第13話 暗殺
「………ひどい。裏切りだ。純情なオレの青春の光と影をもてあそびやがって………!」
衝撃の新事実にオレはいまだにショックから立ち直れずにいた。
仲間だと思っていたのに。脳筋マッチョの多いマケドニア軍にあって数少ない草食系男子だと思っていたのに。
対エウメネス用下克上コンビは解散だ。馬鹿野郎。
「いやあ……レオンナトス様が大切な友であることに変わりはありませんよ。今の私は言うなれば世を忍ぶ仮の姿という奴でして……くっくっくっ…」
そんな悪人笑いしながら言われても欠片も説得力がねえ!
「……しかしどうするつもりだ?エウメネス。おそらくミュティレネはあと一月は保たんぞ」
アンティゴノスさんそこでガン無視ですか!?
国難の前には些細な問題でしかないのは確かだろうが、オレにとってはかなり切実な問題なのですけど。
あと可哀相な人でも見るような眼差しでため息とかつかないで下さい。地味にへこみます。
「………どうしてもスパルタは抑えられませんか?」
どうやらエウメネスもこちらのことは一旦棚に上げることにしたらしかった。
少々寂しい気がしなくもないが、オレをからかう余裕もないというのは逆にそれだけ問題が深刻だということなのだろう。
っていうか、だったら最初からオレを交ぜるなよ!
「無理だな。もともとテーバイが負けなければ歯向かう気満々だった国だ。それに我が国がペルシャを打倒したあとになっては反抗の機会は永久に訪れない。ここで起つしかあるまいよ」
スパルタはお国柄的に他国へ隷属することをよしとしない気風がある。
別にヘラス世界や地中海に覇を唱えようという野望があるわけではないのだが、アテネやテーバイといったヘラスをまとめようとする強国が現れるたびに、これに反抗するのは決まってスパルタであったのは故ないことではない。
その結果ヘラス世界はポリス単位の都市国家から統一国家に脱皮する機会を失ったとも言えるだろう。
ペロポネソス戦争とその結末として発生したペルシャにとって都合のよい、いわゆる大王の和約体制は、ヘラスの政治的自殺と呼んでも差し支えのないものだ。
今問題なのは、自国の気風を守るならそうした政治的自殺をためらわないスパルタ王国の悪しき政治的風土なのであった。
「…………殺すしかありませんね」
誰を、とはエウメネスは言わなかった。
言う必要もなかったからだ。
ただ女性に見紛うばかりの美貌が殺意を滾らせるのはオレが思っていた以上に背筋の凍る光景ではあった。
人をいじる悪癖はあっても、基本的にエウメネスがおひとよしの部類に入ることをオレは知っている。
しかし国家の戦略的判断を個人の情に優先させることが出来るのはエウメネスが政治家として稀少な才を持っていることの証左であろう。
特にマケドニアの武人たちには欠けている才能であることも大きい。
もっともそれが欠けているのが国王アレクサンドロス陛下であるというのは冗談のような笑えない事実だ。
「確かに、奴さえ殺せればことは終わりだろう。次の司令官が決まるまでに時間がかかるだろうし奴の後任が誰になるにしろ遠い異国に遠征しようなんて決断が出来る将など、そうはおらんからな」
メムノンの戦略構想は一介の武将が考えつく範疇を大きく超えている。
少なくとも、彼の構想を正確に理解し、それを実現できるだけの統率力と胆力を持った武将をアンティゴノスは思いつくことができない。
おそらくはメムノンの死とともに小アジアのペルシャ艦隊はマケドニアにとって危険な存在ではなくなるだろう。
だからエウメネスの選択はアンティゴノスの予測を超えるものではなかった。想定どおりと言っていい。
年こそ離れているが、どこか似たもの同士の二人なのである。
アンティゴノスも同じ考えには達していた。問題なのは………
「………しかしあれほどの男をどうやって殺す?」
とうてい戦場で討ち取れる相手ではない。
そんなことができるくらいならとうの昔にメムノンは戦場の露と消えている。
衆を圧する武勇に、実績が積み上げてきた高次元の統率力。
長年の戦塵に鍛えられてきた忠誠心の高い部下。
何より必要以上の危険を冒さず、常に冷静に状況を読みとる判断力がメムノンには備わっていた。
暗殺を試みるにこれほど相性の悪い男もないであろう。
現にハリカルナッソスでもこの厄介すぎる男の暗殺を試みなかったわけではない。
すべて完膚なきまでの返り討ちにあったというのが厳然たる事実なのである。
さすがのエウメネスも都合の良い手段を思いつけずにいた。
…………はて?
確かメムノンはミュティレネ攻略中に病死する、と史実にあったような気がしたがもしかしてこいつらの暗殺だったのだろうか?
