番外編① タイヤレンチ

生産国:世界中のどこでも

使用弾薬:必要ない

装弾数:壊れない限り、好きなだけ殴れる


作中の初出:第九章 喜劇の幕が降りるとき

https://kakuyomu.jp/works/16817330648896714667/episodes/16818093074066810551




 これ自体はタイヤを留めるホイールナットやハブボルドを外すための、ただの工具です


 しかし工具を用いた暴力・犯罪は古今東西で行われています


【武器としての工具】

 鈍器は銃や刃物に比べると殺すための武器としては少し劣る印象はありますが、痛めつけるのには非常に手頃な武器であるとも言えます


 屋内なら花瓶でも灰皿、屋外なら石など、重さがあって手に掴める物はそこらじゅうにあります


 それらに比べると工具類はどこでもゴロゴロ転がっている物ではありませんが、タイヤレンチは車に乗っていれば、まずトランクなどにあるでしょう

 パンクした際にスペアタイヤと交換するのに使ってもらうため、自動車会社が備え付けておいてあるはずです


 そして何より、棒状の鈍器は石や花瓶よりも人を殴りやすい


【作中の描写】

 ツケの支払いを溜め、更に愛車を壊して逃げようとしたハリウッドスターを痛めつけるのにダーダンが使用しました


 ダーダンはベスニクのような筋骨隆々の大男ではありません。年相応に身体にガタが来てる平均的な中高年男性で、かつ平均を遥かに超えた肥満です


 しかし彼もまた暴力を振るい慣れている人間であることは、読めばわかるでしょう


 特に暴力をビジネスとして行使するうまさは、若干“やりすぎ”てしまう悪癖があるベスニクより洗練されているかもしれません

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自作に登場する銃器の解説コーナー バカモン @bakamon

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