第十八話『平和的セカンドコンタクト』

「ルークさぁ〜ん、ひっさしぶりぃ!どう、元気してた?」


「あ、あぁ…お陰様でな…」


懐かしー!こんな所でルークさん、エレンさん、アリスさんに会えるとは!

まあ黒龍山脈から街に行くまでの道中くらいしか絡みなかったけど、それでも知人と会うってのは嬉しいね。


「てかA級になったんだねー。おめでとう」


「お、おう」


3人とも前会った時よりかなり強くなってるね。




種族:ハイ・ヒューマンLv.47

名前:ルーク


【異能】

蜥蜴の尻尾リザードテール


【スキル】

指導Lv.8

交流Lv.5

交渉Lv.2

聖剣術Lv.9

盾術Lv.9

俊敏Lv.Max

持久Lv.Max

修繕Lv.Max

立体機動Lv.7

動体視力Lv.Max

見切りLv.8

連撃Lv.7

飛撃Lv.5

火炎魔法Lv.6

火魔法Lv.Max


【称号】

英雄




種族:ハイ・エルフLv.45

名前:エレン


【異能】

幻想矢ファントムアロー


【スキル】

弓術Lv.Max

予見Lv.7

視覚強化Lv.Max

嗅覚強化Lv.8

聴覚強化Lv.9

危機感知Lv.9

気配察知Lv.Max

精密射撃Lv.Max

不意打ちLv.Max

軌道修正Lv.4

洞察Lv.Max

罠探知Lv.8


【称号】

英雄




種族:ハイ・ヒューマンLv.47

名前:アリス


【異能】

幻惑の脚光ビウィルダーマジック


【スキル】

杖術Lv.Max

料理Lv.2

持久Lv.3

礼儀作法Lv.8

祈祷Lv.Max

火魔法Lv.Max

火炎魔法Lv.6

水魔法Lv.Max

激流魔法Lv.8

氷魔法Lv.Max

氷雪魔法Lv.5

雷魔法Lv.Max

迅雷魔法Lv.9

風魔法Lv.Max

暴風魔法Lv.9

土魔法Lv.Max

大地魔法Lv.3

光魔法Lv.Max

幻影魔法Lv.5


【称号】

聖女候補

英雄




てか3人とも異能持ちなんだ。前見た時はなかったような気がするんだけどなー…


「揃ったな。この方々が、今日から君たちを指導してくださる『シュタイン・アンラーゲ』の御三方と単独で活動をしているルシア殿だ。方針は既に伝えてあるので、彼等に従うように」


「紹介にあずかった、『シュタイン・アンラーゲ』のリーダーのルークだ」


「エレンだよ、よろしくね〜」


「アリスです」


「ルシアだよ〜」


「…まぁ、これから宜しく頼む。早速だが、君たちの現状が知りたいんだが…」


「模擬戦でもやる?テンプレだけど」


「何のテンプレなんだよ…だが、模擬戦はいい案だな」


「じゃあわたしとる人-」


「ちょっっと待った!恩人様…ルシアさんだと実力が測れんだろうが」


「えー!面白くないなぁ。手加減するから!ね?」


「いいんじゃないか?ルーク。ボクとアリスじゃあ実力を測りにくいし、ルシアさんがやりたいって言うならさ」


「よしきた!最初にやりたい人〜!」


「「…」」


「あれ、消極的だね〜。じゃあ1番強い人〜…あれれ、じゃあそこの君っ!」


「…僕ですか?」


「そうそう。お名前は?」


世良翔糸セラカイトです」


「君が1番強いってカフカに聞いたからね。ふむふ〜む、なるほど!じゃあ早速やろうか!」


「本当にやるんですか?頂いた剣は本物で、当たったら大怪我を…」


「いーからいいから!わたしは無手でやるから、キミの怪我は心配しなくてもいいよ?あ、出来る限り全員と戦うつもりだから、他の人も準備しといてね」


見るからに勇者たちが動揺する。これはアレだな。コイツらに1番足りてないのは戦闘力じゃなくて覚悟だな。まあいきなり喚び出されて「戦え」ってのも無理な話かな。

となると本気を出させるには…


「殺す気で来い。死ぬ気で相手してやるよ」


「やるしかないか…!『帆撃』!」




種族:ヒューマンLv.1

名前:世良翔糸


【異能】

順風満帆


【スキル】

鑑定Lv.5

体術Lv.4

剣術Lv.3

俊敏Lv.9

持久Lv.8

火魔法Lv.5

風魔法Lv.Max

暴風魔法Lv.6


【称号】

勇者

異世界人




世良くんの異能、『順風満帆』は自分と自分の持っている物が風の影響を受けている時に色々な事が出来るようになる能力だ。

結構応用が効きそうで面白い!


追い風を受けて速度が上がった世良くんの攻撃を軽く受け流す。


「なっ⁈『アッパーウインド』!」


上昇気流が発生し、世良くんが宙に浮き上がる。


「面白い異能だね!わたしも空中旅行にお邪魔してもいいかな?」


天駆を発動して空中を蹴り、世良くんの上に移動する。

そして私も風魔法を使って下降気流を起こし、世良くんを墜落させる。

踵落としで叩き落とすか迷ったけど、流石にやめた。

世良くんが地面に激突する前に回り込んでキャッチする。俗に言うお姫様抱っこってやつで。


「おっけー、君の実力はだいたい分かったよ。じゃー次!」




⬜︎⬜︎⬜︎




やばい。あんな、僕たちと大して変わらないような年齢の人があそこまで強いだなんて。

世良くんは元の世界では頭良し、顔よし、運動よしと3つ揃った完璧超人だって持て囃されていた。

僕らにとって‘優秀’の代名詞のような世良くんがあっけなくやられてしまったことに、みんな少なからずショックを受けているようだ…

1人を除いて。


「おいおぉい!情けねぇなセラぁ!次は俺の番だ。いいな?白髪女」


「もちろんいいよ?だけど…その生意気さ、後悔させてあげる」


次はクラスでもダントツの不良、笹木恭弥が戦うようだ。異世界にきて1番生き生きとしてるのはアイツなんじゃないかな…


たぶん僕の番はまだ来ない。今のうちに『キャラクリ』を済ませておかないと…

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