こんなところで歴史が変わるとか、マジで勘弁して欲しい。
「………メムノンって体調が悪くなったりとかしてないのか?」
ついポロリと漏らしてしまったオレの言葉に激しく動揺した人間がいた。
「そ、それ!なんで知ってるんですか?レオンナトス様!」
ヒエロニュモスである。
慌てるあまり口調から先ほどまでの陰が消えている。
なるほど、やはり素はこっちだったかと何故か安堵するオレ。
やっぱりヒエロニュモスは草食系のイジメテ君じゃなきゃいかん。オレの精神衛生的に。
「メムノンが原因不明の腹痛で療養中だというのは、我々が総力をあげてようやく攫んだ機密情報なのに!」
ギギギ………………と、
まるで機械仕掛けの人形のようになめらかさに欠けた動きでエウメネスとアンティゴノスの視線がオレに集中した。
胡散臭そうな目で見つめるアンティゴノスはまだしも、エウメネスの面白いおもちゃを見せられたかのような満面の笑みに思わず腰が引ける。
経験上こうした笑みを浮かべたエウメネスは要注意なのだ。
「いやあ、親友の私に隠し事とはつれないなあ、レオンナトス………」
「べべべ、別に隠してたわけではありませんよ?ふと思いついただけデスよ?」
黒いオーラとともに心臓をわし攫みにされたようなプレッシャーを感じて思わず敬語になってしまうオレ。
どんだけ位負けしてんだよ、と思わなくもないが正直いって全く勝てる気がしないのだから仕方がないのだ。
というか背筋が震えるほどに恐ろしい。誰もが見蕩れそうな完璧な微笑みのなかで瞳だけが内心の怒りに燃えている。
おびえるオレの肩にやさしく手を置いて、エウメネスはにこやかに死刑宣告を告げた。
「………………いいから吐け」
ミアルコルトスはもともとサルディスに逗留していた学者であった。
学者と一口に言うが、この時代の学者の果たす役割は現代とは比べ物にならぬほどに大きい。
なぜなら彼らは哲学者であり、また科学者であり軍事学者であり歴史学者であり医学者でもあったからだ。
こと智に関するもの全てに対する絶大な影響力こそが、彼ら学者が国境を越えて各国に重宝される力の原点なのである。
そのミアルコルトスが現在ミュティレネにいる理由はパトロンであるオロントバテスに招聘されたためであった。
招聘の理由はほかでもない。
彼の医学者としての顔が早急に必要になったのだ。
彼をこの地に呼び寄せた患者は複数の男たちから報告を受け、二三の決裁を下し、病にあってなお活発な執務を続けていた。
ややこけた頬と潤いの欠けた肌以外に彼が病人であることを感じさせるような兆候はない。
不定期に訪れる腹部の激痛がなければ、この男はいまだに鎧を纏い戦陣で指揮をとっていたに違いなかった。
「やれやれ………安静にしていてくださいとあれほど申しておきましたのに………」
「ああ、先生か。いや、これでも身体を動かすことは控えているんだがな」
メムノンにとってもこの大切な時期での体調不良は痛恨事であったと言ってよい。
ヘラス逆侵攻はメムノンが直接指揮を執らなくてはとうてい成功の見込みはおぼつかないからだ。
だからといって身体に無理をさせたあげく命を失うようなつもりはメムノンには毛頭なかった。
戦いに勝つのはあくまでも経過であって、勝ったあとの果実にこそ至高の意義が存在するのである。
メムノンにしてみれば、バルシネーに対する負い目を払拭することが出来るだけの地位と言ったような果実を得るまで死ぬわけにはいかないのだった。
「身体を休めるのと心を休めるのはまた別のことだと申しませんでしたか?」
ミアルコルトスの見るところ、メムノンの症状は長い戦場生活による食生活の偏りや不規則な生活時間がもたらしたストレス性の疾患―――現代風にいうならば―――の典型的なものであるように思われた。船旅の間に軽度の食中毒にあたったことが症状を予想外に悪化させたのであろう。
戦争のひりつくようなストレスから解放されないかぎり、抜本的な解決にはならないのは明白だった。
だからといってメムノンに戦場から去るように言っても無駄であることはわかりきっている。
実のところミアルコルトスに求められているのは症状の根絶というより症状を緩和し、痛みを鎮痛するということなのである。
「これも職務なのでな。先生のおかげでこのところは存外に調子が良いのだ。あまり出来の良い患者ではないだろうが今後ともよろしく頼む」
空気のよい場所で戦場から離れ重要な案件のみ決裁するという今の生活は、十分とは言えないが確実にメムノンの負担を減じていた。
この分ならヘラス侵攻のスケジュールが遅れることはないで済みそうである。
ミアルコルトスの医療の腕は数多い学者の間でも上位の部類に含まれるというのは決して噂ばかりではないという証左であった。
「閣下の頑健な身体でなければ床にしばりつけてでも休ませるところなのですが………このところ睡眠もしっかりとられておられるようですし症状も大分改善してきております。このままですと半月後には戦地に立たれることも可能でしょう。無論、無理をしないという前提つきではありますが」
