孤独な宇宙
わたしの宇宙語は
誰にも通じない
独り遊びの無重力空間
全ての色を秘めた闇で
花のように星を摘み
光より速い宇宙線の
調べを聞く
でたらめに口ずさめば
星が音符になって
竪琴座の女神が
リラで奏でる
ひときわ明るい星は
織姫の星ベガ
チカチカと挨拶を交わし
銀河のほとりまで
東へ東へと闇を泳ぐ
今宵は天の川を
小舟で渡ろう
渦巻きに巻き込まれぬよう
ゆっくりと
そして
星が生まれるのを
眺めてみよう
わたしは
星に満ちた
孤独な宇宙
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます