第22話 お買い物デートか・・・
ーールカが買い物したいからと駅前の大型ショッピングモールに来たわけだが・・・
ここはたくさんの店が並んでいるからな・・・俺も良く来るんだが・・・。
「わ~い!涼くんとお買い物デート!」
お買い物デートねえ・・・。
そういや、ルカもよく友達と来るとか言ってたな・・・。
というか、ルカとここに来るのは初めてかもな・・・。
俺はこのショッピングモールだとスーパーか本屋ぐらいしか行かねえから・・・。
ってか、ちょっと興味あるかもな・・・。
ルカの最近の普段の生活って・・・。
幼馴染で今は訳あって同居しているとはいえ、今のルカって最近何が好きなのかも分かんねえし・・・。
◇
真っ先に向かったのは洋服売り場だった。
やっぱ女の子ってオシャレ大好きだからか・・・。
ルカもちゃんと女の子らしいところあるじゃねえか・・・!
「ねえ涼くん!どれが似合うかな~?」
ルカが色んな服をあてがって俺に見せて来たけど・・・
正直、ルカ自身が可愛いから何を着ても似合うと思うんだよな・・・
っと思っていたら服を何着か持って試着室に向かって言った。
勿論俺も連れていかれたが・・・。
「じゃ~ん!どう!?」
「え!?あ、に、似合ってる!可愛いぞ!」
思わずドキッとしちまった・・・。
なんせさっきあてがっていた服をそのまま生で今着始めたんだからな・・・。
今のルカはピンクのワンピースを着ていた。
これも可愛い!
「こっちは?」
今度は黄緑色のオフショルダーのラフな半そでに白いショートパンツを履いていた。
色々着過ぎて頭が混乱しそうだよ!!
◇
ようやく服屋から出られた。
30分はファッションショーを見せられた。
それで買ったのは1セットだけとは・・・。
「っで、次はどこ行くんだ?」
「んふふ!」
次に俺らが来たのはって・・・。
水着!?
「まだ5月も終わりになろうとしている頃だぞ!?」
「でも、もう色々売ってるみたいだからね!夏休みに備えて今から買いたいの!」
「まったく・・・」
ってかさっきの服屋に無かったのかよ・・・水着・・・
今度は水着のファッションショーか?
ちょっと嬉しいようなって・・・。
何考えてんだか俺は・・・
「じゃ~ん!どう?」
今度のルカはピンクのフリフリがついたビキニを着て俺に見せつけてきた・・・。
可愛いが・・・。
(胸がでかすぎてそっちに眼が行くわ!!)
ほんっと胸だけは成長しているんだからよ・・・
次は青のバンドゥビキニ、緑色のボーイレッグと、こっちも色々着て俺に見せてきていた。
だが、やはり胸にしか眼が行ってしまう・・・。
眼に毒だろこれ!
「どう涼くん、ドキドキした?」
「ど、ドキドキなんかしてねえよ!!」
なんやかんやあって水着のファッションショーも終わった。
ルカは水着も買ったらしいが・・・
「どんな水着買ったんだ?」
「うふふ!まだ内緒!」
「なんだよ?」
陽気な笑顔でそう答えたルカはルンルン気分に浸っていてそれを目視した俺はそんなルカと次の場所に向かった。
◇
次に向かったのは本屋だ。
今日は漫画の新刊の発売日だったのを思い出して俺は漫画の新刊を買った。
しかも3冊も。
3冊はちょっと痛かったかな・・・。
おおよそで1500円ほど使っちまった・・・。
まあ、いっか、帰ったらさっそくって・・・。
「あ!すいません!」
「あ、いえ、こちらこそって・・・涼太?」
「兵藤!?」
驚いた。
誰かとぶつかったと思ったら、クラスメイトで友達の"兵藤"だった。
「こんな所で会うとは奇遇だねえ?」
「ああ、そうだな・・・お前も買い物か?」
「うん、"新刊"をね!」
「そうか!お前もか!」
「その持っている袋を見た所、涼太も買ったようだね!」
「あ、涼くん!って、兵藤くん!」
「あ、やあルカちゃん!」
まさかの兵藤と遭遇!
なんか面白い予感がしてきたかもしれねえ・・・。
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