幼少期に母を失った青年リックスは、その14年後、天才ばかりが集まる最高峰の学術機関に入学する——。
そんなシリアスな導入から一転、学園生活が始まるとコメディ色が一気に強まり、そのギャップに惹かれてどんどん読み進めてしまいました。
落ちこぼれ寸前の生活を送るリックスが、学園一の天才美少女メアの「ある秘密」を知ることから物語は動き出します。
メアをめぐる様々な噂と秘密が少しずつ明らかになっていく構成が、とにかく楽しいです。
けっして万能ではないものの、冷静な観察力を持つリックスのキャラクターがとても魅力的で、彼のキレのあるツッコミには何度もクスッとさせられました。
学園ファンタジーとしての世界観も周到に練られており、散りばめられたミステリアスな仕掛けが物語の強い吸引力となっています。
恋愛要素や謎解きの面白さ、そしてなによりボケとツッコミのリズムが軽快で、読んでいる間はずっと笑いっぱなしでした。
単なるコメディにとどまらない、隠された秘密や謎、そして時に追い込まれるメアの繊細な心理描写も見どころの一つです。
作者様の豊かなサービス精神が生み出す仕掛けによって、きっとお腹をよじらせるほどの笑いに出会えることでしょう。
まだ拝読の途中ですが、これからも遊び心に満ちた笑いと、散りばめられた謎を楽しみたいと思います。
母を失った過去を持つ落ちこぼれ学生のリックスが、学園の完璧な天才美少女メア先輩の「重度の筋肉女子フェチ」という衝撃の秘密を木の上から覗き見してしまう学園コメディだ。シリアスなプロローグから一転、キレのあるツッコミとギャグ満載の展開への落差が凄まじい。完璧超人の先輩が脳内フリーズを起こすほどの奇妙な性癖に翻弄される様子が、テンポの良いコミカルな筆致で描かれている。
重い過去からのギャップや、一風変わったヒロインの壊れた一面を楽しみたい人。テンポの良いドタバタな学園コメディや、ギャグ要素が満載のライトノベル風の作品が好きな読者におすすめできる。