現実感と非現実の狭間に、きっと翻弄されるはず!

 架空の題材を扱いながらも、説得力があります。現実的に考えさせられる話題もあり、フィクションと切り捨てられません。

 個人的に刺さったのが、主人公の描写です。決して人格者ではなく、むしろ作中でやらかしますが、ひどく人間くさくて嫌いになれないんです。
 だからこそ、現実にいそうな人間と思えて作品世界にひたれました。

 派手なバトルや過激な展開があるわけではありません。しかし、純粋に小説として魅せてくれる作品です。

 ちなみに自分は、チート異世界、悪役令嬢、成り上がりといった作品も読む人間です。そんな自分が、素直にお薦めいたします。