番外編 セフィアの母は台風のように

 「ほーい、ご飯できたよー降りといでー」

 「わーい今日もカレーだーうれしい、な……」


 階段を降りていきなり、テンションガタ落ちしたセフィアがいる。


 「しょうがないだろ、お前が作り過ぎたんだから」

 「いやね、本によると鍋のものって多く作ると美味しいって言うからさ」

 「だからと言って二人しかいないのに、ルー二箱も使うことないだろ」

 「何事もチャレンジしてみないと」


 自分のチャレンジの結果なのに、テンション低くなるなよ。


 「あたしは、やって見もしないで最初から失敗だ!とか決めてかかるような大人にはなりたくないんだっ」

 「はいはい、じゃあルー大目によそおうか。ちょっとでも消費しないと。明日もカレーは嫌だろ?」

 「ううう」

 「では、わたしも頂きましょうか」


 ん?


 誰もいないはずのリビングの方から声がしたので、僕とセフィアは振り返る。

 そこには、銀髪に狐耳、歳の頃なら四十代といったところの和服美人が悠然と立っていた。


 ああ、セフィアの関係者だこれ。即座に僕は理解する。



 「お母ちゃん!」



 やっばり。


 セフィアはだっ、と駆け寄り、満面の笑みで母親に抱きついた。


 「いやーんどうしたの、なんでいるの?」

 「なんでいるのって何よ、あなたと彼の様子を見に来たに決まってるじゃない」


 美人さんなお母さんだ。なで肩柳腰に細面。しっとり系の大美人。確かにエリシエさんとセフィアの母だけのことかあるな……などと不埒なことも考えてしまう。


 「エリシエから話聞いてね、作戦データも更新されなくなったし、我慢できずに見に来ちゃった」

 「お姉ちゃんなんて言ってた?たぶん反対はしてなかったと思うけど」

 「エリシエは合格って言ってたけどね、あの子あなたのことになると激甘だから、やっぱり一度自分の目で見ておきたくてさぁ」


 そう言って、立ち竦む僕をじろじろと、頭のてっぺんからつま先まで眺める。


 「どうも初めまして。セフィアリシスの母、レイムリーユキル・マキアシューメルツ・ツキカゲ・コムスククレス・ラ・マハリマです」

 「あ、初めまして。長戸零士です」

 「レイジさん?」

 「はい」


 急に声色が堅くなる。


 「お義母かあさん、って呼んでいいのよ?」



 ああこの人もこんなノリなのか。



 とりあえず二人にはダイニングのテーブルに着いてもらって、僕は三人分のカレーライスを用意する。ちょっと余るかなと思ったルーだったけれど、三人分なら丁度いい量だった。よし、使い切ったぞ。

