第7話 進め、地獄への道。

家に帰り、部屋に戻ると突然足から力が抜けた。

無様に膝から崩れ落ちて床に座り込むと、次は涙が止めどなく溢れる。

恐怖とか、不安とか、ショックとか、たくさんの感情が涙と一緒に溢れだして止まらなかった。嗚咽を抑えようと必死に手で口を覆うけど、情けないことに声は指の間から溢れる。

当たり前だが、僕は人生ではじめて殺害された人間の死体を見た。それも、知っている人間の死体だ。そして、その人を殺したのは僕の大切な人だった。怖くない訳がなかった。

でも、それ以上に僕の心を支配していたのはへーちゃんが苦しんでいたことに気づかなかったことへのショックだった。へーちゃんがお父さん宛に書いた手紙は小学生になる前のものだ。だから、彼はそのときから「おかあさんにころされちゃう」と思って生きていたのだ。どれだけ孤独で、寂しくて、苦しかったのだろうか。それでも彼は、誰にも伝えることなく生きていたのだ。そして、弱くて泣いているだけの僕に手を差し伸ばしてくれていたのだ。

「僕は、最低だ……」

勿論、僕も僕で必死だった。他人を気にする余裕なんてなかった。

ただそこにいるだけで罵倒された。物も隠されたし、暴力もされた。でも、親に心配をかけたくなくて家族の前では隠そうと必死だった。

へーちゃんは、僕を罵倒する人たちに「いい加減やめろよ」と言って仲裁してくれた。

へーちゃんは、僕が隠されたものを探していると「仕方ねーな」と言って手伝ってくれた。

へーちゃんは、僕が叩かれているのを見たら「バカじゃねーの」と言って僕の前に立ってくれた。

その時、君はどんな気持ちだったというのだろう。本当は、誰よりも助けを求めていたんじゃないのだろうか。

僕は君のそんな悲鳴に気付くこともできずに、君の優しさに甘えていたんだ。

なんて最低なんだろうか。

でも、過去は変えられない。ならば、今からできることを考えるしかないだろう。

 僕にできることなんて微々たるものだ。そもそも、何かをやり遂げる強さがあれば、僕はいじめに屈してなどいないだろう。僕にできることは、へーちゃんにもできる。

だから、できることといえば彼を一人しないとだけなのだと思う。もう、一人で泣くことがないように、一緒にいるんだ。

「……やろう」

僕は、一通り泣いてから立ち上がった。

まだ昼間で、約束の時間までは時間がある。

僕は、部屋の物を片付けることにした。へーちゃんは僕を共犯にする気はないが脅されていない現状、そして僕の意思である以上、僕は共犯だ。 

僕はへーちゃんが何年ぶりかに開けた机の中の黒歴史を全て黄色いごみ袋に詰め込んだ。幸いにも、明日は燃えるごみの回収日だから、今日の夜に出していけば家族に見られることはない。本当は夜にごみを出したら駄目だけど、今日だけは許してほしい。

それから、リュックに2日分の着替えを詰め込む。特にオシャレでもない僕の服は、ほとんど安物のTシャツばかりだ。

銀行口座のない僕は全財産を本棚から取り出した。確認すると8万円しかない。アルバイトもせず、お年玉やお小遣いをゲームに費やした結果、あまり残っていないのだ。半分を財布に入れ、もう半分を封筒に入れてリュックに突っ込んだ。

それらの準備が終われば、僕はテレビゲームの電源を押した。もしかしたら最後かもしれないのだ。たくさんやっていこう。ゲームの中は、現実とは違って何も変わっていなくて安心した。

