第154話 予選3回戦

春高予選3回戦の相手は八王子みなみ野高校。


つまり選抜で一緒だった山田の学校だ。


少なくとも俺と夕凪のプレイスタイルは研究されてるだろうから、どうやって戦うかなんだよな。


俺と夕凪を学習したということは、俺と夕凪も山田を学習している。


見た感じの弱点を挙げていき、勝負に臨む。


そして安っぽい電子音が鳴り、試合開始。


サーブ権は相手からのスタートとなる。


今回のスターティングメンバーはウィングスパイカーが俺と夕凪、そしてまた北野が登場。セッター甲斐、ミドルブロッカー宇賀神と御手洗、リベロ八尾という初戦と同じメンバー。


山田は前衛レフトで俺は前衛ライト。


つまり俺の場所に山田がいるスタートとなった。


相手のサーブを八尾がしっかりと受け、セッター甲斐が宇賀神に高いパスを渡す。


高いパスが落ちてくるタイミングで宇賀神の後ろにいた夕凪のバックアタックが炸裂...


かに思えたが山田にブロックされ、なんとか八尾が拾った。


そしてクイックパスが渡った俺のスパイクで相手のブロック3枚を抜いて1点を奪い取った。


結構苦しくなりそうだな...

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