第16話閑話休題
夢見ヶ丘のとある学園の一角で多くの
その
ふっくらした頬と整った顔立ち、そして髪の毛一本も生えていない
「いいね、敵は多いほうが楽しめる」
圧倒的大軍にも臆することなく胸の谷間から銀色に輝く杖を取り出す、これこそが彼女の
「ようこそ
突如広がる無毛の
「これは、
「領域なんてちっぽけなモノと一緒にしないでよ、これは
それはすなわち彼女の思い描く妄想を異世界へと昇華して相手を取り込む、正に一部の
その頃ギア達は学園各地を制圧して自軍の拠点に変えていた、それと共にエネルギーの汲み上げや資源の採掘を各学園で行っていた
「
ギアの後ろから薄い緑髪をポニーテールにした少女が報告に来た
彼女の名はチカ、ガーベラ同様アンデッドゴーレムという屍を材料に生まれた
「ご苦労様ですチカ、
「異常なし、いつでも起動できるわよ」
「それは良かった、これで新たな生徒を量産出来ますね」
それは多くの
「それと、【氷結候】はどうでしたか?」
「ああ、あの子ねぇ」
含みのある眼差しをギアに向ける
「新顔にしては高階悌の魔術を操るじゃない、一体何処に潜伏していたの?」
彼女が疑問に思うのも無理はない、高位の階悌の魔術を使えるということはとても長く生きていないと説明がつかない
階悌は神秘の強さで決まる、そして神秘は古ければ古い程に強くなる、逆説的に高位の階悌の魔術を使用可能な【氷結候】もまた長く雌伏の時を過ごした古株ということになる
「さて、大方何処からか
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