ずっとゲームをやりこんでいると母が僕を呼ぶ声がした。どうやら夕食の時間になったようだ。

「あ、カレーだ」

激辛カレーライスは、僕の大好物だった。僕が席に着くと、お母さんは笑った。

「嬉しいでしょ?」

「うん、ありがとう。戴きます」

お母さんのカレーライスは、僕が小さいときより随分と辛くなった。僕の好みに合わせてくれているのだろう。

僕は本当に幸せ者なんだと、カレーライスを口に含む度に感じる。その幸せを感じるほど、涙を我慢することに必死になった。

僕は、親不孝な子どもなのだろう。それでも、僕は今日へーちゃんと一緒に行くのだ。

家族は好きだし、大切だ。でも僕の優先順位の一番ではなかった。それだけのことだった。

罪悪感はある。ここで踏みとどまれば僕は犯罪者ではないだろうし、彼女らを犯罪者の家族にしなくて済むとわかっている。

それでも、僕は行くのだ。

「ご馳走さま」

「おかわりは?」

「大丈夫、ありがとう」

心春は無言でモリモリとカレーライスを頬張っている。僕のとは違う甘口のカレーだ。ハムスターのように頬をふくらませる妹を見て、つい笑ってしまった。

お母さんは、そんな僕をじっと見ていて――不意に僕の名前を呼んだ。何だが、不安そうに眉を下げている。

「優志、何かあった?」

「うん、嬉しいことなんだけどね。明日、へーちゃんと遊ぶ約束したんだ」

「そうだったの。そういえば、へーちゃん大丈夫だった?」

昨日泊めたとき、疲れきっていたへーちゃんを見たお母さんが心配するのは当たり前だ。僕が小さく頷くと、お母さんはようやく笑った。

「よかった。アンタたち、本当に仲良しだったのね」

「まあね」

僕はそれだけ答えて2階の自室に向かう。これ以上は家族との時間を持ちたくなかった。迷いはないが、罪悪感が膨れそうだったのだ。

僕はすぐに風呂を済ませ、仮眠をした。仮眠をしようとしたが正しい。ソワソワして寝付けなかった。

そして、21時にこっそりと家を出た。この時間は小学低学年の心春は寝ているし、お母さんは風呂に入る時間なのだ。そのため、家族の誰一人気付いていなかった。鍵がかかった音を確認し、僕はゴミ袋を持って歩き出す。

ごみステーションで黒歴史たちとお別れをしてから、僕はバス停まで走った。15分ほどで着いたが息が上がってしまった。

駅に向かうバスに乗り込むと、僕はバスの一番後ろの席に向かう。そこには見覚えのある金髪がすでに座っていた。

「よお」

「駅で待ち合わせすることもなかったね」

僕が隣に腰を下ろすと、へーちゃんは小さく溜め息を吐いた。彼は黒いジャンパーに黒いズボンを身に付けていた。小学生の頃から黒の服を好む彼は、私服はいつも上下黒ばかりだ。服は黒が好きだが、好きな色はオレンジとか赤とかの暖色系だ。

