第5話


次から次へと巻き起こる問題、障害、苦情の雨あられの中、不精ぶしょうヒゲが生えた顔を突き合わせて、コウタ(仮名)含む”助っ人チーム”またの名を”ドナドナ傭兵部隊”は缶コーヒーを飲みながら、しばしの休息をとっていた。


彼らは缶に張り付いたシールを指先ではがし、シールの裏に書き込まれた文章を、それぞれ読み上げた。

 

『覚悟を決めよう』

 

『上司に甘えてみよう』

 

『たまには休もう』

 

職場に乾いた笑いが響いた・・・。


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