ!」
ミリア「だって心配かけたくなかったから」
ノヴァはミリアに抱きつく
ノヴァ「気にするなよそんなこと…
もしお前が殺されたりでもしたら」
「俺は…どうすればいいんだよ」
ミリア「ごめんなさい…ごめんなさい!」
ノヴァ「…ミリア…」
ノヴァはミリアの顔を上へと向かせた
ノヴァ「ミリア今日は…返したくない」
そのあとノヴァの家にミリアを連れ込んだ
ノヴァの家には3階建てさらには地下もあった
地下に連れていき
早速にミリアを壁に押しキスをした
自分の親にバレずこっそりと
お互いを重ね合いながら
…………
朝になると上から怒鳴り声が
聞こえてくるそうミリアの父親だ
もし見つかればミリアと離れてしまう
ノヴァはミリアの温もりを感じられるように
強く抱き締めた
ノヴァ「もう離したくない…」
銃声が鳴り響いた
ノヴァ「…ッ!」
ミリア「何!?」
ノヴァは隠していた銃を持つ
ミリア「ノヴァ それは」
ノヴァ「自己防衛に持っとけって
渡された銃だ ミリア上に見てくる」
ミリア「わかった…気をつけてノヴァ」
ノヴァは恐る恐る階段を上った
「ミリアアー!!! どこだぁー!?!?」
ノヴァ「…ッ!」
壁には血が付いていた
床には肉片が
ノヴァはゆっくりと顔を出すと
最初に目に入ったものは
親の死に様だった
ノヴァ「そんな…」
キッチンの方から物音が聞こえてくる
ノヴァはキッチンへと向かう
……
キッチンは散らかっていた
冷蔵庫の食べ物を食い漁っていた
「ミリアア“ア“ア“ア“ー!!」
ノヴァ「………」
ゆっくりとミリアの父に
銃の照準を合わせる
ノヴァ「マナーがなってねぇな
教えてやるよあの世でな」
再び銃声が鳴り響く
これが記念すべき最初の死人だった
………
その後ミリアを連れて家から逃げ出した
ミリア
「ノヴァ さっきの銃声は!?
何があったの 答えてノヴァ!」
ノヴァ
「のんびりしてるとサツに捕まるのも
時間の問題だ…もう少し離れてから話す」
走っていると廃車を見つけ隠れる
ノヴァ「ハァ…ハァ…ハァ…」
ミリア「ノヴァ 答えて…!」
ノヴァ「あの親父は俺の親を殺した」
ミリア「え…」
ノヴァ
「遺体を見た 近距離でショットガンを
打ち込まれたようだった」
ミリア
「そんな…」
ノヴァ
「だから…俺はミリアの親父を殺した…」
ミリア「……」
ノヴァ「…ごめん…」
ミリア
「いいえ本当に悪いのは私の父よ
あんなヤク中! あなたは悪くない!」
ノヴァ「ミリア…」
これからふたりで生きような…
行き場のない俺達は
友人の元に住むようになる
だがそれは…
ー1年後ー
1968
ノヴァ「てめぇら離せよ!!」
ミリア「やめて!!」
チンピラ「かわいいねぇ うんーまうんーま」
無数の男はミリアを襲い
体を汚していく
俺の声なんて聞きやしなかった
この縛られる鎖さえ破れない
俺に苛立ちが襲う
「…俺は無力だった…守りたい人も守れず
奴等の好きにやらさせてしまった」
奴らは俺を襲ったしかし
どんな理由だが知らないが奪い合いが始まった
独り占めしたかったんだろうな
俺はその隙を狙って
あらゆる手を使って
殺したとにかく殺しまくった
ナニも眼も耳も喉も頭もとにかく
刺して殴って叩き割った
俺がこうしているとき
ミリアは俺のいない隙に
ガラスの破片を喉に刺して自殺した
なんで…どうして ミリア!
