推し活に全てを捧げ過ぎて他が見えていないとある男の物語

主人公のエモさんは、普段の行動から見る限り、自分の能力(弱さ)と状況(指名手配)を把握し、勇者の推し活という戦場に出向くのが前提の為、様々な魔道具で自身の身を守り、気配を断ち行動しています。
と、それなりに危機管理は出来る判断能力は有るのに、何故か勇者パーティーの前に現れた時だけハイテンションになる為か無意識に悪役ムーブを炸裂させている事には全く気付いていないのが、面白いところですね。
　そして、エモさんの言動に問題はあれど、思い込みで彼を指名手配犯にしてしまった勇者パーティーの面々が、因果応報とばかりにエモさんとその同志達にこてんぱんにやられているのを見ると、改めて、日常での確認会話の大事さが分かりますね。