10話(配信目線)

「図書館で借りた絵本はっと。」


ー絵本よりも説明しろよ。

ー普通の放送事故じゃなかった(泣)

ーところで何時まで配信やるんだろ?

ーヤラセか?事故?わからんよね。

ーでも、本名ここまで出す必要ないよね。

ーじゃあ、この配信自体やるつもりがなかったって 

こと?

ーそうなるよな。

ー( -᷄ω-᷅ ).。oஇ



ーなんか、いつになったら気づくか知りたくね?

ー確かに。気になる…。

ー予想しよ

ー明日!

ー明日の昼過ぎ!


ーなんか、これはこれで面白い。

ー面白くないよ。かすなちゃんを返して!

ーいや、今悲しみで情緒不安定。

ー同じく。

ーまぁ、まだ許せないな。


ーあっ、足音が来た


とてとた


「ゆうにい、はやくはやく!えほんよんで!」


「わかったわかった。綾香、今日何読みたい?」


「あやかはね、この[マッチョプリンセスとプロテインおうじ]がよみたい!」


「え、お兄ちゃんが書いたのでいいの?」


「おもしろいからすき!」


「そっか。じゃあ読んであげるから布団に行こっか。」


「うん!」



ー何その絵本ww

ー内容めちゃくちゃ気になる

ー( 'ω' ≡ 'ω' )ソワソワ

ー脳筋…?

ーおかん自作?!

ーここだけ取ったらいいお兄ちゃんだよな。

ー家事をして、料理をして。あれ?私、年下に負けてる?

ーなんか、これでもいい気がした。

ーよくない。皆、私達裏切られたんだよ!

ー説明してくれないと納得できない。

ーそうだそうだ!


ーなんか扉の前に誰かいない?

ーあれは…おかんの弟?







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る