ノヴァ
「もう残るものは何もない
あとは飢え死にするのを待つだけ」
もう…オワリに…した…い…
………
数ヵ月後
???「おい坊主」
ノヴァ「……」
もう立つ気力さえ無くなり弱っていた
俺の元にあるタキシードの男が現れた
???「死ぬにしちゃあ ちと早すぎやしねぇか」
「俺のとこに来ねぇか 依頼をこなせば
大儲けできるぞ この人生から解放されるんだ」
大儲け…金…生きる必要…
………
それから俺は賞金稼ぎと
殺害の依頼をこなすようになった
「なんだこのガキ!」
「うぎゃーー!!」
「があーーー!!!」
ノヴァ「てめぇらの首は何万稼げるか楽しみだ」
「ギアャーーー!!!!!」
ノヴァ「チェルトブス 戻った」
チェルトブス「例のものは?」
3つの袋を机に出した
チェルトブス「おい確認しろ」
部下「はい」
袋の中を取り出し確認する
部下「間違いありません!」
チェルトブス
「よくやったシルバー受け取れ報酬だ
もっと金が欲しければ大物を
狩るのも悪くはねぇかもしれねえぜ」
シルバー「次はそうさせてもらう」
チェルトブス「おおまて」
シルバー「……」
チェルトブスは机から箱を取り出す
チェルトブス「ほら今日は
お前のバースデーだろ?」
シルバーは受けとる
シルバー「意外だチェルトブスも
そんなことするんだな?」
チェルトブス「一応お前との出会いの
記念日でもあるんだぜ」
シルバー「んじゃまたな」
………
チェルトブス「見た目と逆に
男勝ちな性格 いつみても不思議な奴だな」
「黙ってりゃ俺の好みなんだがなぁ」
………
シルバーはスラムのボロ家に入る
早速冷凍庫を開ける
取り出したのは手だった 女性の手
そして次に取り出したのは頭
シルバー「ミリア…ミリア…!」
頭をキスしては舐め回す
やがて手を使い行為を始めた
シルバー「ずっとずっとそばにいて?」
手では飽きたらず頭を
撫で回しキスを繰り返した
シルバー「どうして…死んじまったんだよ!」
「ミリア…ミリアミリアミリア
ミリアミリア!!」
シルバー「君を腐らせたりはしない…
次もやろう もっと愛を感じさせて」
………
昨日受け取った箱を開ける
葉巻が入っていた葉巻を嗅ぎ
葉巻を吸うがむせる
シルバー「ああ…二度と吸わねぇ」
スラム街にシルバーにすれ違えば
誰もがシルバーを見るしつこく
付きまとう事はしょっちゅうある
そんなときは
シルバー「消えろ ザコ!」
銃を撃って警告する
そうすれば一旦は引く 一旦はな
他の地域と違いここはスラム
政府も見捨てたと言われる場
どんな殺人があろうとも
政府は動きはしないいまのような
奴がいても動きはしない
政府は動かないことをいいことに
強姦も殺人も絶えない場でもある
そんな場だからか壁と壁の間がある場には必ず
ナニとは言わないが水音が聞こえてくるし
刺されて死にかけてる人もほとんど見る
ときには遺体だって
………
シルバー「チェルトブス来たぞ~」
チェルトブス「おう待ってたぜ」
シルバー「仕事は?」
チェルトブス「ああ こいつだ」
依頼書を机に投げ出す
シルバー「頭はひとつか」
チェルトブス「そう今回の殺すこいつはな
組織の頭(ボス)でな どうやらヤリチンらしい」
「だからな簡単に乗り込めるようにお前を
女を送る~なんやらってやっといた」
シルバー「おいおい ざけんなよ」
チェルトブス「まあまあ聞いてくれよ
そいつには警備10人いてなついでに警戒体制」
「近寄るにはとても無理だ だから
その手を打ったって訳だ」
シルバー「はぁ…俺を心配してんのか?」
チェルトブス「そんなわけないだろっと
言いたいと思ったが本音は」
「お前の身に傷を残したくないんだよ」
シルバー「あっそ じゃあ行ってくる」
…心の傷とやらはもうあるさ…
チェルトブス「黙ってりゃ完璧なんだがなあ」
………組織 建物の中にて
ヤリチン
「よーくきたメスども
今夜はこれを楽しませろ!
