第3話 疑問点

(1) なぜ過去へ転生したのか

なぜ転生したのか、誰が転生させたのか、死ぬ最後の間際に聞こえた3つの神器とは何なのか?これらの疑問が頭を巡る。三種の神器として知られる鏡(八咫鏡)、剣(草薙剣)、勾玉(八尺瓊勾玉)と関連があるのだろうか?天照大御神が関与している可能性が高い。要調査事項としてリストアップし、まずは神社や古文書を調べることから始めよう。


(2) 松殿家公爵家次期当主であるか

結論から言えば、今の私は松殿響、松殿公爵家の長男、つまり次期当主である。松殿家は明治時代に華族として認められ、天皇陛下との親交も深かった。その証拠に、自室の棚には昇殿勅許の書が保管されている。これは理論上いつでも天皇陛下に面会できる許可証であり、当主と次期当主にしか与えられないものである。松殿家の歴史を辿ることで、この家がどれほどの影響力を持っていたかが理解できるだろう。


(3) 過去の歴史が違うか

過去の歴史が違えば、それは未来の歴史も違う可能性がある。まずは現在の歴史の教科書を確認したところ、特段違う点は見受けられなかった。しかし、もっと詳細な歴史資料や記録を調べる必要がある。例えば、大学の図書館や国立公文書館で古文書を調査し、微細な歴史の違いを見つけ出すことが重要だ。


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