名乗ってはいけないのに

素敵なホラーでした。

神社の夏祭りの祭り囃子やら賑やかな声に惹かれてこっそり家を出てしまった小学生の主人公、歩き回るうちに迷子になってしまいます。

そこで出会った一人の美青年が貸してくれたハンカチを返す為に来年も来ることを約束します。

そこから始まる恋物語。しかし‥‥

最後に明かされる青年の正体に読者はきっと驚かされるであろう。

ただ、そこはこの物語の終着点ではない。
青年の後悔、苦しみ、煩悶、孤独、それらを全て包み込んで最後に持って行ったのは!

心からおススメします!

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