金がほしけりゃ俺を楽しませろー!!」
シルバー
「(女がたくさんいる 乱パか
女の前で殺すわけにはいかないか…)
(女が騒がれると困るし …ちぃ…機を待つか)」
ヤリチンは女の顔を見渡して
シルバーの顔に止まる
ヤリチン「んん? んんん!?」
「はぁーーっ 見たことない美人だ!
おい他の女はやる! あとは好きにしろ!」
シルバーは奥の部屋へとはいる
ヤリチン
「時間はたっぷりある俺のブツに犯されながら
まずはヤク付けしてやろう」
シルバー「ヤク…」
……過去
俺は親を失いそしてミリアの父を殺した日
ミリアと一緒に逃げた夜
薬物にハマっていた友達の家にいった
だがそれがミスだった
その友達は俺達を売った
薬物の為だけに
………
シルバー「くたばれよ……」
シルバーは押し倒し枕を顔に押し
ヤリチン「おお ほほぉ」
コンセント抜き取り男の首に刺す
次には線を首に巻き付けた
ヤリチン「あぐぁっ…!」
力が弱まった次には刺し傷から
手を入れて勢いよく頭を取った
シルバー「気持ち悪いツラだ …なぁ?」
シーツを頭に包み 結んだ
シルバー
「さてこっからどうすっかな武器は手元にはない
それよりもまずは 服を取り返さなきゃな」
シルバーはハサミとボスの頭を持って部屋を出る
部屋を出ると様々な部屋から
下品な声が聞こえてくる
その声や音は過去を思い出させる
……過去
「この女は俺のだ俺の女だ!!」
「てめぇ 俺の女だ!!」
ノヴァによる取り合いがあった
ノヴァ「……」
俺は無力だ…ミリアはヤク付けにされて
もうヤク無しでは生きてはいけない奴になった
今や俺もヤク付けレイプされるとこさ
俺を…ミリアを…こんな目に遭わせた
裏切り者を許さない ひとり残らず殺す
生きて逃れると思うな…
ノヴァ「汚い血だ…」
ノヴァは出口に向かうその廊下では
全裸の男が大量に倒れていた
ノヴァ「あとひとつ…ヤツだけだ」
ノヴァの手にはミリアを抱えていた
もう冷たくなっていた……
ミリアが垂らす血
その血はノヴァには彼岸花が
咲いてるように見えていた
ノヴァ「俺はもう …戻れない…」
………
シルバー「よう精子タンク野郎」
男「おまぇっ!」
シルバーは迷いなく首に刺し
口に布を押し込む
シルバー「騒ぐなよ…すぐ楽になるさ」
男「がっ…ぁ…あ…ッ!」
シルバー「…ちぃ…きたねぇな」
服には液体がついていた
シルバー「コートについてないことだけ
多目に見てやるよ ブタ」
………
チェルトブス「帰ったか」
シルバー「ほれ…」
チェルトブス「どうした 元気ないじゃないか?」
シルバー「何もないさ」
チェルトブス「んん…よく見りゃお前
コートだけか 服は?」
シルバー「ぶっかけされてたさ だから捨てた」
チェルトブス「へっ! それはドンマイだ」
シルバー「ま、コートが平気なら気にしない」
チェルトブス「そーいやそのコートに
よくこだわるよな何なんだ?」
シルバー
「…殺さなきゃいけない 奴のコートさ」
チェルトブスは葉巻を付けながら話した
チェルトブス
「へーそいつはお前に
どんなことをしたんだ?」
シルバー
「薬物の為に俺を売ったんだ」
チェルトブス「そいつは 災難だったな」
シルバー「絶対に俺が殺さなきゃいけないんだ」
食い縛る口には血が流れる
チェルトブス
「これ以上聞くのはやめとくぜ
おいお前 頭を確認しろ」
部下「はっ! …間違いありません!」
チェルトブス「報酬だ」
シルバー「ああ…」
シルバーは金を受け取り建物から出た
チェルトブス「なんつう顔してんだ…シルバー…
何か失った顔しやがって」
「シルバーについて過去を調べろ
ひとつ残らず情報をな」
部下「はっ!」
部下たちは駆け足で事務所を出る
チェルトブス
「またひとつ借りを作るには
いいだろうしな」
チェルトブスは葉巻を吸う
………
家に戻ると まずは腐った臭いが来る
その臭いはシルバーにとっては
最悪の臭いだった
地下にすぐに駆け込み
冷凍庫を開ける
シルバー「ミリア…腐ってる…」
消えてしまう…お前が…
ミリアどうか置いてかないで
シルバー「こんな姿になったのは俺が
選択を誤ったから失ったミリアを」
再びシルバーは葉巻を手にとり そして吸う
シルバー「チェルト…俺が気付かないとでも?
