その7

わたしを助けてくれたのは、小さな小さな男性。


でも、わたしと街が襲われたのは彼が原因だと知っている。


家族の誰も男の罪には気づかない。


誰もがあの男のことを称賛する。


もう逃げられない。


わたしは今日その男と祝言を上げる。


わたしことを、愛しているからこそ、悪と手を組んだ一寸の男と。


怖くない怖い話 一寸法師

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