第15話学園劣勢
「私はフォルテゥナ、ハインラルトの辺境騎士」
「ハインラルトってどこです?」
「ふむ、確か北欧ではなかったかな」
そう自己紹介するのは姫乃先生に似た女性、ドレスアーマーを装備して凛とした雰囲気を纏っているが、顔は姫乃先生と瓜二つである
「彼女が私に似ているので驚いているみたいですね」
「それはそうじゃろう、まあまずは安全を確保しなくてはのう」
彼女達がそんな会話をしている頃、学園各地でギア達
「数ではこっちがちいとばかり上だなぁ」
真紅の全身鎧に身を包んだ
「
廊下で懸命に指揮を取っている生徒は凪、イルカの特性を秘めた生徒で本来は研究用生徒の彼女が前線に立つのは大部分の
「ダメだ、数が違いすぎっ、きゃ」
「レイ無事か?クソ、何とか接近できればアタシのクラッシュクローで!」
メイド服を着た
「チクショウ、足先から切り刻んで
下半身のない生徒が器用に片腕で地面を這い回りながら敵に応戦する、彼女は別に負傷しているのではなく元から上半身だけの外見をもつ生徒である
「みんな伏せて、マックスファイヤー」
苦戦する
彼女の
「まだまだ、ダークアクシズ軍、アタック」
敵の総大将であるギアが更なる増援を連れて突撃して来る
「
途中ではぐれてしまった仲間を案じる大総統だったが、彼女は敵をスケートボードのように乗りこなして到着した
「ゴメンね、早く来たかったんだけど渋滞がひどくて」
突破して来た敵陣を親指で指しながら笑顔を浮かべる
「あぁ、大総統?」
しかし更にやって来た敵の増援を見てすぐに苦い表情になる
「
戦場全体に聞こえる程の大声で仲間達に撤退を促す
「私はここに残って足止めしつつ残存する
本来リーダーである大総統が残るのは問題なのだが彼女の実力を知る
「逃がすな、アターック」
次々と撤退している
「ここからは一歩も通しません、みんなどうか無事で」
振り返ることなく敵の大部隊に大総統は戦いを挑むのであった!
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