第31話 三者面談
学校の三者面談の時期がやってきた。
そして今日は俺が三者面談を受ける日だ。
別に心配な事は何一つない。
勉強は十分に頑張っているから叱られる心配がないと思っていた。
◇
ついに自分の教室である1年A組に母さんと入室した。
そして、我が物顔…ではないがミカド先生が待ち構えていた。
「…それで涼太君は…」
「まあ、そんなに…」
いらん話ばかりしてなぜか緊張していたが、あっという間に俺の三者面談は終わった。
俺は母さんと帰り道を歩いていて、色々と言われたが褒められる事も多々あった。
ま、俺も頑張っているってわけだな。
◇
ーー翌日の放課後。
今日は母さんが中等部に来ていた。
ルカの三者面談に親代行として参加する為だった。
俺は家に先に帰ってダラダラしていた。
スマホを見たりスマホでゲームをしていたが、徐々に飽きてきて最終的には勉強をする事にした。
正直、期末も近いしちゃんとしないとな!
◇
その夜。
夕食終わりに俺は風呂から出てすぐ勉強に励んでいた。
高校生ともなるとなかなか難しいものだ。
だが、こんな事で弱音なんて吐いていられねえしな…
その時だった。
「涼くん、良い?」
ルカが俺の部屋を訪ねてきた。
話を聞くと、ルカも期末テストに追われていたらしい。
ルカは中3だからな、そろそろ進路も大事な時だ。
そんでもって俺に勉強を見てもらおうってきたらしい。
俺はルカの話を呑んで勉強を見た。
ルカも勉強は悪い方じゃないし、期末は大丈夫だろう・・・
「ねえ涼くん」
「ん?」
「今年の夏休みなんだけど、海行きたいな!」
ルカはいきなりもう夏休みの話をしだしていた。
そりゃ楽しみなのは分かるけど・・・。
「ルカ、夏休みも良いが、今度の期末、赤点取ったら夏休みも授業になるからな!そこは気をつけろよ!」
「は〜い!大丈夫!涼くんを信じているから!」
どこまで呑気なんだか・・・。
まあでも、やる気と自信があるなら少しは心配無用かもな。
そしてある程度勉強を進めて寝る時間になった。
続きは明日だな!
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