幕間その二:魔術レッスン①

魔術レッスンの記念すべき第一回!今回話していくのは「魔術同士の組み合わせ」です!


そもそも魔術とは何か?

魔術とは大気中に存在する微小の粒子、魔素から構築される事情現象です。魔素単体ではなんの変化はしませんが、魔力を持つ生物の意思が介入することによって様々な魔術へとなります。

魔素→意思→魔術

という感じです。


魔法は少し性質が異なり、魔法の場合は魔力が無い者でも使用できます。この場合、低級の魔術なら触媒なしに使えますが中級からはある程度の物が必要となります。それに加えて、魔法は必ずしも魔法陣を描かなければなりません。この魔法陣が魔力としての役割を果たしています。

魔素→魔法陣→魔法

という感じです。


魔法と魔術、どちらにも利点はありますが、魔道騎士は主に魔術を使います。これは下準備無しで行えるのと、武器を持った状態での戦闘に有利だからです。魔法は膨大な魔素を消費する場合に特化してます。あとは魔性武器と呼ばれる特殊な武器の製作に用いられます。



では本題に移りましょう。


魔術同士の組み合わせ、これは一般魔道士から見れば相当難易度が高いです。魔術を使うにはまず意思、つまりイメージが不可欠です。同時に二つのものをイメージし、それを融合することをイメージし続けるには時間と集中力が大いに入ります。特にフォルネが行った『ファイア』と『ウィンズ』の組み合わせは、常に水が火を消さないように風で吹き飛ばし続ける、という芸当だったんです。これは位置関係もハッキリとしてないとまず成功しません。イメージ的には、右手で上下に動かしながら左手で左右に動かす運動と同じですね。これを踏まえて、魔術同士の組み合わせは難易度が高いのです。これを平然とやってのけるフォルネ、恐ろしい… っとマッカーティは思うのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る