葉巻にハッパ入れるなんてさ」
「幻覚だとしてもお前と再び話したい
だから俺は薬物に手を出す」
シルバー「1000万あるってのに
もったいないな…ミリアがいれば
色んな買い物をできた…どうして…どうして」
「自殺なんてしたんだ 残された俺はどうすればいいんだよ
俺におしゃれなんか似合わないのにさ」
ノヴァ…
シルバー「ミリアッ!」
……… 昼
チェルトブス「おせぇな シルバー
しゃねぇたまには俺から来てやるか」
チェルトブスはシルバーの家に向かった
チェルトブス「おいシルバー」
チェルトブスはノックする
ドアノブをガチャガチャと動かしていると
ガシャっと音を立てドアは開く
チェルトブス「やべ カギ壊しちった
まあいいか シルバー入るぞ」
「なんだこれ腐った臭いだ 死体か?」
部屋に行くと物は数少なくあった
机、ベット、それのみだけおいてあった
チェルトブス「まるで刑務所だな」
外に出ようと後ろに振り向くと
クローゼットから光が漏れていた
チェルトブスはクローゼットを開けた
すると地下があった
チェルトブス「シルバー?」
地下に降りるとそこには頭を抱いていた
全裸のシルバーがいた
チェルトブス「…シルバー…」
シルバー「…チェルトか」
「いっつ…薬物はすげぇな…死人の声が
聞こえちまうんだから」
チェルトブス「その頭は?」
シルバー「友達さ…」
チェルトブス「友達?」
シルバー「昨日話しただろ」
チェルトブス「あ、ああ」
シルバー「それはな俺だけじゃないんだ
この女も売られたんだ 選択を誤ったから」
シルバー「ミリアって言うんだ最初に
男の餌食になったのはミリアだ」
「ヤクを盛られ犯され そして自殺した」
「最後は俺だ…問題だチェルト 男どもは
俺を前にして何をしたと思う?」
チェルトブス「え、ああっと和姦か?」
シルバー「外れだ 殺しあったのさ
俺を独り占めにするための殺しあい」
「ミリアは和姦されたが俺は違ったらしい
独り占めしたい野郎が多かったらしい」
シルバー「その状況を利用し
俺は殺したひとり残らず」
「ははっ…ナニをケツにぶちこんでやったよ」
チェルトブス
「ちと昨日の依頼は…ダメな方だったか?」
シルバー
「いいや何もダメじゃないさ金さえあれば
ガキも男も女も妊婦も老人でも殺してやるさ」
チェルトブス「シルバー…」
シルバー「さてチェルトブス 今日の依頼は?」
…………
事務所にて
チェルト「今回の殺しは こいつだ」
依頼書を見せる
チェルトブス「こいつは最近上がったばかりの
社員らしいくてな そのライバルから」
「殺してほしいと 依頼がきた」
シルバー「報酬は」
チェルトブス「金は100万」
シルバー「100万か…」
チェルトブス「なんだ 足りないとか
言うんじゃないだろうな?」
シルバー「いいや十分足りてるさ」
チェルトブス「んでシルバー
殺しは今夜にしとけ」
シルバー「…了解」
シルバーは立ちあがり 出ようとする
チェルトブス「ああそれと シルバー」
シルバー「……」
チェルトブス「気を付けろよな
今回の依頼の場所はスラムじゃねぇんだ」
シルバー「わかってる」
奴を殺すまで俺は捕まりもしねぇし
殺されもしない ずっと…これからもだ
………
シルバーは一度家に戻る
地下に埋めた箱を出す
シルバー「チェルト 俺は気付いてるんだぜ
今夜殺す奴は俺の復讐の相手だって事を」
箱からはネックレスが出る
シルバー「ミリアもうすぐだ
