分かった。ノリが80年代なんだな。80年代のギャグマンガ。つまり時代が時代なら受けていた。世が幸福に満たされてる時代だったらこの手のギャグ、コロコロコミックでコミカライズしたら売れます。冗談抜きで言ってます。

ですが、バブル崩壊以後は1997年の金融危機、東日本大震災、コロナ禍、超・少子高齢化と文字通り失われた30年という屈辱を味わって来た令和の今ではこの手のギャグは受けません。

私は文章とかの問題じゃない気がするんですよね。この作品は「正統派ギャグラノベ」と言われるジャンルです。むしろ胸張っていいです。よくこの時代に出せたなというぐらいには。

ですが令和のギャグって中年臭くして辛気臭いんですよ。特に婚約破棄系と追放系のギャグは。本来笑えないものを嗤ってるわけですね。それ笑いんじゃないんですよ。

残念だけど、日本人のラノベ読者層はそのくらい病んじゃったかなと。心の底から笑えるギャグってもう作れないし読みたくないんですよ。

私はある方とは全く違う評価をします。

――残念だなと。

企画からこんばんは。そーやです。

武人の如き優れた武力を持ってるワケではない。
賢者の如き豊富な知識を持ってるワケでもない。

あるのはクソ強メンタルだけ。ついでに悪運。

多分翔太くんは現実世界なら交渉人として大成できる器かもしれません。