第30話
「それで、姉さん。このバカでかい建物は?かなり立派な教会の様だけど。確か、姉さんが始めた場所は牢獄って言ってなかった?」
俺が姉さんが居ると確信を持てなかったのは、この建物が何処からどう見ても立派な教会にしか見えなかったからなのだ。姉さんから聞いた話だと、辺境の牢獄からスタートだったはず
「ふっふっふ、それはねフー君」
「「その事について、我々が説明、、」」
「二人は黙ってて!フー君には私が説明するの!!」
「「はっ!出過ぎた真似をしてしまい、申し訳ありません」」
「ほら、二人は下がって」
「「はっ!」」
姉さんと神官っぽい二人のやり取りを見ていると、フェルスが起きたようで
「あ~、主のお姉さんだ~」ピョン
フェルスは、定位置の俺の頭の上からジャンプして、姉さんに飛びつく
「キャッ、、もう、ダメじゃない、いきなり飛びついちゃ危ないでしょ」
「キュ~ン、、、、、ごめんなさい」シュン
「はい、謝れて偉いわ。次から気を付けましょうね」ワシャワシャ
「は~い」
姉さんに撫でられて、ご満悦のフェルス。姉さんも、可愛いペット程度に思っている感じだ
「それで、姉さん。説明してくれる」
「もー、フー君はせっかちさんなんだから。でも、そんなフー君でも、お姉ちゃんはちゃんと愛してあげるから安心して」( ー`дー´)キリッ
「はいはい」
「『はい』を2回も。これって、やっとお姉ちゃんの愛がフー君に届いて、、」
「ね・え・さ・ん」
「(≧∇≦)キャー♪フー君、ダメだよ。こんな、大勢が居る場所でしたいだなんて。初めては、二人っきりでムードのある場所で」
(´Д`)ハァ…疲れる。姉さんの頭の中はどうなってんだ?頭、邪成者かな?
邪「( ゚д゚)ハッ!今、何処かで美女がワイの事を『(≧∇≦)キャー♪抱いて~♪』と、言っている気がする。早く行かねば」ジタバタ
ロ「ふ~ん、、、それが、最後の言葉で良いわけね」
邪「良いわけあるかーーー!!!ってか、なじぇにワイが簀巻きにされなあかんのじゃ!!」
リ「それは、アンタが隠し持っている物が、私達の、、、し、、下着だからよ」
邪「な、、なんだってー!!!こ、この、黒と紫のスケスケがルージュちゃんと、アルトお姉様ではなく、、、ロリのだとぉ!!、、、、ワ、ワイは、、ロリじゃないんじゃーーー!!」
ロ・リ「「おい」」(#^ω^)
邪「ああ、ロリはダメだと分かっていても、でもいい匂いがするんじゃーー」
ロ・リ「「変態、死ね」」
邪「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
うん?何故か邪成者が、札に戻ったぞ?何かあったのか?
でも、モルスに慌てた様子が無いから、気にしなくてもいっか
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