もうすぐで俺もミリアも楽になれるぞ」
日は落ち夜となった
シルバー「さて 始めるか」
………
会社につくそこは大きいビルだった
裏のドアを破壊し入った
シルバー「顔を見えないように帽子を被ってるが
やべぇと言えばやべぇ 防犯カメラを止めるか」
シルバーは電源室に行き 電気を落とした
シルバー「あとは首だけだ」
そこにライトを持った者が来る
シルバーは机のしたに隠れる
ゆっくりと顔を確認した
シルバー「(ああ 見つけたそのツラだ
何もなかったツラしやがって!!)」
「ぶっころしてやる!!」
ジョン「なに!?」
シルバーは殴りかかった
ジョン「待て金ならやる! 助けてくれ!!」
シルバー「ああ!? 俺がだれだか
忘れた訳じゃあねぇだろーな?」
髪をつかみ 顔をあげる
ジョン「ノヴァ!? 待ってくれあのときは!」
シルバー「るっせぇ!!」
「俺達を裏切って 売りやがって!!」
ジョン「俺の状況が 状況だったろ!
仕方なかったんだ!!」
「ミリアはどこだ 二人に謝罪したい!」
シルバー「その名前を…呼ぶんじゃねぇ!!」
シルバーは蹴りあげる地面には
口から吐き出た血と二本の歯が落ちる
ジョン「なんなんだよ!」
シルバー「無駄話は終わりだ…くそ野郎
俺たちの怒りを 思い知れ!!」
ジョン「ううう、うああああー!!!」
ジョンは逃げ出す
そして叫び声が聞こえてくる
ジョン「俺はヤクから抜け出して
人生はこれからだってのに 死ねるかよぉ!!」
シルバー「ミリアの人生だってこれからだった
なのにてめぇの裏切りで死んだ!!」
「このチャンス逃しはしない!!」
シルバーは階段を上がる
二階、三階、四階、五階へと
隠れているジョンを探し見つけては
殴ることを繰り返した
そして10階
シルバー「もう逃げ場はねぇぞ…!」
シルバーは机をひっくり返したり
ロッカーをひっくり返した
そして課長室へと入る
床を見ると血が机に向かって
垂れていることに気づく
間違いない奴はここにいる
シルバー「なあジョン…俺は悲しいぜ
信じてお前の元に居たってのに」
「薬を求めて俺達を売りやがってよ
そのあとの俺達の気持ちを考えたことはあるか」
シルバー「知らねぇよなお前はヤクによる
快楽に満足しただろ 考えたことはないよな」
「だったら教えてやるよ あの時から変わらない
凄くなぁ 殺してぇ気分だ!!」
シルバーは机に向かって歩く
やがて近くなった
その時ジョンは飛び出し
シルバーを押すその押した先は
ガラス張りだった ガラスは割れ
シルバーは10階から落ちていった
シルバー「ちくじったってのか…
アイツを殺せなかったのかよッ!!」
「ざけんじゃねぇ!!!」
愛用のハンドガンを必死に
ジョンに向けて撃つが当たりはしなかった
シルバー「ガア…ッ!!」
シルバーの落ちた先は旗を持った
聖女の騎士と言われる象だった
その旗の槍にシルバーは串刺しになった
シルバー
「(あーあ…ミスっちまった…
あの世でミリアにどう顔会わせりゃいいんだ
ミリア…ごめんな…終わらせることはできなかったよ)」
……
「ノヴァのこと嫌いになっちゃうよ
ちゃんと目的を果たせないのなら」
……
シルバー「(どうか…嫌いにならないでくれ
俺はお前しか居ないんだよ…)」
「(嫌いにならないで…俺に背を向けないで…)」
シルバー「(ミリア…お願いだ)」
「アイツを殺すかぁらぁあ!」
すると雷は突然シルバーに向かって落ちる
シルバー「ウウウッ!」
