「定命」と 呟く思い 掬いしは 遺稿となりて 憧憬とならむ

定命じょうみょう」と つぶやく思い

 すくいしは

 遺稿いこうとなりて

 憧憬しょうけいとならむ


 .☆.。.:*・゚、


 寂聴さんの句集「定命じょうみょう

 他界後に、庵の書斎で見つかった句稿がまとめられたもの


 句集としての構成もさることながら、

 新聞の切れ端に殴り書きされていた とあるように

 その時々の思いが こぼれていて

 飾らない 言葉達が


 ある種の憧憬を生む



 なにものにも 縛られない 十七音が

「生」と「命」を あぶりだす




 .☆.。.:*・゚、



 両手ですくって 読みたい 言葉たち



 .☆.。.:*・゚、







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