「僕、こんな夜に出掛けるのはじめてかも」

「随分いい子ちゃんなんだな」

「いつも夜中までゲームしてるからさ、夜に出歩くなんてしないなぁ」

「ゲーマーなのかよ」

「それほどじゃあないと思うよ」

「ふーん」

それだけ言って、へーちゃんは黙って窓の外に意識を向けた。僕もつられて窓を見る。真っ暗な街は何も見えず、僕らの顔が映っているだけだった。

30分ほどで駅に着くと僕らは揃って券売機に向かい、向江市行きの切符を買った。それなりの距離があるため、値段が高い。高校生の僕らにとっては痛い出費だった。

「まだ時間あるね。ねぇ、朝御飯買ってこようよ」

「俺は朝飯食わねぇんだよ」

「飲み物は?」

「あそこの自販機でいい。どうせ駅の中の売店なんて安くねぇし」

「えー、一緒に売店行こうよ」

「テメェ一人で行け」

自動販売機にズカズカと向かうへーちゃんに、僕は朝御飯を諦めて着いていく。へーちゃんは水をすぐに選んでいた。

「えー、僕どうしよう……」

「優柔不断かよ。これしか商品ねぇんだからすぐ選べるだろ」

「いや、待ってよ。五ェ門かわーいお茶か悩んでるから」

「どっちも茶だろーが!」

お金を入れてから迷う僕に、苛々したへーちゃんは勝手に五ェ門を押した。僕が「ひどいよー!」と騒いでも、彼は無視して改札口に歩き出す。

「まだ時間あるよ? ホーム行くの?」

「……お前、少し静かにできないんか?」

「あ、ごめん」

考えてみれば、へーちゃんは今朝お母さんを殺して、死体を処理しているのだ。疲れていないわけがなかった。

昼間に別れたときより顔色が悪い彼は、改札口の前で一度立ち止まった。それから券を一度見て、慣れない手付きで券を機械に通した。

僕も続いて改札を通る。ここまで来たらいよいよ後戻りはできないのだと思うと、背中に変な汗が滲み出できた。

「……便所行ってくる」

「……僕も、行くね」

僕は特に用事はなかったが、へーちゃんに置いていかれないためにも一緒に行くことにした。僕の意図をわかっているであろう彼は「別に置いてかねーよ」と呟いた。

二人してトイレに行くと誰もいなかった。へーちゃんは素早くトイレの個室に入り、鍵をかける間も無く、ドアが閉まるのも待つことなく便器の前にしゃがみこんで嘔吐した。

「だ、大丈夫?」

慌てて個室に入り込み、彼の背中を擦る。苦しそうに上下する背中は、僕が思っていたよりずっと小さく感じる。

彼が吐くものは胃液だけだった。それで、僕もそういえば昼間に彼の家で吐いたがそのまま処理をしないで帰ったことを思い出す。今さらになって申し訳ない気持ちになった。

「スッキリした?」

「……だいぶ」

落ち着いてから声をかけると、へーちゃんは素直に頷いた。

「水」

「あ、うん」

彼のリュックから水を取りキャップを外すと、へーちゃんは「あんがと」と小さく言ってから奪うように僕の手からペットボトルを取り、少しだけ水を口に入れてうがいした。それが終わるとゆっくり立ち上がる。

「そーいやお前、俺ん家に吐いたもんそのままにしていったよな」

「ごめん」

「別に」

へーちゃんは言うだけ言って、特に怒ることもなくそのまま手を洗ってトイレを出た。

「優」

「何?」

「……何でもない。呼んだだけ」

「へーちゃんでもそういうことするんだね」

僕が意外だと言うと、へーちゃんは目を細めた。でも、不機嫌になるわけでも怒るわけでもなかった。

「別にいいだろーが。お前だってしつけぇくらい俺のこと呼ぶんだし」

「うん、いいよ?」

「……ニヤついてんじゃねぇよ」

 へーちゃんに盛大な溜め息をされながらホームに向かうと、まばらに人がいた。流石に夜遅い時間なので混んではいない。僕らは誰も並んでいない一番端に立った。

電車が来るまで無言で過ごす。隣の列に並ぶ男女はカップルなのだろう。仲良く手を繋いでじゃれあっている。

秋の夜は寒かった。冷たい空気が僕の頬を叩く。僕は思わず顔を下に向ける。中学生から履いているスニーカーはすでにボロボロだった。隣にあるへーちゃんの靴に目を向けると、彼の靴は新品のようにキレイで、汚れは殆ど着いていない。

それから何分待ったのだろう。電車の光が僕らを照らした。

電車がホームに向かっているのを見た途端、へーちゃんはフラッと一歩前に出た。

「へーちゃん?」

へーちゃんは僕の呼びかけに応じることなく、更に一歩前に行く。ホームの黄色い線を、見向きもせずに越えていく。

「ちょっと、へーちゃん!」

轢かれるつもりなのかと怖くなり、前に行こうとするへーちゃんの右腕を咄嗟に掴んだ。へーちゃんは僕の声にびっくりした様子で足を止める。その間に、電車は定位置に停車をした。

