必ず、共感してしまう

まあ、完全にネタバレなので、一言だけで引き込められたらと思いますよ。

哲学書に多少通じているなら、必ず自我とは何か、思考するから存在するのか、
等という議論に遭遇します。

仰々しく、知ったかぶりの言葉になりました。
ですが、この小説でやはり人生において何を優先するか、自分を形成するのは何か、
と思い出します。

昨日の昼ご飯は?小学校の先生は?あの日、テレビを見て何を思った?
いずれ忘れます。
時間は無慈悲で慈悲深いです。

必ず、共感する部分がこの小説にあります。今ではなくとも、いずれ。
つぎではなくとも忘れたと理解してしまったら。

美しい小説、読ませていただきましてありがとうございました。

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