 まずは鍋に水を張って、シンクへと移動させておく。そして、カレーライスを運ぶ。


 「おまたせです」

 「ありがとう」

 「ありがとー」

 「あの、飲み物は何がいいですか?」


 大したものは出せない。というか、冷蔵庫の中にはミネラルウォーターと緑茶と、牛乳とオレンジジュースくらいしかない。コーヒーとかほぼ飲まないんだ。


 「お水があれば」


 僕はほっとして、グラスを三つ取り出しミネラルウォーターを注ぐ。


 「どうぞ」

 「ありがとう」


 わあ優しそうなお母さんだな、と僕が見ていると、なんだかセフィアがむすっとし出したので僕は慌てて椅子に座り、カレーを一口食べる。


 「うん、やっばり一日寝かせたカレーは味が深くなるね!これセフィアが作ったんですよ」


 言わなくてもいいことをつい言ってしまう僕。いやこれは必要なセリフだ、と自分に言い聞かせる。


 「へえ、セフィアあなた料理するの?」

 「うん、レイジと交代でやってるよ。他にも色々作れるようになった」

 「あなたは昔から研究熱心だったものね。うんうん、これが地球のカレーライスね。美味しいわ」


 セフィアがちょっと得意げな顔をする。とりあえず地雷を一つ退避といったところか。


 「でもさー、お父ちゃんは一緒じゃないの?」

 「あーあの人ね、誘ったけどなんかダダこねてるから置いてきた。たぶんエリシエのこと気にしてる」

 「お姉ちゃんは喜んでくれたよ?」

 「でもほら、あの子に浮いた話の一つもないのを気にしてて。部下とお見合いさせたがって嫌がられてるのよ。だから拗ねちゃってる」

 「あはは、お父ちゃん何やってんだか」


 うーん、あの美人に浮いた話が一つもないというのは信じがたいなぁ。仕事で接してると駄目なのかも知れないな、モード切り替わるとすごい怖いもん。



 「ところでセフィアリシス大佐」

 「はっ、レイムリーユキル元帥閣下」


 げ、元帥閣下!?


 「貴官の報告書の件でいくつか質問がある」

 「何なりと」

 「以前に一度、敵艦からグリカトス反応を確認したとあったが、それ以降はどうか」

 「はっ、それ以降反応はありません」


 何の話か判らないけれど、深刻そうな顔なので結構重要な話なんだろう。


 「ふむ。対象の残骸までは未確認だな?」

 「はっ、金星の環境を考えますと、残骸の回収はリスクが高いと判断しました」

 「了解した、次の質問に移る。エリシエラシス中将から申告があり、作戦の詳細データ更新が止まった。これは攻略対象の希望とあるが……相違ないか?」

 「はっ、その通りであります」


 これってあれか。デートの回数とかその内容とかを報告してたのを、止めてもらったあれか。


 「それならば作戦本部としても異論はない。二人の選択を尊重する。だが」


 ……だが?


 「やっぱりお母ちゃん気になっちゃうのよ。セフィアがちゃーんと愛情表現できてるかな?とかラブラブしてるのかな?とか。どうなのよどうなのよ」

 「ちょっとお母ちゃんやめてよ、恥ずかしいじゃないの」

 「いいじゃないの減るもんじゃなし。そうだ、今キスして見せてよ!」

 「やだよカレー味のキスなんて!それに見世物じゃないんだから」


 これ母娘の会話なんですかね?しかも食事中なんですよ。


 「それでレイジさん」

 「はい」


 矛先がこっちに来た。


 「とりあえず、セフィアの希望でそちらに養子として籍を入れましたけど、この後はどうなさるおつもりです?」

 「この後って」


 ぐい、と身を乗り出すお母さん。



 「ですから、セフィアをこのままそちらの家に入れるのか、それともあなたがこちらの家に婿入りするのかという話ですよ」


 えええ!?


 「いえね、エリシエが婿を取ってくれてたならこんな心配なんてしないで、セフィアの好きにさせたんですけど。一応うちはマハリマの本家ですから、跡継ぎのことも考えないといけなくて」

 「ちょっとお母ちゃん、なんて話をしてるのよ?レイジ困ってるじゃない」


 セフィアはグラスの水をぐいっと飲む。


 「だってだって大事なことよ?」

 「おっかしいんだ。お母ちゃんだって昔は、家名なんてくだらない!って言ってたって聞いたよ?」

 「それはそうだけどね。やっぱり軍に長くいると、そういうものの大切さも判っちゃうのよ。特にマハリマは名門中の名門だし」

 「でもレイジは軍人じゃないから、婿入りしても何もないと思うよ。マハリマが欲しいのは、一族を率いる軍人でしょ」

 「別にいいのよ、あなたたちの子供を軍人にすればいいんだし。マハリマ宗家歴代にも、軍属でない人は何人もいるのよ」


 なんかサラっと凄いことを言ってる。遥か昔の戦国時代、大名とか武将とかもこんな風に血族の未来を考えていたんだろうか。


 「でもさでもさ、レイジってば地球人でしょ?マハリマ宗家の跡取りが異民族って、一族的にどうなの?」


 あっ、何気に僕が気にしてる話が出て来た。


 「いいのいいの。どうせ産まれる子供は狐耳よ、こっちの遺伝子の方が強いから安心なさい。うちの惑星系が遺伝子操作に頼らず繁栄できてるのはね、そうやって異民族の血すら取り込んでいけるからなのよ。だからむしろ、異星人の婿取りなんて大歓迎。新しい血で、マハリマはさらに強くなるわ」

