第29話 『029 スマホがない』
『029 スマホがない』
異世界に来てから数日たったかな。
何日か数えていないのは、異世界にはカレンダーがないのだ。
時計もカレンダーもない日は、今まで生きてきて、初めてのこと。
いかに自分が時計とカレンダーで確認していたかと痛感する。
逆にこちらの世界で生きていくのに、時間も気にしなくていいとも言える。
スローライフというのは、時間を気にしなくていいなら、俺の牧場生活もスローライフになるのかな。
スマホもないのは考えられない生活だ。
日本ならスマホがないと落ち着かなくなるだろう。
今はスマホなしでも問題なく生きている。
朝起きるのに、アラームも使わないで起きるのはあり得ないかな。
朝は絶対にアラームじゃないと起きれない性格。
何度も鳴らしてやっと起きる感じだったが、牧場ではアラームはない。
牧場も朝方だな。
山猫のシロは猫だからか、好きな時に起きているし、寝ている。
日本のノラ猫と変わらない。
ただ町に出れば時計があるのかもな。
俺はまだ町に行っていないから、知らないが町には時計やカレンダーや季節感もあるかもだ。
体感では太陽は一つあり、24時間で動いているっぽい。
確認はできないが、同じに思えるのは助かるな。
これで太陽が複数あったり、24時間でないと、時間の感覚が狂うだろうから。
牧場で生きていくので水路は重要になるので、作って正解だった。
他にも生きていくのに必要なものはあると思う。
スーパーやコンビニで生活用品は全部揃っていた日本とは根本的に変わる。
俺はコンビニとスーパーとあれば十分だったから、食料品は全部森で集めることになる。
農地を作るのも考えておくかな。
農業の経験はゼロであるが、米やパンが食べたい。
どうやってパンが食べられるかと考えると、ハードルは高いな。
異世界マンガでは普通に町ではパンが出てくるのは見た。
町ならパンはあるか。
ラーメンはさすがにないかな。
カレーライスはどうかな。
ハンバーグはできそうな気がする。
コーヒーや紅茶はまだ飲んでいなくて、基本水だな。
せめて麦茶くらいは飲みたい。
テレビもないのは不思議だな。
家では必ずテレビは見ているのが普通だった。
テレビがないと不安になるかと思ったが、慣れてくれば意外となくてもやっていけそうだ。
テレビだけでなく電気がないからな。
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