第5話 邪悪な守護者
※ このエピソードには暴力的な描写が含まれておりますので、苦手な方や不快に感じる方は、ご注意ください。
理人が豹変し、自らの内側に宿る
『どうやら緊急事態のようだし、
自ら乗り移る潜在を理人に宣言すると同時に、アルヴィンは
黒髪のヴァンロードは即座に反応し、
空気を切り裂くような音を立てて、黒髪のヴァンロードの左手から発射されたプラズマ弾が、まるで光の矢のようにアルヴィンに向かって飛んで来る。その弾丸は激しい閃光を放ちながら、ほとんど目にも止まらぬ速さで進行してきたが、間髪を入れず、アルヴィンは
「ラビ、油断するな!」
と、黒髪のヴァンロードが力強く叫ぶ。その声は戦場の
「くそっ‼︎ なんてざまだ!タリム、
ラビの右腕はすでに戦いの中で失われていたが、生き残った左腕の手の
「それにしても…『あんたたちも人間なんだろ?だったら戦う必要はない。話し合うこともできるはずだ。』と30分前に迫っていた人間がなせる技とは思えんな…」
タリムが静かながらも鋭い口調で言い放つと、ラビは警戒心をより一層強め、
一方、ミヤビは
「お前は一体誰なんだ?」
理人を
『我が名はアルヴィン。一つの星に留まり、利益を貪りつづける者たちに裁きを下す異世界からの使者だ。』
(注釈)
*
**LINX: ラビのメンターAI。戦場での状況をリアルタイムで分析し、冷静かつ計算高い戦略的な指示を提供する。プライドが高いラビにとっては、戦闘での勝利を確実にするための重要なサポート役である。
** BEARTRIX: タリムのメンターAI。タリムの冷静で
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