道の話【後編】

「どうぞ遠慮せず、好きなものを頼んでくださいね」

 週末の昼下がり。

 自宅最寄り駅のすぐ傍にある、小ぢんまりとしたイタリアンで、わたしと彼は向かい合っていた。


 あの夜の彼からのメッセージはこうだった。

『よかったら今度、食事でも』

 その意図するところがわからず問い返したわたしに、彼は答えた。

『トモミさん、落ち込んでるんじゃないかと思いまして。立場とか関係なく元同郷の、同中ので、励ませたらなって』

 わたしは戸惑いながらもOKした。


 休日ということもあり、彼は少しラフな服装だった。

 わたしも気取り過ぎない格好で。だけどほんの少しだけメイクに気合を入れた。

 普段はしないネックレスまで着けているのが気恥ずかしい。


 わたしたちのテーブルにそれぞれが注文したランチセットが並ぶ。わたしはホタテとアサリのクリームパスタ。彼はチキンリゾット。

 セットにはサラダとドリンクがついていて、単品で注文したマルゲリータが届くと、テーブルの上はいっぱいになった。


 食後にはデザートもあるのに頼みすぎたかなって、彼が笑う。わたしも笑った。

 他人と笑い合ったのなんていつぶりだろう。わたしたちは仕事の話も忘れて、目の前の料理をシェアしながら堪能した。


「トモミさん、趣味とかあります?」

 ブレンドコーヒーを飲みながら彼が言った。

 わたしはストローでアイスティーの氷をカラカラ鳴らしながら、一瞬言い淀む。

 趣味といえば、元々好きだった絵を、時間ができたことをきっかけにまた描き始めたのだけれど。

 そしてそれをSNSで公開しているなんて、そんな暇があったら就活に励めとか言われそう。


 わたしがはっきり返答せずにいると、彼が笑った。

「特になくても大丈夫。単に趣味とかハマっていることとかあれば、そちらの方面で仕事を選ぶのもありかと思っただけです」

 アイスティーをごくりと飲み込んだわたしは、おずおずとスマホを差し出し、実は……とSNSに投稿した絵を披露した。

「え、すごい、これトモミさんが?ああ、中学では美術部でしたっけ。けっこういいねついてる!僕この星空の作品、好きですね!すごく綺麗だ」

 彼が画面をスクロールさせながら感想を言ってくれる。

 それだけでなんだか胸がいっぱいになる。


 おかしいな。直接絵を褒められるのなんて美術部時代にさんざん経験済みなのに。

 今だって嬉しいコメントもそれなりに貰う。

 なのに、いっそチープな彼の感想だけが、皮膚の内側に浸透してくるのはなぜだろう。


「そうだ、SNSをやってるなら、次は企業の広報とかどうですか。実は弊社で契約してる団体で、こういう活動経験を重視する募集もあるんです」

 そう言って、彼が目を輝かせた。


 ああ、仕事の話に戻っちゃった。

 今日は立場なんて関係ないって言ってたくせに、真面目な彼は立場を完全に忘れるなんてできないのだ。

 そこがいいところでもあり、信頼できるところでもあるのだけれど。




 その日を境にわたしたちは時折この店で個人的に会う関係になった。

 本当に時折だし、決まって昼時だった。

 一緒に食事して、最近あった面白い出来事を彼が話してくれて、笑い合って。

 『A』で行っているWEB講座を勧めてくれたり、彼はわたしのことを親身なって考えてくれているのがわかる。

 わたしもそれに応えたいと思う。

 けれど現実は厳しくて、だからこそ、このふたりだけの時間が、わたしの心の安定を図ってくれていたのだった。




『そうなんだ。相談できる相手ができたのはいいことだけど、あんまり深入りしない方がいいかもよ。だって結局はただの担当者なんだし』

 郷里の幼馴染がチクリと忠告してくる。

 カーテンを閉ざした部屋でBGMを流しながら、わたしはモニターに向かいペンタブを動かしつつ、適当に返信した。

 

 就活は停滞したままだったけれど、そんな今だからこそわたしは、一度は諦めた夢への道を進むことを真剣に考えていた。

 それは、絵の道。

 田舎の高校生だった頃は、最低でも専門学校に行って学ばなきゃ絵の道なんて進めないって思いこんでいたけれど、今は違う。

 今はSNSやWEBがある。調べれば調べるほど、色々なところで描き手は求められていた。


 これまでは小さなスケッチブックに水彩や色鉛筆で彩色した絵をUPしていたけれど、それに加えてデジタル画も描けるようにと安価なペンタブレットとペイントソフトを購入した。


