第40話夢の話題6
二人は小指を絡めた状態のままである。
「結論から言いますと、お喋りしている間はせ〜んぱいと小指を絡めていられますからね、合法的に。あの言葉を宣告したら指を離さないといけませんから。でもあの文章も怖いですよね、拳骨で一万回殴ってから、針を千本無理矢理飲ませるって、拷問殺人ですよね。幾ら約束を破ったとしても、罪と罰が釣り合ってませんよね。それに一万回殴り終える前に死亡してるでしょうし、殴った方も手を骨折するでしょうし。
そんな残酷で怖い話は一旦置いといて、私はせ〜んぱいとの約束は破りませんよ。
色々言いましたが、そんなこんなで私が言いたいことは、今日はこのまま指を繋いでいてもイイですか?」
「イイんですね、ありがとうございます。ヤッパリせ〜んぱいは優しいですね。私気づいたんですけど、小指と恋人って、音が似てますよね。言うなら今の状態は小指と同士って所ですね。
話を縁日に戻しますけど、一応候補は三種類ありまして、一番目がせ〜んぱいの町内の縁日、二番目が私の町内の縁日、三番目がこの辺で有名な縁日。せ〜んぱいはどれがイイですか?」
「三つ全部に行けば良い、なるほど、確かにその通りですね。そうすればせ〜んぱいと一緒に居られる時間が三倍になりますね。その為のは夏休みになったら、アルバイトを始めないといけませんね。せ〜んぱいは私にはどんなアルバイトが似合ってると思いますか? 或いはせ〜んぱいの知り合いはどんなアルバイトをしているんですか?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます