少年のあどけなさが残る気弱で真面目な青年アルティが、防具職人として成長していく物語。
デュラハンをはじめ、様々な種族からの依頼を次々と成し遂げていきます。
時に依頼主や装備者の心に寄り添い、時に鋭い洞察からの工夫で皆を驚かせます。
受けた依頼の重責にスランプになることもあるけれど、少しずつ認められていく姿は微笑ましいです。
ヒロインのリリアナとの関係はかなりゆっくりでもどかしく、読者としては「もう付き合っちゃえよ!」と何度も心の中で叫ぶことでしょう。
それも本作の魅力です。
ファンタジーとして個性豊かな種族とキャラクターがたくさん出てきて、にぎやかな物語でもあります。
おすすめです。
※110話中60話を読んでのレビューとなります。引き続き拝読いたします。