第40話夢の話題6

 二人は小指を絡めた状態のままである。


「結論から言いますと、お喋りしている間はせ〜んぱいと小指を絡めていられますからね、合法的に。あの言葉を宣告したら指を離さないといけませんから。でもあの文章も怖いですよね、拳骨で一万回殴ってから、針を千本無理矢理飲ませるって、拷問殺人ですよね。幾ら約束を破ったとしても、罪と罰が釣り合ってませんよね。それに一万回殴り終える前に死亡してるでしょうし、殴った方も手を骨折するでしょうし。

 そんな残酷で怖い話は一旦置いといて、私はせ〜んぱいとの約束は破りませんよ。

 色々言いましたが、そんなこんなで私が言いたいことは、今日はこのまま指を繋いでいてもイイですか?」



「イイんですね、ありがとうございます。ヤッパリせ〜んぱいは優しいですね。私気づいたんですけど、小指と恋人って、音が似てますよね。言うなら今の状態は小指と同士って所ですね。

 話を縁日に戻しますけど、一応候補は三種類ありまして、一番目がせ〜んぱいの町内の縁日、二番目が私の町内の縁日、三番目がこの辺で有名な縁日。せ〜んぱいはどれがイイですか?」



「三つ全部に行けば良い、なるほど、確かにその通りですね。そうすればせ〜んぱいと一緒に居られる時間が三倍になりますね。その為のは夏休みになったら、アルバイトを始めないといけませんね。せ〜んぱいは私にはどんなアルバイトが似合ってると思いますか? 或いはせ〜んぱいの知り合いはどんなアルバイトをしているんですか?」

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