71. どうしてこんなことに
「フィーーーーーッシュ!」
帽子を被った釣師の男子生徒が竿を立ててリールを巻き始めた。引きの手ごたえから大物であると確信しているのか、格闘しながら満面の笑みを浮かべている。
「あいつだ!間違いない!こっちに来てくれ!」
「はーい!」
呼ばれて彼の元へと向かったのはダイヤ。
両手に滑り止めのような凹凸のある手袋を嵌めている。釣り男子の近くで待機しながらその時が来るのを待った。
「来るぞ!」
その声の直後、水面から巨大なナニカが
その姿は長いヒゲが特徴的なでっぷりと太ったナマズであり、バチバチと全身が帯電している。
「今だ!」
ダイヤは頭上の電気ナマズに向けてジャンプし、握った拳を下から叩きつけた。拳は電気ナマズのお腹を見事に捉え、電気ナマズは力なく地面へと落下する。お腹が弱点であるため、これだけで撃破可能なのだ。
「いったぁ~い」
だが今回は運が悪かった。電気ナマズが飛び出して来た時に帯電しているかどうかはランダムだ。直接触れる手は釣師から借りた絶縁手袋で守っているが、帯電している電気は腕まで届くためダメージを負ってしまうのだ。
ダメージを負って顔を
「おいおい、無茶するなぁ」
「ポーションなら沢山あるから気にしないでください」
ポーチから下級ポーションを取り出してグビグビ飲むと、痛みはスッと消えて無くなった。ダメージと言ってもそれで治る程度の物だ。
「ここって下級ポーションの素材が沢山生えてるから、多分こうやって治せってことですよ」
電気ナマズが釣れる湖の周辺には様々な草花が生えている。下級ポーションの素材として使える草も大量に生えているため、調合スキルを持っているダイヤなら作り放題だ。
「だからってわざわざ痛いことする必要は無いだろうに」
「これが一番楽なので」
電気ナマズが普通に地面に降り立ってからは、弱点となる腹は隠れてしまう。しかもそこからは不規則に放電しながら突撃したり水を吐いてきたりするから対処が面倒だ。確実に一撃で仕留められる出現直後を狙うのは効率面で考えれば確かに正しい。そうと分かっていても、帯電しているかもと思うと攻撃するのは普通は心情的に難しいものなのだが。
「おっとそれより素材だね」
このままではダイヤが戦っている意味が無くなってしまう。ドロップアイテム操作で『蓄電肝』を確定ドロップさせ、しかもドロップ数が増加する。
「はいこれ」
「サンキュな」
「お礼を言うべきなのはこっちですけどね」
倍に増えた『蓄電肝』を釣り男子と半分に分けるので、どちらも取り分は普通に一体倒した時と同じドロップ量だ。ダイヤは釣りの手伝いをさせてもらってドロップアイテムを分けてもらっている。釣り男子は普通に電気ナマズを倒せるので、本来ならば手伝いは不要だ。よって手伝いをさせて貰っているという気持ちの方がダイヤは強かった。
「きせきくーん!こっちこっち!」
「あ、はーい!」
今度は別の場所の釣り女子がダイヤを呼んでいる。
この湖では多くの釣師が釣りをしていた。
普段から多いというわけではなく、複数の釣りクランによる合同釣りイベントが偶然開催中で、『蓄電肝』の大量ゲットのチャンスではないかとダイヤはお手伝いを申し出たのである。
釣師が釣りをして、魔物だったらダイヤが狩る。
役割分担はこうなっている。
「うわーん
「あははは!」
天気が良く風が心地よい見晴らしの良い湖で、ダイヤは笑顔でイベントに参加するのであった。
ちなみに釣りイベントの目的は釣果の量や大きさを競うものではない。かといって
彼らの目的はただ一つ。
「きたあああああああああああああああああ!」
物凄い大声を挙げたのは、先ほどダイヤに声をかけた釣り男子。竿を見ると物凄いしなりと共に、左右に激しく振られている。
「ぬおおおお!負けるもんかああああ!」
リールが全く巻けないが慌ててはならない。どうにか竿を立て、時間をかけて相手が弱るのを粘り強く待つ。
十分。
ニ十分。
三十分。
「がんばれー!」
「負けるなー!」
「慌てんなよ!」
ダンジョン産素材で作成した特注の竿は壊れることは無いが、問題は釣り男子の体力の方だ。どれだけ経っても相手は元気なままで一向に進展が見られないが、それでもまだ焦ってはならない。その時は来ると、玉のような汗を額に流しながらひたすら待つ。
「すごいすごい!」
ヒットしてからかなりの時間が経っているにも関わらずダイヤはワクワクが止まらない。本気の釣りの迫力にドキドキし、見ているだけで楽しくてたまらない。