「お父さんのところ、行くんだよね?」

「……」

僕は、掴んだままのへーちゃんの右腕を引っ張り、電車に乗り込んだ。へーちゃんも抵抗せずに僕と一緒に乗り込む。

「へーちゃん」

「……大丈夫だから」

「うん」

「大丈夫」

「わかったよ」

へーちゃんが無表情のまま言う信憑性ゼロの大丈夫を聞きながら、僕は端の席に腰を下ろした。へーちゃんも僕に倣って座った。

僕らの乗った車両は僕らを含め7人が乗っていた。先程のカップルは、たくさん空いてる席の中からわざわざ僕らの前を選んで座る。

「死ぬ気はねぇんだ、まだ」

へーちゃんがポツリと呟いた。どうやらさっきの行動について、彼なりの言い訳があるようだ。

「なんか、ただ、足が動いた」

「それはそれで怖いよ」

「……眩しかったから、行きたくなった」

「そうなんだ……」

意味はわからなかったが、へーちゃんが黙ってしまったため、僕も敢えて聞くことはしなかった。眩しいならどうしてわざわざその光の方へ行くのだろうか。へーちゃんは光に群がる虫と同じなのだろうか。いや、そもそもどうして虫は光のところへ行くのだろう……。

何を考えても何も浮かばなかった。僕は自分の思考力の無さに呆れながら、ぼんやりと前に座るカップルを眺める。

彼らは大きな声で笑い合っていた。女のスマホを二人で覗きながら盛り上がる。周りの乗客の冷たい目線にも気付いていない。

「優は、どんくさいからな。カノジョなんてできても、きっと愛想つかれるんだろうな」

唐突に隣から失礼なことを言われて、思わずへーちゃんの顔を凝視した。へーちゃんは僕の方を見ることなく向かいに目を向けていた。

「へーちゃんは、誰かと付き合ったことあるの?」

「全員、遊びだろ」

「遊びで付き合ってたんだ……」

「そんなもんだろ、中学生なんて」

つまらなそうに吐き捨てて、へーちゃんは僕との距離をつめた。スペースは空いているのに、それでも彼は僕と肩や足がぶつかる距離にきた。

「施設に入ると、先生から色んなこと言われるんだよ」

突然、中学生の頃過ごした施設の話をし出す。恐らく、彼は何か言いたいことがあるのだろうが、どう伝えればいいのかわからないのだ。だから、とりあえず思い付くことを言っているのだろう。

「はじめに入ったとこはスゲェ邪魔者扱いされて、マジでうざかったな。恋愛禁止とかルールもあって、俺はまぁ、全然そんなルール守れてなかったけど、中学生なんてんなモンだろ」

「そんな感じなんだね。僕、施設のイメージ全然沸かないんだけど、学校みたいな感じなの?」

「学校とは違うけど、何だろうな……家とも違うし。とりあえず衣食住は保証されるから安全っちゃ安全だわな」

「うーん、難しいね」

「同じ部屋の奴は小さい頃から入所してたから、なんか疑似家族みたいな雰囲気はあったかもな。俺には流石にそうは思えなかったけど、人によっては良いんじゃねぇの?」

「……」

へーちゃんの貧乏ゆすりが、僕の膝にぶつかる。へーちゃんは気付いているだろうが、気付かないふりをして話を続ける。

「ソイツは、実の父親に殺されそうになってお姉さんと一緒に入所したんだと。それ聞いたときに、俺って以外とマシな生活してたんだなって思ってさ。いや、殺されるかもとか思ったことはあったけど、実際入院するほどの怪我とかしたことはなかったし」

