まだ終わっても無い、前を見れば無数の道が広がっている
- ★★★ Excellent!!!
2020年代初頭に猛威を振るい、世界各国、日本国内の人々のいつもの生活に影を落としたコロナ禍。それをテーマにしたリアルであの頃を思い出す精巧なコロナ禍文学作品です。
主人公のあかりは世界を飛び回り写真を撮る夢がありましたが、緊急事態宣言でやりたいこともできずに絶望に包まれます。
夢をとるか、現実を見るか。その二択に加えて先の見えない世の中。
悩みながらもあかりは様々な人と会い、成長してまた前を向こうとします。
読後感はスッキリして眩しさを感じる素敵な作品です。
是非とも一気読みしてもらいたい重厚な純文学作品です。良い作品を読めて感激です!