 失業保険の受給もとっくに終わり、無収入で貯金を切り崩していて、アパートの更新も控えた身としては痛い出費ではあったものの、これも先行投資だ。

 実際、買って良かったと思う。

 最近の作品はデジタルばかりで、それらの方が仕上がりが断然早く、その分更新頻度も上がる。何よりSNSでの反応が格段にいい。


 今だってBGMに混ざりスマホの通知音が絶えず聞こえてくる。先日公開した新作に対する反応だろう。

 嬉しいコメントもあれば、当然、辛辣なモノもあった。それは仕方ない。わたしはずぶの素人なんだから。

 それでもいいねの数だけは過去作と比べてもかなりのものだった。


 このまま行けば作品がバズって、どこかからお声がかかったりして……!なんて淡い期待も抱きつつ、就活と絵描きの二足の草鞋わらじ生活を満喫していた。




 そんなある日、とうとう彼がわたしの部屋を訪れることになった。彼がいつものお店に予約を入れようとすると、たまたまその日が臨時休業だということが判明したのだ。

 彼は別の機会を提案したけれど、わたしは勇気を出して、うちに来ませんかと誘った。


 そう、誘ったのだ。わたしから。

 部屋を飾り、手料理を振舞う。

 この日のために選曲したプレイリストに女の笑い声が絡み合う。

 わたしだ。

 わたしの唇からは絶えず喜びが溢れてくる。

 行動を起こせば結果はついてくる。

 願いは叶う。

 すべてがいい方向へ進んでいた。


 


『地元に戻るって選択肢もアリだと思うよ。現実問題、貯金は大丈夫なの?』

 わたしはそのメッセージを既読スルーした。

 幼馴染が訳知り顔で忠告してくる。

 実際はメッセージのやり取りなので顔なんて見えないし、もう何年も会ってすらいないのだけれど。

 だから想像の中の幼馴染は高校生のままだ。

 ダサいブレザーの制服にノーメイクの田舎の女子高生が、わたしに説教をしてくるのだ。


 自分は地元で結婚して、専業主婦に納まったからって。

 所詮は漁師の嫁だろ。遊泳禁止の海岸で昆布干しでもやってるんだろう。

 だからわたしが都会で自活しているのが羨ましいのだ。だから、心配しているふりをして、わたしを田舎に引き戻そうとするのだ。


 地元の○○市は海沿いに位置するものの、漁業の町という訳ではない。うちの実家は普通にサラリーマン家庭だった。ほとんどの友達がそうだった。

 でも稀に、幼馴染のように一族で漁業に携わっている家もある。


 彼女は常々言っていた。自分は転勤族と結婚していつかこんな町からは絶対に出て行ってやるって。漁師とは縁を切ってやるって。

 けれど高校を卒業後、地元の漁協に就職した彼女は、そこで出会った海の男と関係を持って、長い交際期間を経てそのまま結婚した。


 結婚式の招待状が届いたけれど、わたしは欠席で返事を出した。

 行けるものか。あんな事件の真っ只中で、わたしが毎日どんな思いで働いていたかも知らないで。

 その後しばらくして引っ越しハガキが届いたので、適当な祝いの品を送っておいた。

 今時、ウエディングドレスにタキシード姿の写真を使うセンスに、大いに笑わせてもらった。


 とにかくわたしは田舎に帰るつもりは毛頭なかった。今いるこの場所で、ふたたび捕まえた昔からの夢も、三十路手前で拾った恋も、両方成就させるのだ。

 あんなに特殊で辛い目に遭ったんだもの。

 神様はちゃんと見ていてくれる。

 禍福は糾える縄の如しなんでしょ。

 その一心で、わたしは今日の分の作品をUPするのだった。




「風景画ばかりじゃなくてこんなのも描けるなんて多才ですね」

「このシリーズ好きです!」

「人物ヘタクソか」

「いつもの空シリーズも見たいです」

「BBAキモ」


 作品についたコメントに返信していると、珍しくインターフォンが鳴った。

 最近はネット通販もひかえているしなんだろうと思い、ドアスコープから覗いてみると、どこかで見たような女性が立っていた。


「こんばんは、隣の者ですけど、ちょっとお聞きしたいことがありまして……」

 誰かと思えば先月隣に越して来た人だった。

 引っ越しの挨拶以来、ゴミ出しの時に見かけるくらいしか接点がなかったし、その時の彼女は今の部屋着姿と違ってきちんとした身なりだったので気づくのが遅れてしまった。

 わたしは慌てて挨拶をする。


「あの、最近、深夜に変な音楽とか聞こえてきません?うちだけかな。こちらは大丈夫ですか?てか深夜に音楽なんてかけてないですよね。そうですよね。いやちょっと気になったものですから……」


