第49話マラソン大会
冬休みが終わると、毎年私が一番苦手にしているマラソン大会が行われる。毎日運動場に出て、練習をするのであるが、長距離走が苦手な私は、マラソン大会に関してはいつも最後から数えた方が早いくらいの成績であった。マラソン大会は学校から歩いて30分くらいのところで行われるのであるが、歩いていくだけで正直疲れるような感じがした。高学年は確か2キロを走るのではなかったかと思う。
スターターの先生が
「位置について」
と号令をかけて、パーンと言うピストルの会津とともに一斉に走り出して、最初は私も集団の中にいるのであるが、だんだんと遅れ始めて、先頭との差が開いていく。私がゴールしたときは、すでに大勢のクラスメイトが休んでいるところであった。そして、長距離を走って疲れたうえに、また学校まで歩いて帰らなければならないというおまけまでついてくる。学校に着いた黒には、バタンキュー状態であった。
マラソン大会が終わって、疲れて帰宅した後、歩くとだんだん筋肉痛がひどくなってきた。父か仕事から帰ってくると、筋肉痛で痛む足をマッサージしてもらった。父はマッサージがとてもうまく、ツボがどこにあるのかよく知っていて、マッサージしてもらうと実に気持ちいい。
マッサージをしてもらって幾分痛みが引いたところで夕食。そのあとはぬるめのお風呂に使ったのであるが、疲れた体に温かいお風呂は最高である。
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