「来てよかったぁ!」
今日という日にここに来れた幸運をひたすら噛みしめる。
そして一時間以上が経過し、ついにその時がやってきた。
「みんな来るぞおおおお!」
その声に全員が釣り具を仕舞い、彼の元へと移動する。
ただし彼の背後にかなり広い空間を開けてある。
「うおおおおおおおりゃあああああああああ!」
大波のような水しぶきをあげてソレは飛び出し、とんでもない巨体が釣り男子の頭上を越え、皆が開けてくれた場所に落下した。その衝撃で思わず転んでしまいそうな程に地面が揺れる。
「でっっっっっっっか!」
想像していたよりも遥かに大きく、その迫力に圧倒されてしまいそうになる。
「これがヌシなんだ!」
普通の電気ナマズの五倍くらい大きい超巨大電気ナマズ。通称ヌシナマズ。
ここの湖で釣りをしていると稀に釣れる隠しボス。
釣師たちの目的はこいつだった。
「貴石君!」
「うん!」
ダイヤは両手を構え、ヌシナマズに向けて走り出す。
するとヌシナマズは全身を帯電させ、その一部をダイヤに向けて軽く放電して来た。
「おっとっと」
「うっそ、手で弾きやがった」
「一年がやって良い芸当じゃねーよ!」
「恐怖心ぶっ壊れてるんじゃねーか?」
ヌシを接近戦で相手にするなら、全身を絶縁装備にするか、雷耐性を付与することが必須と言われている。本物の電気よりもスピードは遅いとはいえ、かなりの速度で迫りくる電撃を避けるのは難しく、しかも本体が帯電していて近づくだけでダメージを負ってしまうからだ。
だがダイヤは電撃を絶縁手袋つきの手でガードしたでは無いか。とてつもない動体視力と超反応、そして電撃を恐れない心に釣師達が驚いた。
そしてその驚きはまだまだ続く。
「おりゃあああ!」
なんと帯電しているヌシナマズの側面にそのまま近寄り殴ったでは無いか。近づくだけでも電気ダメージを負ってしまうにも関わらず、まったく躊躇する様子が無い。
「ピリピリするぅ!」
「ピリピリってレベルじゃねーだろ!」
「無茶しすぎよ!」
「クレイジー!」
ダイヤは釣師達の声をガン無視し、適宜ポーションを飲みながら突撃して殴り続ける。
『ンンンンンンンーン゛!』
するとヌシナマズは不気味な悲鳴をあげながら体を左右に大きく揺らしてダイヤを弾き飛ばそうとした。
「そのくらいどうってことないよ。おりゃ!」
しかしダイヤはその動きを軽やかに躱し、タイミングを見計らって殴り続ける。
「正面にさえ回らなきゃ余裕余裕」
ヌシナマズと戦う際に気を付けなければならないのは、決して正面に回ってはならないということ。
収束させた電気を放ってきたり、鋭いヒゲを振り回してきたり、飲み込もうとしてきたり、超水圧の水を吐いて来たりと多様な攻撃を仕掛けてくる。しかし側面に回ってしまえばその全てが届かない。
もちろん側面にも危険はある。
「放電来るぞ!」
「逃げろ!」
超放電攻撃。
これは正面よりも側面や背後の方が威力が高いのだ。
ゆえにこの時だけは離れるか正面に回るのが王道の作戦である。
「平気平気」
「はぁ!?」
「まともに喰らったら大怪我するぞ!」
「甘く考えすぎだ馬鹿!」
軽い火傷では済まず、下級ポーションでは治りきらない程の怪我を負ってしまうだろう。釣師達はダイヤがそのことを分かってなくて、ダメージ覚悟で逃げなくても良いと思っているのだろうと勘違いしていた。
「精霊さん精霊さん、お願いします」
ヌシナマズによる放電がダイヤに襲い掛かる。
「きゃああああ!」
黒焦げになってしまうと心配した釣り女子が悲鳴をあげてしまう。回復魔法に長けた生徒が放電後にすぐにフォローに入ろうと準備する。
だが。
「なんで無傷なんだ!?」
「放電があいつを避けて行ったぞ!?」
「何がどうなってるんだ!?」
何が起きたのかを彼らは分からない。何故ならば彼らには精霊が視えないから。
「精霊さんありがとう!」
この周辺には電気を好む精霊が漂っていて、彼らにお願いしてダイヤに直撃しそうな電気を吸収してもらったのだ。
そんな便利な精霊がいるなら最初から使えと言う話にはなるが、吸収するとその精霊は消えてしまうため、ここぞという場面だけで使う必要があったのだ。
「トドメだよ!」
放電さえ乗り越えてしまえば後はやりたい放題だ。ひたすらにヌシナマズの巨体を殴り続けると、やがてヌシは力尽きたように動かなくなった。