 それだけ言うと隣人は帰って行った。

 深夜に音楽?そんなの聞こえたことなんてないぞ。

 そもそも何年もこの部屋に住んでいるけれど、騒音トラブルなんてこれまで一度もなかったのに。ルールを乱す新参者でも近所に越してきたのかと思うと、ちょっと嫌な感じだ。


 わたしは気分を変えようと新しいプレイリストを流す。

 彼が好きなアーティスト縛りだ。これで彼を身近に感じながら作業ができる。

 彼は仕事が忙しいから、頻繁に会うことはできない。その分、仕事がひと段落した頃合いにお疲れ様スタンプを送っている。


 元同郷の同中のから前進したわたしたちだったが、とは言え恋愛経験の乏しいわたしには、ちょうどいい距離感が難しい。

 重すぎるのは絶対いやだが、素気なさすぎるのも違うと思う。

 社会人の恋愛の難しさを実感しつつ、手探りで進めているこの感じも、たまらなく楽しかった。




「昨日のお仕事、断ってしまったと担当の者から聞きましたが」

 日中にかかってきた彼からの電話。少しだけ責めている声音に聞こえるのは気のせいだろうか。


 昨日は久々の職場見学だった。けれど担当者は彼ではなく、わたしと同年代の女性だった。どうやら求人先のエリア毎に担当が分かれているらしい。

 わたしはてっきり、わたしの担当が彼なのだと思ったいたから、正直面食らってしまった。


 エリアで分かれていると言うことは、ノルマや成績なんてのも関係してくるのだろうか。せっかくなら彼の成績が伸びればいい。

 だから就職は彼のエリア内で決めようと思ったのが断った理由だった。


 他にも、面談に出て来た男性社員の声が大きくて強い物言いだったのが、例の事件の最中にかかってきた誹謗中傷の電話を思い出させて、心臓を握りつぶされたかのように痛んだせいもあって、悪印象だったこともある。


 だからと言ってそのまま伝えるわけにもいかず、男性が多い職場はちょっと……と、我ながら苦しい言い訳をしてしまったのだけれど。


「先方はぜひにとおっしゃってくれていたそうですが、仕方ないですね。ではまたご連絡します」

 そう言うと彼はあっさりと電話を切ってしまった。

 いつもと違う雰囲気に焦りが湧いてくる。

 何か気に障るようなことでも言ってしまっただろうか。


 いや、大丈夫だ。彼は誰よりもわたしの仕事の心配をしてくれている。

 ただそれだけだ。それに、ちゃんとまた連絡すると言ってくれた。

 とは言え、小さな不安が胸に渦巻き居た堪れなくなったわたしは、その夜そっとおやすみなさいスタンプを送った。


 朝、おはようスタンプを送りPCを起動する。

 BGMは彼が家に来た日と同じプレイリスト。

 あの日の幸せを噛みしめながら作画していると、あっという間に一日が過ぎる。

 お疲れ様スタンプ。

 おやすみなさいスタンプ。


 おはようスタンプの後ゴミ出しに行くと、一足先に出し終わったのか隣人の姿を見かけた。

 パンツスーツ姿で颯爽と駅に向かって歩いて行く。

 穿き古したジョガーパンツの自分と比べて、なんとなく胸がもやもやする。

 わたしは気分を変えるように昨日と同じBGMを流し、作画に集中した。

 お疲れさまとおやすみなさいのスタンプも忘れなかった。




「では三十分後に公園で」

 話がある――そう彼から連絡があったのは、数日後の週末だった。

 うちのアパートの傍の公園まで出向いてくれるという。

 わたしは部屋に来てくれるように誘ってみたが、彼は外がいいと言う。

 公園で待ち合わせるのも悪くない。

 まずは着替えだ。それとナチュラルに見えるメイクも。

 三十分で間に合うかな。


 なんとか身支度を整え、アパートの外階段を駆け下りたわたしの視界に白いものが掠めた。設置されている郵便受けのひとつから紙の端が飛び出していた。

 そこはわたしの部屋のもので、紙を摘まんで引き出してみる。


『入居者の皆様へ』

 それはそんな書き出しの、管理会社からのお知らせだった。

 わたしはザッと目を走らせる。

『音楽鑑賞の際は適切な音量を心掛け、また夜間はイヤホンを使用するなど近隣への配慮を――』

 いつだったか隣人が言っていたアレか。

 このアパートの入居者が犯人だったのだろうか。

 そこまで考え、わたしは郵便受けを眺める。


 部屋の数だけ並んだ小さなボックス。

 その中で、お知らせの紙が覗いているのはわたしの部屋だけだった。

 まさかと思うが、このビラが配られたのは……。

 それこそまさかだ。

 わたしは頭をひとつ振りビラを小さく折りたたみながら、公園に向かって駆け出した。


 アパートから通りを一本入ったところに猫の額ほどの公園がある。

 遊具はブランコと砂場くらいで、あとはベンチがふたつ並んでいるだけ。そこで遊んでいる子供の姿はあまり見かけたことはなく、今も、ブランコの柵に寄りかかって立つ彼の姿があるだけだった。