疲労が限界に達しつつあったとはいえメムノンの身体は常人に比べるべくもないほど頑健に出来ている。
しかし正直なところメムノンの頑健さを支えているのは人並みはずれた精神力にある、とミアルコルトスはみていた。
停滞したヘラスを後にして、ペルシャという異国でその腕だけを頼りにのしあがってきた。
小アジア総司令官という地位は、その彼の人生の絶頂とでもいうべきものだ。
本来ならば王族が担うべき重責と名誉なのだから。
それでもメムノンはそこで歩みを止めてよしとはしない。
彼にとっての未来はさらにその先があり、彼の野心はまだまだ留まる場所を見つけてはいないのである。
「………こちらが新しい薬になります。眠りを促す必要はもうありませんから、まずはこれで三日ほど様子を見ましょうか」
メムノンに何より必要なのは規則正しい生活と正しい食生活と適度な睡眠だった。
このところ生活のリズムが改善されたためにわざわざ睡眠薬を処方する必要がなくなったのだ。
「新しい薬ですな。ところで先生ものは相談なのだが…………」
そう言ってメムノンは口元に薄い嗤いを浮かべた。
子供がしばしば小さな動物たちに残酷ないたずらを施すときにも似た、酷薄で無垢な嗤いであった。
「その薬、ここで飲んでみてはくれまいか?」
ミアルコルトスには彼が自分を疑うに至った理由に心当たりがあった。
「私をお疑いか?」
「この戦火の只中にあるミュティルネにわざわざヘラスから訪問客がある。しかも私の主治医のもとへと。しかもその訪問客はこちらの尾行に気づくやまんまと尾行を振り切って行方をくらましてしまったそうだ。それでもなお先生を信じきれるほどに、私は人間が出来てはいないのだよ」
メムノンの疑いは当然というべきだろう。
彼は自分をどれほどマケドニアが殺したがっているかということについて充分な自覚があった。
今ここで自分が倒れればすべての計画は水泡に帰すのは明らかなのだ。
十中八九までミアルコルトスはマケドニアから自分を暗殺するよう指示を受けているはずであった。
有無を言わさずミアルコルトスを拘留しないのは、ここまで真摯に自分を治療してくれたミアルコルトスへの最後の礼儀のようなものであり、またあるいはミアルコルトスは無実であるという小さな可能性を信じてみたいというメムノンの個人的な願望の表象であるというべきだった。
「………確かにテオフラストスの弟子である私にヘラスから接触があれば閣下が疑うのはごく当たり前のことでしょう。なんといってもテオフラストス先生はアリストテレスの弟子であり、かつマケドニアに知己の多いかたでありますゆえ」
テオフラストスはアリストテレスのごく親しい友人であり、かつ優秀な弟子でもある。
後年博物学者として歴史に名を残す彼はアリストテレスの学園(リュケイオン)の後継者で、アレクサンドロスが王位に就く前にはミエザの学校でアレクサンドロスを相手に教鞭をとったことさえある男だった。
しかも現在交戦中のミュティレネが存在するレスボス島の出身で、島内の地理には誰よりも詳しいと言っていい。
その彼の弟子に疑いを抱かぬほうがどうかしていた。
「我々学者は国境を越えて門人を助け合う種の人間です。しかし一人の医師として、患者の命は学者同士の絆に勝るものであると心得ております」
そう言ってミアルコルトスは薬をとると躊躇することなく自らの口に入れたのだった。
その所作になんらのためらいも、恐怖も存在しないということをメムノンは認めざるをえなかった。
それほどにミアルコルトスの立ち振る舞いは堂々として立派なものに思われたのだ。
「…………いらぬ邪推をしたようだ。わが身の不明を許して欲しい」
「閣下の身を考えれば当然のこと。謝罪には及びません。どうかこれからもお身大切に」
ミアルコルトスは莞爾と笑った。
なんとも包容力を感じさせる温和で柔らかな笑みであった。
ミアルコルトスが去った後、ベッドに身体を横たえたままメムノンは次にマケドニアが打つである手段について思考をめぐらせ始めた。
ミアルコルトスからの線が消えた以上、食事に毒を盛るか刺客を潜入させるくらいしか残された手はないだろう。
いや、ここでミアルコルトスへの警戒を解くべきではない。
彼の家族を人質に彼に強要することだって充分ありうることなのだ。
刺客への警戒兵力を増員しておくべきかもしれない………。
そんなことを考えながらミアルコルトスに渡された薬を喉へ流し込んだとき、異変は起きた。
「…………馬鹿な………!なぜ………!?」
胃に直接火をつけられたような激痛にメムノンは身をよじらせた。
同時に肺が痙攣を起こしたかのように呼吸を不規則なものに変えていく。
喉元をせりあがる灼熱感は、大量の吐血となってシーツを鮮血に染め上げた。
もはや毒を仕込まれたのは明白だった。
(……あのときミアルコルトスは薬を選別してはいなかった。毒を飲むという恐怖感も一切なかったはずだ。なのになぜ………!?)