 「なるほど、それなら安心だねレイジ」


 目をきらきらさせるセフィア。春までは呑気な地球人でしかなかった僕が、なんだかものすごい運命に飲み込まれようとしている。


 「でもさー、そこは先にお姉ちゃんが権利あると思うし、あたしたちは今すぐ決めなくてもいいと思うな」

 「それもそうね。分家筋からエリシエに婿を取るって方法もあるけど、自由恋愛の世の中じゃ馴染まないでしょ?」

 「婿ったって、お姉ちゃんと歳の近い男の人なんてほとんどいないじゃない。ユッカラおじさんのとこの子なんてまだ十歳でしょ」


 僕は脳裏に、エリシエさんと十歳の少年が並んだ姿を思い浮かべてみる。これが噂に聞くおねショタか……何か新しい扉が開きそうな気がしたので、僕は慌てて妄想を頭の中から追い出す。


 「ま、お父ちゃんもお母ちゃんも、あなたたちが幸せになってくれるならそれでいいのよ。できたら家を継いでほしいけど」

 「そのあたりは追々、善処する方向で検討しましょう。ね、レイジ」


 セフィアが僕にウインクする。僕も笑顔を返す。


 さすがの僕も、事ここに至って彼女を拒否したりなんかはしない。ええ好きですよ、可愛いし聡明だし。でもそれを素直に出せるか出せないかということで。


 今の僕には、まだはっきりと表に出す勇気がない。エリシエさんにちゃんとしろって言われたけれど、まだ決断できない。



 そんなこんなで楽しく(?)夕食は終わった。カレー一皿なんて、すぐだよね。



 「ごちそうさま、美味しかったわよ」

 「えへへ、ありがとお母ちゃん」

 「ごちそうさまでした」

 「あ、お皿洗うよ」

 「じゃあお願い」


 僕は言って、三人分の空き皿をシンクに持って行き、さっと表面の汚れをキッチンペーパーで拭き取ってから水を張った桶に入れておく。

 入れ替わるようにシンクに立ったセフィアが、鼻歌交じりに洗い物を始めるのを見届けてから、僕はリビングに向かう。


 そんな僕らの様子を、リビングのソファから見ていたお母さんがにんまりと笑っている。


 「エリシエの報告書通りね」

 「報告書?」

 「そそ。同棲生活観察報告書」

 「ちょ」


 なんてものを作ってるんだ。


 「積極性には欠けるが思いやりは満点。あとは時間をかけるべし。エリシエの報告書にはそうあるわ」

 「んもう、お姉ちゃんそんなの書いてたの?」


 洗い物を終えたセフィアが、ソファでご満悦の母親に寄り添う。


 「レイジは恥ずかしいのが苦手なんだから、そういうの言わないでよ」

 「でも、一族内には回覧されちゃったわよ」


 えええ。


 驚く僕を見て、お母さんは屈託なく笑う。


 「だって事はマハリマ宗家の未来がかかってるかも知れないんですもの。一族みんな興味津々よ」

 「んもー、だったらお姉ちゃんに縁談くらい用意すればいいのに。美人だし軍歴も立派だし、何が良くないのかしら」

 「最近の男はガッツがないのよ。お父ちゃんなんか、お母ちゃんより二階級も下だったけど、果敢にアタックしてきたんだから。ああいう情熱が足りないのよ」

 「うえーやめてよ、両親のそういう話、あんまり聞きたくない」

 「いいじゃないの。結果あなたたちがいるんだから」

 「生々しいわよ」


 セフィアがツッコミに回るのは珍しい。でもまぁ、楽し気に話をしている姿を見ると、僕も嬉しい。


 「ですからねレイジさん、高校生らしく節度あるお付き合いを」

 「そこは大丈夫です」

 「……節度あるお付き合いをしろ、なんて固いことを私は言いませんよ」


 へ?


