第30話 同居がバレちゃいました・・・。

「なに!?お前ルカちゃんと同棲してんのか!?」


「ついにそこまで大人になったか・・・」


「誤解するような言い方やめろ!!ルカの母さんが仕事でしばらく帰ってこれねえから家で預かっているだけだよ!」


「これもです!!」


「お前も余計なこと言うな!!」


結局隠しきれずにみんなに同居の事を話した。


みんなは驚いたが、何とか誤解を解いた。


ルカは親指を立ててグッドサインして余計な事を言ったがそれも何とか晴れた。


(ルカちゃんが天道くんと、"同居"・・・!?)







昼休みが終わり午後の授業を終えて帰る時間になった。

するとミカド先生からの話があった。


「みんな、もう知っているやつもいると思うが、来週は三者面談だから親御さんに都合を付けるように言っておけよ!」


「マジかよ・・・」


「俺母ちゃんが学校来るのって憂鬱だわ・・・」


俺も憂鬱だった・・・。


母さんに勉強の事をとやかく言われるかと思うと・・・。

成績は自分でも頑張っている方だとは思うが、これ以上は何を言われるのか・・・。



まあ、同居がみんなにバレた事に比べたらまだ良いか・・・。





家に帰って夕食を済ませた。


ルカは俺に話しかけてきた。


「涼くん!三者面談お義母さんが来てくれるって!」」


「そうか、よかったな・・・」(母さんも大変だな、俺とルカの面談で二度も足を運ぶんだから・・・)


母さんの苦労を無駄にしたくねえし、俺はとりあえず勉強を頑張る事にした。


夏休みの前には期末テストもあるし、ここで頑張らねえとな・・・。


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