「人と、痛みの強さを比べる必要はないよ」

無理に自分を納得させようとしているように見えて、僕はいらないであろう口を挟んでしまう。怒るかなと心配したが、意外にもへーちゃんは少し笑って見せた。

「俺、大人が嫌いなんだよ」

「大人?」

「大人の言うことが全てだ。施設も、学校も、家も」

へーちゃんはそう言って目を瞑った。昔から女の子に評判のよかった整った顔は、高校生になっても端正で綺麗だ。長いまつげも、白く艶々な肌も変わらない。ただ、今は具合が悪そうだ。

「最初の……菫学園は、職員と喧嘩してさ、結局殴っちまって違うところに行かされたんだ。新しく行ったところも、結局……居心地は良くなかった。多分、俺が上手く合わせられなかったんだよな。そういう努力が足りなかった」            

へーちゃんは、きっと安心できる居場所が欲しかったのだろう。それがどこにもないから、今も迷路をさ迷っているのだ。

 「いざ家に帰ったって、ただ家事やらされてるだけ。全部俺がやるんだ。昔からそうだった。俺と和雄に全部任せて、あのババアは男と遊び呆けて。和雄だって、結局俺に押し付けやがるし」

「うん」

「俺はアイツらの奴隷として生まれたんだろうな。アイツらの都合のいい存在として使われて捨てられるだけなんだ」

「……」

「他の大人もそうだ。施設の奴らも学校の教師も、結局俺のことを見下してやがる。可哀想な奴だって、だから自分たちが育ててやるって思ってやがるんだ。こっちの話なんか聞きもしねぇ」

目の前のカップルたちが自撮りを始める。僕は、それを眺めながらへーちゃんの話を聞いていた。

へーちゃんは僕に聞いてほしいというよりも、抑えられない気持ちを吐き出しているだけだった。そこに、僕の意見だとかは何も必要なかった。彼はきっとただ素直に思いを吐き出す機会がなかったから、今になって爆発しているのだ。

「……多分、お父さんも殺すと思う」

「え?」

僕に距離をつめたのは、これを言うためだったのだろう。誰にも聞かれたくないことを言うために、彼はわざわざ僕にギリギリまで近付いたのだ。

へーちゃんは目を瞑ったままだ。落ち着いた様子のまま、彼は続ける。

「お父さんのことも、許せない気がする。会ったらきっと、殺したくなる」

「……」

「さすがにこれ以上お前に死体を見せるわけにはいかねぇよな。どうせ、お前のことだから家まで着いてくるんだろうけど……。だから、俺が殺りそうだと思ったらその場から逃げて通報しろよ。止めようとかするんじゃねぇぞ。間違ってお前のこと殺すかもしれねぇ」

「わかった」

僕がハッキリと返事をすると、へーちゃんは目をゆっくり開いて僕と顔を合わせた。そして、口元を緩ませる。その一瞬の笑みが、何だか無理をしているようにも見えた。

へーちゃんは再び正面に顔を戻しすと、目を瞑った。顔色でもわかるが、相当疲労とストレスが溜まっているのだろう。

「寝ていいよ」

「ん」

短く返事をして、へーちゃんは腕を組んだ。貧乏ゆすりがピタリと止まる。

彼が寝るまでに時間は掛からなかった。向かえに座るカップルがどれだけ騒いでいようとも、彼の疲れには敵わなかったのだろう。へーちゃんはすぐに静かに寝息を立てて、バランスを崩して僕の肩に頭をもたれかけた。

「へーちゃん」

呼んでみても全く返事はない。完全に夢の世界だ。どうか、夢の中だけでも穏やかな時間を過ごしてほしい。

僕は電車に揺られながら、黙って座っていた。妙に緊張していて眠れるような気分ではなかったし、目の前のカップルは相変わらずうるさい。

「んん……」

「へーちゃん?」

へーちゃんが唸った。僕は彼の眠りの邪魔にならないように少しだけ顔を横に向けて彼を見る。

彼の頬を涙が静かに伝う。

僕は結局、その涙を拭えなかった。

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