 「早く孫の顔が見たいわぁ、もうすぐ五十路なんだもの」

 「えーっ、あと二年しかないじゃん!?大変レイジ、急がないと!」

 「そこの二人、変な目で見るのはやめなさい。急がなくていいと言ったばかりでしょ」

 「あっ、やっとツッコミ入った」


 にんまりと笑うお母さん。


 「いやいやいや、今までの会話では特に突っ込む部分ありませんでしたからね」

 「エリシエも色々言ってやっとツッコミ入れてもらったって言ってたわ。遠慮しなくていいのよレイジさん、お義母かあさんに思い切りツッコんで」

 「言い方が卑猥なんですよ!」

 「そうそれ!その調子!」


 あーもう。


 「いいわねこの感じ。親子の会話って実感ひとしおだわ」

 「なんで親子の会話が乗りツッコミなんですか」

 「心の垣根は乗り越えないとね。大丈夫、マハリマの一族みんなこんな感じだから」

 「ボケ一族ですか」

 「あーいいわね、うち女の子ばかりだから、息子とのこういう会話にずっと憧れてたの!セフィア、早く星雲人なんか叩き潰して、彼連れて帰ってきなさいよ」


 なんかすごい無茶を言い出したぞ。


 「そんなの向こうの都合もあるじゃない。そもそもうちの艦隊は迎撃が任務であって、こっちからの攻撃は許可されないんだから」

 「むー、じゃあ積極的に攻撃できるように法律変えようかしら」

 「そういう動機で立法しないで」

 「きゃーんまたツッコミゲット!」


 やっぱり血筋だ。僕はこの場にエリシエさんがいないことを天に感謝した。





 「へへ、お母ちゃんと同じ部屋で寝るなんて幼稚園以来かな」

 「そうね、でもその前くらいからもう、エリシエがあなたにべったりで入る隙がなかったからねぇ」


 あたしの部屋にもう一組布団を敷いて、母レイムリーユキルは今夜ここで寝ることになった。家族と同じ部屋で眠るのは、やっぱり嬉しい気分になる。


 「でも驚いた。あなたのことだから、彼と同じ部屋にしてると思ったのに」

 「あー……そうしたかったんだけど、レイジが拒否った」

 「ふうん、案外身持ちが堅いのね彼」

 「そうなの。この頃やーっと素直になって来たけど、すっごい照れ屋なんだよ。それと、やっぱり立場とか気にしてるみたい」

 「そうね。最初はお父ちゃんもそうだったよ。自分の階級が低いことを気にしてた」


 お母ちゃんはしみじみと語る。その言葉は、遠い昔を慈しむようだ。


 「いいことセフィア。エリシエもあなたも、強い力を持っていて当然のようにそれを使う。そしてその力で全てを守れる。だけどね、愛とか家庭というものは、決して片方だけの力では作れないの。彼はきっと、あなたの力や背景と自分のそれを比べてしまって、思い切れないでいる。大きな相手と小さな自分、なんて変な考えに囚われてしまっている」

 「やっぱりそうなのかな?あたしはレイジに、そういうのは求めてないんだけど」

 「言葉でいくら伝えようとしても、それは伝わらないわ。だからねセフィア。あなたは一人の人として、女として彼を愛しなさい。そうすればきっと伝わるわ」

 「うん、頑張る。最近やっと、登下校で手を繋いでも何も言わなくなったんだ。前はすっごい照れて嫌がってたけど」

 「可愛いじゃない」

 「うん。いつか必ず、レイジからプロポーズさせてみせる」


 灯りを消した部屋に差し込む月の光を受けて、お母ちゃんの髪が輝く。あたしとお姉ちゃんの銀髪は、このお母ちゃんから受け継いだものだ。


 「でも彼、案外掘り出し物よ。家事も手馴れてるみたいだし、さりげなく気を使えるし。お父ちゃんなんかね、新婚当時お風呂に入った後の、新しいパンツだって自分で用意できなかったんだから」