シルバーは魔の羽を出していた
シルバー「ミリ…ア…どうか…嫌いに…ならないで
すぐに…すぐにアイツを殺すからっ!!」
シルバーは上へと飛ぶ
そしてビルの10階へと再び入る
そこには寄りかかって
タバコをふかしていたジョンがいた
シルバー「ようクソ野郎」
ジョン「どうして生きてッ!!」
シルバーはジョンを掴んだ
シルバーの片手にはネックレスを持っていた
シルバー「次はテメエが落ちる番だぜ」
ジョン「待ってくれ助けてくれ!!」
シルバー「元からチャンスをやる気はない」
ジョン「この化け物がぁー!!!」
シルバー「どっちが化け物だろーな…」
シルバーはネックレスでジョンの首を斬る
ジョン「ガァ…ァァァァアー!!!!」
そしてジョンを突き落とした
シルバー「ミリア…終わったよ 俺達の戦いが」
シルバーはジョンが
落としたタバコを持った
シルバー「こいつは勿体ねぇ 俺が吸ってやるよ」
タバコを吸い そして吹く
シルバー「ああ不味い グズの味だ」
そしてタバコを外に投げる
シルバー「…二度と吸うかよ…」
シルバーは人外な手を見る
シルバー「俺は化け物になっちまったのか…
ミリアに嫌われちまう…」
そう思っていると姿は戻っていった
シルバー「チェルトの所に…戻るか」
………
シルバーは事務所に戻った
チェルトブス「戻ったかシルバー」
シルバー「チェルト終わったぜ」
チェルトブス「そうか やったな」
シルバー「それとチェルト
これで終わりにするよ」
チェルトブス「そうか寂しくなるな」
シルバーはドアに手を置く
シルバー「あ…チェルト」
チェルトブス「なんだ」
シルバー「依頼は果たしたぜ」
シルバーは血のついた
ネックレスを見せる
チェルトブス「そうかよかったな」
シルバー「報酬は要らねぇ
それと感想はな最高の気分だ」
シルバーは出ようとする
チェルトブス「金は受け取らねぇのか」
シルバー「ああ いらねぇよ」
「それとなチェルト 俺の名はノヴァだ あばよ」
そして事務所を出た
チェルトブス「はは…お調子者め」
チェルトブスは葉巻を吸う
アタッシュケースには100万入っていた
そしてまた別のケースが置かれていた
チェルトブス
「いつになったら渡せるのかねぇ
こいつはアイツにとって形見になるはずだがな」
ーーーー
シルバーは家に戻り地下にいた
シルバー「ミリア…終わったよ…終わったんだ」
シルバーはミリアの頭を持つ
シルバー「ミリア…またひとつ聞きたいんだ」
こんな化け物の俺でも まだ愛してくれるか
シルバーの背中には翼が生えていた
その翼と共にミリアの頭を包むように抱きつく
俺は化け物になった多分殺しすぎた罰だろう
でも目的を果たせた どんな姿になろうとも
俺は後悔はしない もう恐れるものはないから
そしてもしそれが俺の本当の姿ならば
この次元の越えたような顔も納得できる
俺は産まれた時からもう化け物だったのかもしれないな
だってな俺の知ってるスラムの人間どもは
俺の周りには化け物しかいなかったんだ
そう俺のような化け物がいたんだ
そいつらが俺に向かってくるのならば
今までのやり方は変わらねぇ 殺すだけだ!
シルバー
「化け物が相手か おもしれぇ…
てめぇらのブツをぶった切って
ケツにぶちこんでやるよ」
そして弾は異血を地に散らした
新たな章が始まる
ーつづくー
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