第76話 ブラックサイクロプス戦 (2)

【離島】

【フィリピン】

【2024年5月11日】

【14:10】


「ミキチ。もっと強力な武器呪文を探さないと」


「了解」


 私はランニングウォッチで他の武器呪文をスクロールし始めた。スクロール後、スピリットグレートソードの呪文を唱えた。


【呪文:スピリットグレートソード】


 青く光るグレートソードが現れ、私はそれを握った。


 そして、黒サイクロプスに向かって走り、スピリットグレートソードで黒サイクロプスの足を斬りつけた。


 しかし、黒サイクロプスは金属のトゲが付いた棍棒で攻撃を防いだ。幸いにも、スピリットグレートソードは砕けなかった。


 激突の後、私は間合いを空けた。


「人間を食らわねば」


 黒サイクロプスは話し、唸った。


「しゃべれるのか?」


「はい。愚かな人間め」


 黒いサイクロプスは笑った。


 突然、黒いサイクロプスの目が光り、黒いビームが私に向かって発射された。


 私はすぐに複数の魔法の盾の呪文を唱えた。


【呪文:シールド】


 複数の魔法の盾がビームの衝撃を弱めた。しかし、ビームはまだ私に向かって飛んできている。


 私は地面に置いたスピリットグレートソードでビームを遮った。


「ミキチ、大丈夫か?」


「はい、危なかった」


 煙が収まった後、私は安堵のため息をついた。一方、黒サイクロプスは驚きの表情を浮かべた。


 私は呪文を唱えた。


【呪文:ウィンドスラッシュ】


 唱えた後、次の呪文を唱えた。


【呪文:ホーミングシャドーアロー】


 ウィンドスラッシュとホーミングシャドーアローで黒サイクロプスを撹乱する。 攻撃を防ぐのに精一杯の黒サイクロプスに、私はすかさずスピリットグレートソードで黒サイクロプスの胸を斬りつけた。


 私の斬撃は見事に命中し、黒サイクロプスは痛みに悲鳴を上げた。


 しかし、黒サイクロプスは黒いオーラを放ち始めた。


「ミキチ。私も合流する」


 ステルスヘリが現れ、レイラニが飛び降りた。 さらに、黒サイクロプスはステルスヘリに黒ビームを撃ち始めた。


「回避!」


 パイロットが通信し、ステルスヘリは黒ビームをかわした。 一方、レイラニは地上に降り立った。


「パイロット。 本部へ帰還せよ」


「了解、コーディネーター・レイラニ。 幸運を祈る」


 ステルスヘリは姿を消し、島を離れた。


 レイラニと私は一緒にブラックサイクロプスと戦う。

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