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悪戯好きの少年が鈴を鳴らして走っている。

その手に持っているのは白い花。


「誰かに送るのかい?」


そう問うと僕を雑にあしらった。少年は顔を赤く染めながら逃げ出すように走って消えた。

その鈴の音を街に響かせて

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