第4話 アルティメット地獄課の生活

 アルティメット地獄課のスケジュールを渡された。


「アルティメット地獄課では、1日17時間労働、休みは月に1日となっている」


 1日17時間労働で、休みは月に1日だけ。日本国民全員の目の玉が飛び出るくらいの、完全違法労働となっている。


「労働日は、1日に1食のみ。休日は1日に2食を与えられる。お風呂は2週間に1回となっている。着替えはお風呂後に新しいものを支給される」


 お風呂は2週間に1回のみ。アルティメット地獄課では、衛生面すらないがしろにされている。


 ご飯1日1食もきつすぎる。16時間労働をさせるのだから、1日に5食くらいは食べさせろ。


「1カ月に1度、労働者の定期評価をなされる。著しく評価の低い場合、さらなる劣悪環境に飛ばす。どんなに頑張ったとしても、上のランクに行くことはないと思ってくれ」


 よくわからない男から、ハイパーアルティメット地獄課があると聞かされた。どんなことがあっても、あそこにだけは飛ばされたくない。


「ハイパーアルティメット地獄課に飛ばされたときは、六股男と同じ場所で生活させてやる。裸でとことん、おつきあいしてくれ」


 六股をかけた男も、こちらの世界に飛ばされていたとは。 あいつとはどんなことがあっても、縁を切ることはできないのか。


「おまえは今日は休みみたいだ。明日からハードになるから、しっかりと休んでおけ。さもなくば、地獄を見ることになるぞ」


「わ、わかりました・・・・・・」


 1カ月に1日の休みなので、29~30連勤は確定。体を壊さないためにも、きっちりと休んでおこう。

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