 「何それ、今じゃ考えられない」

 「結婚してから、あれこれ仕込んだのよ」

 「人に歴史ありだねぇ」

 「そう。だからあなたも、彼と二人で新しい歴史を作っていきなさい」

 「うん、頑張る」


 突然の来訪でびっくりしたけれど、お母ちゃんが彼のことを気に入ってくれたみたいで良かった。


 「お休み、お母ちゃん」

 「お休み、セフィア」





 朝はトーストと目玉焼きに、インスタントのカップスープ。

 学校があるので、時間をかけずにさっと済ますのだ。


 「まさかお母ちゃん、学校見に来るとは言わないよね?」

 「残念、授業参観したかったけど仕事があるの」

 「そか、もう帰るの?」

 「うん、あなたたちを見送ったら帰るわ」


 セフィアはちょっと寂しそうだ。久しぶりに会った母親だもんな。


 とか考えたところで、そう言えば僕も自分の両親とずっと会っていないことを思い出した。地方公務員だったはずの両親は今どこにいるのか?たまにどこかしらの名産品を宅急便で送りつけて来るけれど。

 会いたい気もする。でもそれは、そこまで強烈な感情ではない。その辺は僕が男だからなのかも知れない。ある意味、両親もこの事態に日常を奪われた被害者には違いないんだ。


 「レイジさんのご両親にもご挨拶はできたし」

 「え?」


 思わず声が出る。


 「あら?何も不思議ではないでしょう?大事な娘をお預けしてるんだし、ひょっとしたらレイジさんにお婿さんに入ってもらうかも知れないんだし。いいご両親ね、あなたたちの傍にいられないことをとても残念がってらしたわ。国策で引き離されているんですから」

 「……そうですか、僕の両親が、そう言ってましたか」


 僕はちょっとしんみりしてしまう。この家で、春までは普通に暮らしていたんだ、一緒に。


 「でもまあ、うちも子供と離れて暮らしてるのは一緒ですからね。意気投合しちゃった。今度銀河草津温泉に夫婦同士で旅行する約束もしたのよ」


 銀河草津温泉ってどこだそこ。しんみりしてきた気分が霧散する。元気にやってるなら、まあいいか。


 「ほら、二人とも学校に遅れますよ」

 「うん、じゃあ行ってくるねお母ちゃん」

 「はい、いってらっしゃい」


 笑顔のセフィアに、僕も精一杯の笑顔で続いた。



 「いってきます、お義母かあさん」






-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 どうもです。


 そんなわけで(どんなわけだ)、200PVも頂きましたので記念と感謝の番外編です。


 中身はセフィアの母親を出すだけの番外編でした。レイジの両親も消息不明のまま放っておくのが嫌だったので、それなりに元気にしてるし心配もしている、ちゃんとした親なんですという感じにしました。


 しかしどう頑張っても姉襲来の焼き直しみたいになってしまうので、ちょっと家系とか一族とかの話を多めにして、レイジへ決断を迫る感じにまとめました。主人公無双ならともかく、主人公無能だとどうにもならないものですね。まぁ仕方ないか。



 最初はお父ちゃんと二人で出すつもりだったんですけど、書き始めたら夫婦漫才がどこまで行っても止まらないので止めました。お母ちゃん一人でもこの有り様です。親族を同時に出すのはちょっと危険かも知れません。


 レイジもセフィアと彼氏彼女としてセット扱いまでなら大丈夫になっているんですが、結婚まで話が進むと尻込みしてしまいます。何かこう、ちゃんとするお話をいつか書いてあげたいです。


 続きを書けたらいいなとは思うんですが、星雲人がどっか行っちゃってるのでもし書くとしても、学園ドタバタとか大宇宙の変な話とかになりそうです。需要あるのかな……書いてる自分は楽しいんですが、そのへんがちと気になりますね。今は「鉄模de~」の方に集中しているので、向こうで書けないネタはこっちでやれたらいいなと思います。楽しく読んでいただけたのなら、これに勝る喜びはありません。




 ちなみにタイトルはウルトラマンタロウ第一話「ウルトラの母は太陽のように」のもじりです、ネタが古くてごめんなさい。



 それでは!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る