幕間その三:魔術レッスン②
第二回魔術レッスン、今回のお題は「魔力」です。
魔力とは生物が体内に溜め込んでおける「魔素」の事を指します。ちなみに「魔力」の正式名称は「魔素力」です。
例えばA君の魔力が10だとします。彼が魔術を使った場合、大気中の魔素から魔術が構築されるのではなく、一度体内にある魔素を消費します。低級魔術を仮にコスト1だとすると、彼は体内にある「魔素」、すなわち「魔力」から1差し引かれ、魔術を出します。この消費した魔力は時間と共に回復していくので心配なく。
魔素→体内(魔力)→意思→魔術発動
魔力が多ければ多いほど戦闘時には有利になります。ただし気をつけなければならないのが、体内の魔力を使い切った状態で魔術を発動させると、一度二度なら問題はありませんが、使い過ぎると肺が焼けます。これは急速に魔素を取り込んだことによる拒絶反応だとグラニト先生の論文にて提唱されてる説です。
龍王種などは魔力を無尽蔵に有しており、その構造は不明です。龍王種以外にも悪魔や天使なども無尽蔵です。一説においては、この世界の適応者だから無尽蔵だと言われています、実際に龍王種は旧世界の書物では絶滅を仄めかす文章が見つかっており、この説を後押ししてます。旧世界の書物は海神教の神聖なる書物として今では閲覧制限が掛かってしまってますが、それはまた別の話し。
魔法と魔術の存在する世界で 不細工マスク @Akai_Riko
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