第20話 人生相談
「ぼくの勝ちだ。帰ってもらおうかな?」
「そんな、ご
「もう一度、チャンスを!」
ハジメは、
「いや。もうゲームはやめておこう」
「そ、そんなー」
「何を言うのよ」
「ゲームばかりしてるわけにもいかないだろ。ゲームしかないけど」
ハジメの言葉に、
「はい! 人生相談したいです。
「だから、
ハジメにはひっかかることがあった。それは、
「ハジメ。まさか、聞くつもりなの?」
マツは、乗り気ではないようだ。
その理由が、ハジメにはわからない。わからないこそ、知りたいという気持ちが芽生えた。
「お願いします」
「仕方ないな。言ってみろ。聞いてやる」
「相談なんですけど、
「また、それか」
「どうにかして、
いつになく、
「アタシは、それを
マツも真剣だった。
「なるほど。ライバル、ね」
納得したハジメ。
「やっぱり、勝負しないといけませんね」
「望むところよ」
「それはやめろって言ってるだろ」
「はい」
「わかったわ」
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