 わたしが彼の名を呼ぶよりも早く、彼がこちらを見る。

 小さく手を振り笑顔で駆け寄ったわたしに、けれど彼は眉根を寄せた険しい表情で「もうやめてください」と、挨拶もそこそこに吐き捨てた。


「誤解させてしまったのなら謝ります。やっぱり部屋まで行ったのは軽率でした。すみませんでした。なのでもう、仕事に関係のない連絡だとかスタンプだとかはやめてください」


 突然の彼の言葉に息を飲む。

 彼の言っている言葉の意味が解らない。


「僕から提案しておいてなんなんですが、食事会ももうやめましょう。お互いに良くないです。今後は普通に、担当とスタッフさんとして節度を持って接します。それだけ直接言っておきたくて。本当に申し訳ありませんでした」


 彼が頭を下げる。

 何が起きているのだ。

 目の前が暗くなる。


 違う、真面目な彼のことだから、立場というものに縛られているのだ。きちんと話せば理解してくれる。私の気持ちも分かってくれる。

 わたしは一歩踏み出そうとして、膝に力が入らずガクリとその場にくずおれた。


「ちょっ、大丈夫ですか?!」

 彼が手を差し伸べてくれる。

 わたしはその大きな手に支えられたまま、けれど過呼吸のように荒い息を繰り返すだけで、まともな会話もできず、ひとりで立ってもいられなかった。

「まいったな……。アパートまで歩けますか?」

 首を振るわたしは彼に抱えられるようにして公園を後にした。

 



「困ります、本当に早く部屋に入ってください」

 玄関先で彼が言う。

 わたしは彼に支えられなんとかアパートの外階段を上がり、部屋までたどり着くことができた。

 ここまで来たら後は彼と話し合うだけだ。彼の心配の種を取り除くだけ。

 だというのに彼は部屋に入ることを拒んでいた。


 けれどわたしは、彼の腕をしっかりと掴んだまま離しはしない。

「さっきの話、聞いてましたか?!こういうの本当に困るんですって!」

 どうしてここまで頑なに拒むのか。

 わたしたちは、元同郷の同中のから前進したのではなかったのか。

 誤解なんてしていない。

 わたしたちは揉み合いになる。


 どうしてこうなった。

 わたしが何をしたっていうんだ。

 仕事を辞めて以降、わたしの歯車は狂いっぱなしだ。

 いや、辞める前から狂っていた。

 それだってわたしのせいじゃないのに。


 就活はうまくいかない。

 地元には帰りたくないけれど、アパートの更新も迫っていて、身の振り方が迫られていた。

 SNSもバズるどころか酷いコメントばかりが目につくようになった。

 そんな中、彼の存在だけがわたしに未来を示してくれていた。

 彼との未来が築ければ、わたしの現状なんてあっという間に改善されるはずだったのに。

 そうだ、彼はわたしの確かな幸せなへの道、そのものだった。


「いい加減、迷惑なんだよ!」

 ひと際大きな声で彼がそう言って腕を引いたとき、ガチャリとドアの開く音がした。

「ちょっと、何騒いでるんすか」

 声のした方を見ると、隣人が迷惑そうに顔を出したところだった。

 わたしは思わず彼の手を放してしまい、「それじゃあ」と彼が踵を返す。


 追いかけるわたしの背中に、隣人が言い放った。

「あなた、いい加減にしてくださいよ。真夜中の音楽騒ぎの次はひとの家の玄関先で痴話喧嘩?!管理会社に言ったばっかりなのに勘弁してよ!」

 今はそんな文句なんて構っていられない。

 わたしは階段の中ほどで彼に追いつき、その二の腕にしがみついた。


 驚いて振り向いた彼と目が合った。

 その瞳にはわたしだけが映っている。

 彼の中のわたしは笑っている。

 離さない、絶対に。




「ちょっと、危ない――!!」




 頭上から女の短い悲鳴が降り注いだ。

 わたしは狭い階段で力いっぱい彼を抱きしめる。

 そんなわたしを振り解こうと身を捩る彼の胸に、頭ごと身を預ける。

 彼の口から驚愕の声が漏れ、わたしたちは未来へ向かって落下した。





  了

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