どんな後悔も死を覆す事など出来ない…
- ★★★ Excellent!!!
侯爵夫人の死から始まる物語りで、夫人にとっての救いは死であったと言う悲しさ。そう自分を追い詰めてしまった彼女が1番の善人であり、彼女がいなくなってしまった世界には何の救いもないのかなと思ったが、この物語はここから。だからこそ原因を作った人々への容赦ない断罪劇が厳かに進行していく様に引き込まれずにはいられなかった。後悔、後悔、後悔が語られても彼女は死んでしまった…、そこに還れば全てが生温くも感じられる哀しさ。時間をかけた贖罪の元で当事者達の死をもって本当のエンディングとなったのだろうか。