第15話 ハヤト参加・全宇宙議”VA PUバプー
ハヤトの『僕らも宇宙人だ』の発言にアカネも固まっていたが、切り返しが早い。
さすが学級委員だ。
「ハヤト、君の発想には参りました。私も宇宙人よね。正確には地球人。」
以外と素直だ。
ハヤトが即答「アカネ、その通りだ。」
僕はハヤトに「でもハヤト、僕とブラムがエーテル星人、地球外生命体でこわくないのかな?」
「ノボル、何度も言わせるな。僕も地球人で宇宙から見たら宇宙人だ。それに能力に外見に
違いがあるのは当然だ。地球上で言う個性だ。」
僕が話すより前にブラムが「すごいな、ハヤトお前、地球代表で、今度、僕らが参加する50光年に一度の全宇宙議”VA PUバプーに出ちゃえば?」
アカネが「私も行く。参加する。」
ハヤトが「それ、楽しそうだな。ノボル、ノボルも参加するんだろう?」
「そうだ。僕はエーテル星代表だ。」
ブラムがポテチを加えて「だが、問題がある。
地球着陸時にノボルは負傷して、エーテル星の記憶が次期王の記憶が欠けている。
それに地球にいるもう一人のノボルの分身、ルークを探さないといけない。3人参加が必須だ。」
アカネが「それって3人?何か意味があるの?」
ブラムが答える。「たぶん、深い意味は、無いと思うよ。単なる決まりごと。ただし、この会議には多数の星が参加する。決まりごとを破れば、空いた席に新たな星が参加するそれだけさ。」
アカネが「希望する星はみんな参加できるようにすればいいのに。」
記憶のない僕だが「それは無い。多種多様の場合、決まりごと、人数、星の数を絞ることが必須だ。会議にプレミアがつく。権力が生まれる。大事なことさ。
参加できない星は参加できるようにあらゆる手段を尽くす。
地球人も宇宙人も本当に欲しいものは、全力で
獲得したがる。」
ハヤトが「そうだな。しかし、そのVA PUバプー会議はそんなにメリットがあるのか?」
「ブラムがある。宇宙全体の莫大だデーターが手に入る。」
ハヤトは黙って腕組み。
「決めた。ノボル、バプー会議に連れて行ってくれ。僕はこの地球を僕の支配下にしたい。
地球王になるよ。」
アカネが「ハヤト、そんなマンガみたいなこと言わないの。」
僕は、ハヤトの今の言葉。『地球王になる』で僕の中の闘争心に火がついた。
記憶が戻っていないが、次期王としての闘争心。次の瞬間、僕のカラダがヒカリ出した。
『覚醒の時』
僕の脳内に誰かの声が響く。
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