喉内に溢れ返った血で言葉を発することも出来なくなりながら、メムノンはこの理不尽な結果を呪った。
納得がいかない。行くわけがない。
自分の策は完璧だった。マケドニアを制することは容易く、時代が自分を後押しするならば新たなマケドニア王となることすら夢物語ではないはずだった。
ミアルコルトスにしても自分の観察眼が間違えていたとは考えられない。
いったい何が、何がおかしかったというのか!
メムノンの屋敷を振り返り、ミアルコルトスは独語していた。
「テオフラストス先生がただの師であるというだけなら、私は貴方を殺そうとは思わなかったでしょう………しかしテオフラストス先生は私の命の救い手であり、二人目の父と慕うお方なのです。それに私のような医師のなかにはある種の毒に対する抵抗力を身につけたものが存在するのですよ…………」
それでも後味の悪いことに変わりはない。
自分が人として大切な何かを裏切ったということを、誰でもなくミアルコルトス自身がよく承知していた。
苦い焦慮と嫌悪感を滲ませながらしわがれた声でミアルコルトスは続けた。
「私にこのような真似をさせた貸しはいつかきっと返していただきますぞ、エウメネス様………!」
沈うつな表情でレスボス島をあとにするミアルコルトスのつぶやきは誰に聞かれることもなく潮騒のなかに溶けて消えたのだった。
「がふっ!ごほっ!」
酸素を求めて喉をかきむしりながらメムノンはベッドから転げ落ちた。
胃は相変わらず松明を押し当てられたように熱く、肺は空気の変わりに血で満たされてしまったかのように血泡を間断なく口腔へと送り込んでいた。
死神の魔の手がはっきりと後ろ髪に手がかかったことをメムノンは自覚した。
(オレはまだ死ねないんだ!)
メムノンは恥も外聞もなく啼いた。
まだ自分は何も伝えていないのだ。妻を、バルシネーを愛しているのだと。
ペルシャ貴族の血脈も亡き兄の意思も関係なく、ただありのままのお前だけを愛していると。
地平線のかなたまで広がる草原に吹く涼風のような、バルシネーの無垢な微笑みがメムノンの脳裏に去来する。
いつか自分も、そんなスケールの大きい存在となってバルシネーと肩を並べることを誓っていた。
マケドニアを打ち破ったときこそ自分はバルシネーに相応しい人間になれると、そんな気がしていたというのに!
(死ねない!神よ!どうかこのオレを殺さないでくれ!)
もうメムノンは喉をかきむしることすら出来なくなりつつあった。
ときおり身体を痙攣させ、ぶくぶくと口から血泡を吹き出させているなか意識だけがかろうじてメムノンの生を繋ぎとめていた。
――鬨の声が聞こえる。
それは待望の勝利の雄たけびだった。
(ああ見てくれバルシネー!ついにオレはマケドニアを滅ぼしダレイオス王からヘラスの統治権を賜ったのだぞ!)
マケドニアの首都ベラが燃えていた。
スパルタはおろかアテネやテーバイの残党までが集い、およそ三万もの大兵を集結させている。
根拠地陥落の報に慌てて引き返してくるアレクサンドロスを疲労の頂点で討ち取る準備は万全であった。
(今度こそ迎えにいくぞ、バルシネーよ!)
そんな幻想を最後にメムノンの意識は途絶した。
「どうしたの姉さん、なんだかうれしそうだけど………」
アルトニスはいつも飄々とした姉が珍しく頬をばら色に染めた様子に驚きを隠さなかった。
こんな恥じらう乙女のような姉の姿は、前夫との結婚式以来の出来事だったからだ。
バルシネーは月桂樹の冠をかぶせられた年端もいかぬ乙女のようにはにかんでいた。
「聞いてくれるかしらアルトニス。あの照れ屋で初心なあの人が、初めて私に愛していると言ってくれたのよ……………まあ、夢の中のことだけれど」
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