「やったあ!勝ったよ!」
「マジか……本当にソロで倒しちまいやがった」
「絶対無理だと思ったのに」
「なんつー一年だ」
大喜びするダイヤと、異常な強さを見せつけられて困惑する釣師達。だがどちらもそんなことをしている場合ではない。
「貴石君!早く!」
「頼んだぞ!」
「お前ら準備しろ!」
「はーい」
ヌシナマズを倒したからこれで終わりというわけではない。
むしろこのイベントはここからが本番なのだ。釣師達が今までで一番慌ただしくなる。ある人は何かのセッティングを始め、ある人は誰かに連絡し、ある人はダイヤの行動が終わるのを待つ。誰も釣りを再開しようとはしない。
「ええと、ヌシナマズの身、皮、骨、それと心臓に……」
ヌシナマズは体が大きいこともありドロップの数もかなり多い。ダイヤはその中で
釣師達の目的はヌシナマズの食材素材を使った料理だったのだ。ヌシナマズも普通の電気ナマズと同じで身の味はいまいちなのだが、美味しく調理する方法を料理人が考案し、それを試してみようという話の流れでこの釣りイベントが開催された。
ダイヤがソロでヌシナマズに挑んでいたのも、そうすれば経験値やドロップ権利が全てダイヤの物となるから。経験値ゼロの全ドロップ化、ドロップ量の増加、そしてレアドロップの確定ドロップ。釣師達がダイヤのお手伝いを歓迎するわけである。
尤も、ソロ撃破は無理で途中でフォローに入ることになるだろうとほとんどの釣師は思っていたのだが。ちなみにダイヤが敬語なのでお察しかもしれないが、釣師達はダイヤの先輩でありCランクの人もいる。ヌシナマズ程度瞬殺である。
「ドロップ終わりましたー!」
「うおおおおおおおお!」
「す、すげぇ、心臓が二つもある!」
「こいつ倒してヒゲが無いとか超笑える。アレが一番高く売れるのにな」
「身の量もとんでもないな。これなら全員腹いっぱい食えるぞ!」
釣師に呼ばれた料理人達が大量の身を拾い、汚れを落とし清浄魔法で綺麗にしてから鮮やかに捌き始める。
「楽しみだな~」
ここからはダイヤはやることが無いため、彼らの職人技をニッコニコ笑顔で堪能するだけだ。
「良い笑顔してんな」
「こうして見ている分には普通に可愛らしい男の子なのに」
「頭撫でたくなるわね」
「俺はあの頬をぷにりたくなるわ」
「やめとけ、男でも孕まされるぞ」
「怖ぇ!」
同じく暇になった釣師達は、料理人ではなくダイヤを見て好き勝手言っている。ダイヤをハーレム弄りするのは、最早平常運転だった。
料理人達が奮闘するのを眺めること小一時間。ついに料理が完成した。
「わぁ。沢山ある!」
複数の料理がテーブルの上に所狭しと並べられていて、美味しそうな香りが漂っている。
「貴石。まずはお前からだ」
「え?良いんですか?」
「当然だ。お前が居たからこれ程の料理が出来たんだ。遠慮なくいけ」
「分かりました!」
全員が納得している様子だったのでここで遠慮するのは失礼だろう。というかそんなことよりも一刻も早く食べたかった。
「じゃあこれ」
ダイヤが選んだのはヌシナマズバーガー。
パンと野菜、そしてたっぷりのタルタルソースがかけられたヌシナマズフライをふんわりとしたパンで挟んでいる。
「いっただっきま~す!」
多くの人々に見られながら、ダイヤはヌシナマズバーガに思いっきり齧り付いた。
「!!」
あまりにも口いっぱいに放り込んだため、うまあああああああああああい!などと叫ぶことは出来ない。だがそうなるくらいに頬張るのは正解で、口の中でサクジュワトロ~リ祭りが開催していた。
「(フライがサックサクで嚙み心地が最高。それに噛めば噛むほどナマズの白身からジュワって旨味があふれ出てくる。それと濃厚なタルタルソースとパンの甘みが混ざり合ってトロットロになってく。それだけだとクドくなりそうなのにシャキシャキ野菜が良い感じでクドさを抑えてくれて、最高としか言いようが無いよ。超おいしい!超おいしい!超美味しい!)」
感想を口にするのも忘れ、至福の表情で夢中になって食べ進めるダイヤ。千の言葉よりも、その態度がハンバーガーの旨さを十分に伝えていた。
「も、もう我慢できない!」
「俺も!」
「あたしも!」
もう待てない生徒達が雪崩れのように料理に殺到し、大食事会が開始となった。
「すご!めっちゃうめぇ!」
「これがあのナマズ!?全然臭みないじゃん!」
「このソースとめっちゃ合う」
「このスープにナマズ入ってるの!?」
