繊細な感性と言語感覚が随所に光る俳句集

春から初夏への移ろいを繊細に捉えています。散る花、飛来するツバメ、母の日への思い、五月雨、猫の恋、朝焼け、新茶、梅雨の訪れ、紫陽花、ほととぎすの鳴き声、蛍の光など、季節感あふれる題材が巧みに選ばれ、日本の伝統的な俳句の世界観を感じさせます。

同時に、現代的な表現を取り入れたユーモアのある一句や、世界情勢への思いを込めた作品もあり、俳句の可能性を広げています。

その他のおすすめレビュー

マジック使いさんの他のおすすめレビュー114