これは有り得たかもしれない、もう1つの歴史
- ★★★ Excellent!!!
世界史が好きな人にはドンピシャな小説です!特に18・19世紀のヨーロッパ、動乱の時代が好みなら読むしかありません!
この小説は3度視点を変えて1つの国の歴史を辿ります。
1度目は転生した主人公、2度目は周囲の人々、3度目は歴史家の著述。
視点が変わる事に見える景色の違いと、そのギャップが本当に面白い!
一人称で感情移入し、群像劇で心動かされ、後世の著述で歴史学の妙に想いを馳せる。1つの小説を3回も味わえる、ある種贅沢な読書体験です。
世界を画一的な見方で切り取りがちな昨今、多面的な解釈の重要性を思い出させる、心に残る小説でした。素晴らしい作品をありがとうございます!