第31話 三者面談

学校の三者面談の時期がやってきた。

そして今日は俺が三者面談を受ける日だ。


別に心配な事は何一つない。

勉強は十分に頑張っているから叱られる心配がないと思っていた。





ついに自分の教室である1年A組に母さんと入室した。

そして、我が物顔…ではないがミカド先生が待ち構えていた。



「…それで涼太君は…」


「まあ、そんなに…」


いらん話ばかりしてなぜか緊張していたが、あっという間に俺の三者面談は終わった。


俺は母さんと帰り道を歩いていて、色々と言われたが褒められる事も多々あった。

ま、俺も頑張っているってわけだな。



ーー翌日の放課後。

今日は母さんが中等部に来ていた。

ルカの三者面談に親代行として参加する為だった。


俺は家に先に帰ってダラダラしていた。

スマホを見たりスマホでゲームをしていたが、徐々に飽きてきて最終的には勉強をする事にした。


正直、期末も近いしちゃんとしないとな!







その夜。

夕食終わりに俺は風呂から出てすぐ勉強に励んでいた。


高校生ともなるとなかなか難しいものだ。

だが、こんな事で弱音なんて吐いていられねえしな…


その時だった。


「涼くん、良い?」


ルカが俺の部屋を訪ねてきた。


話を聞くと、ルカも期末テストに追われていたらしい。

ルカは中3だからな、そろそろ進路も大事な時だ。

そんでもって俺に勉強を見てもらおうってきたらしい。


俺はルカの話を呑んで勉強を見た。

ルカも勉強は悪い方じゃないし、期末は大丈夫だろう・・・


「ねえ涼くん」


「ん?」


「今年の夏休みなんだけど、海行きたいな!」


ルカはいきなりもう夏休みの話をしだしていた。

そりゃ楽しみなのは分かるけど・・・。


「ルカ、夏休みも良いが、今度の期末、赤点取ったら夏休みも授業になるからな!そこは気をつけろよ!」


「は〜い!大丈夫!涼くんを信じているから!」


どこまで呑気なんだか・・・。

まあでも、やる気と自信があるなら少しは心配無用かもな。


そしてある程度勉強を進めて寝る時間になった。


続きは明日だな!

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