「この蒲焼、ウナギにも匹敵するぞおい」
誰もがヌシナマズ料理に舌鼓を打ち、喧騒の中でダイヤは変わらず幸せそうにモリモリと料理を頂くのであった。
「(はぁ……しあわせ)」
ーーーーーーーー
「なんて最高な一日だったんだ」
目的の蓄電肝は必要数集まり、とてつもなく美味しい料理を頂き、そして何よりも最高に楽しいイベントに参加出来たことが嬉しすぎた。
ダイヤは心底満たされた気分でダンジョンから出て来た。
「今日はもう帰ろうかな」
時刻はまだ夕暮れ時。もう少しダンジョンに入って集める時間はあるが、今のこの幸せな気持ちをもう少し堪能していたい。ダイヤはこれ以上の探索を止め、家に帰るか、それともクラスメイトを探してお話でもしようかと考える。
その時。
「すいません。ちょっと通してください!」
「急患です!通してください!」
「道を開けてください!」
ゴールデンウィークということで人が多くごった返しているダンジョン入り口施設。
その人ごみをかき分けるかのように一台の担架が進む。担架の上には誰かが乗せられているが、毛布を被せられているため誰なのかは分からない。
「またダンジョンで死人か」
「最近多くない?」
「ソロが狙われてるんだろ。一年はパーティー組ませた方が良さそうだな」
周囲の会話から、先ほどの担架にダンジョン内で死んだ生徒が乗せられているのだと伺える。もちろん肉体的には死んでいないが、精神的に大ダメージを負っているためまともに行動できない。錯乱していることも少なくは無い。ゆえにこうしてスタッフが死に戻りした生徒を担架で救護室へと運ぶことになっている。
「…………」
最高の気分だったのに一気に最低の気分に叩き落されてしまった。
また同級生が心を壊してしまったのかと思うと、たとえ知らない相手だったとしても気分が重い。
だがダイヤは勘違いしていた。
ここ最近死に戻りが多発している。そしてそれはいずれも新入生だった。ゆえに今回も新入生だろうと思い込んでいた。
「え?」
避け遅れた生徒に担架が当たり、少しだけ揺れた。その直後、毛布の中から何かが落下した。
「!!」
それが何かを理解した瞬間、ダイヤは慌てて走り出す。
「すいません!通してください!すいません!」
人ごみをかき分け、物が落ちた方へと向かう。
「ごめんなさい!通して!通してください!」
だが人がかなり多く、中々前に進めない。
ダイヤが落とし物の場所に辿り着いた時には、担架はもう救護室へと入ってしまった。
「あれ、何処?」
落とし物を探しているが見つからない。物が落ちたことは他の人からも見えていたのだから、誰かしらが拾ったのだ。
「もしかしてこれ探してる?」
床を探すダイヤに声をかけたのは、三年生の女子生徒だった。
彼女は目的の物を手にしている。
「は、はい」
「じゃあ
「知り合い……そう、ですね。知り合いです」
その人物との関係性を表現するのは難しいが、知り合ったことには間違いない。
ダイヤの妙な返事について男女の複雑な関係だとでも思ったのだろうか、彼女は何も突っ込まなかった。
「なら返しておいてくれる?」
「分かりました」
「でも今すぐはダメよ。彼女が落ち着いてからね」
「…………はい」
精神的に不安定な状況の相手には気軽に会いに行けない。ダイヤが家族や恋人のように彼女を支えられる人物であれば良いが、そこまでの関係性で無いならば下手に刺激を与えるべきではない。
「いずれ必ず返します」
「よろしくね」
彼女はそう言うとダイヤの元から去っていった。
「…………」
ダイヤはその落とし物を改めて確認する。それは以前見た物とは違ったけれど、同じ種類のものだった。こんな物をダンジョンで持っている人物など、一人しか思い当たらない。
「…………」
楽しそうにそれを手にしていた彼女の笑顔を思い出す。
『なぁに、良いってことさ』
お礼を言ったら男前な笑顔で答えてくれたことを思い出す。
『否定しろよ!』
冗談でハーレムネタで弄ったらノリ良く突っ込んでくれたことを思い出す。
『アタシは最強装備とか目もくらむような装飾品とか、そんなの興味ないからさ。こういうありふれたものを作るのが性に合ってるんだ』
そう言って、やりたいことに夢中になっている彼女の姿を思い出す。
「どうして……」
ダイヤのつぶやきに、彼女が愛した
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