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週末は、土曜に大学の友達と会って、日曜はレッスンからの食事会。
そして来週の土曜にまた林君と会う。
今週末会わなかったことがどう影響するんだろうと思ってたけど、
さらりと過ぎた。
会えないから寂しいということもない。
私って薄情なのかしら。
林君からは土曜に一度だけ連絡があった。
通知があってはっとしたけど、
来週よろしくとだけ書いてあった。
よろしくと返した。
林君はどんな気持ちでいるんだろう。
月火水と何事もなく過ぎた。
木曜日の夕食をさきおと一緒に外食した。
「土曜はね、トレッキングに行くの。」
「素敵。」
「なんかちょっと怖い。」
「どうして?」
「だって自然の中でふたりきりになりそうじゃない?」
「人が居ないところなの?」
「わかんない。行ったことないし。」
ふんふんとうなずいている。
「もう三回目でしょ。」
「そう。」
「まだ怖いんだ。」
「トラウマってそういうものよ。」
自分でもよくわからないけど、もうあとは、なるようにしかならない。
「まあ、楽しむことにする。」
さきおは私のことを心配してくれるけど、一方でどうなるのか楽しんでるみたいなところもある。
私も楽しむことにしよっと。
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